先日テレビをつけると、岡田准一さんが司会(なのかな?)をつとめる番組を放映中。
一流の武道家たちが技について語ったり、披露したり。
思わず見入ってしまいました。
空手家、弓道家、居合、そして元K1世界チャンピオン魔裟斗さん。
失礼ながら魔裟斗さんしかお名前存じ上げなかった。
いわゆる「達人」と呼ばれる方たち、演武も凄い!
そんな方たちのお話で皆さん共通しておっしゃるのが「無駄な力を入れない」ということ。
たとえば弓を支える指は握りしめてはダメで、ふわりとゆびをまとめるように、とか。
次元は違いますが、歌うとき、声を出すとき、ピアノを弾くとき、まず心がけることは無駄な力を抜くこと。
発声をするとき、そのために息を吸うとき、いかに無駄な力を抜いて必要なところだけ力を入れるか、はいつも意識すること。
自分でも、人に教える時もこれは同じです。
音楽と武道、何のつながりもなさそうだけど、根本に同じものがあるんだな、と感動。
そういえばもうずいぶん前の事ですが、これもテレビで「100m走るのに生卵を持つのと持たないのとどちらが早く走れるか?」という実験を見たことがあるのを思い出しました。
ご想像の通り生卵をつぶさないように手に力を入れないほうが早く走れていたんです。
必要なところに力を入れるために、不必要な力を入れる抜く。
大切なことですね。
チカラのバランス、上手に付き合っていきたいですね。
※写真は「みんなのフォトギャラリー」から転用させていただきました。