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2023春ぷよ学会まとめ5


2023春ぷよ学会まとめ

こんにちは。ぷよ学会主催者あやさです。
これは、5/21(日)に行われた2023春ぷよ学会について振り返るための記事です。
ぷよ学会Youtubeアーカイブ↓

学会に参加した方、ご覧になった方、見られなかった方、今ぷよ学会について知ったという方。
大歓迎ですのでぜひ質問なり意見なりコメントを置いて行っていただけると嬉しいです。(ツイートしていただいても嬉しいです。笑)

本記事では5人目すのーさんの振り返りをします。
他の発表者もまとめを作るのでぜひご覧ください☆
すのーさんのTwitter ↓

5. すのー 中級者が考えるセカンド概論

ぷよぷよの試合において存在する「セカンド」は定型とならず苦戦する方も多いはず。セカンドを構築するための注目pointはここだ!!!!

発表スライド

セカンド構築の参考になればと思います。
定義付けからしていきます。セカンドとは、何もない盤面から連鎖を構築し打った後に、また連鎖を構築して発火するものを言います。特徴としては、最初からいくつかぷよがあることや、事実上制限時間があることなどです。そんな特殊な条件での連鎖を考え、考え方をまとめてみました。
よく言われていることとして2つあるかと思います。それは、ちぎりを少なくすることと、高めに積むことです。どちらも、たくさんぷよをツモって連鎖を構築していくことに重きを置いているかと思います。
それ以外に、私個人としておすすめしないない行動があるためご紹介いたします。
一つ目は、横に頭のばしすることです。個人的にあまりお勧めしないです。横に伸ばすと、先ほど話したような「高さ」が稼げません。つまりたくさんぷよをツモることができません。また、多少ちぎりに意識が向いてしまう可能性もあります。
また、連結を増やすこともあまりお勧めしないです。なぜかというと、飽和がシンプルに減ってしまいます。連鎖の最後が連結になることは構いませんが、途中が連結になっていても点数は伸びません。少しでも飽和を上げたいセカンドでは、非推奨です。
また、暴発リスクが上がってしまうことも理由として挙げられます。4連結だと消える形はある程度決まっていますが、5連結になるといろんな形で消えるものとなります。意図しない形で消えてしまうことは避けたい。特に潜り込み連鎖の場合、途中でぷよを巻き込み連鎖が入らない形となるリスクがあります。
次に、セカンド分類についてお話し致します。私は3種類あると思っていて、一つ目はカウンターです。右または左に高く積み、おじゃまを受けてから発火を狙う組み方です。おじゃまを受けるところまであるため、時間的猶予が少しだけ緩いです。最大で30個分おじゃまの量が負けていても、相手に返すことが出来ることも特徴です。
お見せしている連鎖ですが、横のQRコードを読み取ると消え方を確認することが出来ます。
第一期おいうリーグのS級でよく見られました。
二つ目は頭のばしです。どんどん付け足していく連鎖です。できれば上へ伸ばしていきたいです。お見せしているのは、黄色赤紫..と消えていく連鎖ですね。
ざいろさんが東京ゲームショウで披露された「セカンド11連鎖」が分かりやすい例として挙げられるかと思います。
3つ目は連鎖尾伸ばしです。個人的におすすめです。発火点を固定して、後ろへ伸ばしていくスタイルです。中央の黄色で発火することを決めて伸ばしていきます。
セカンド分類ですが、頭のばし連鎖尾のばし複合ももちろんあると思っていまして、むしろ多いかと思います。組みやすいのは連鎖尾のばし主軸で、特に潜り込みの連鎖を多用するとよいかなとお勧めします。
構築例として参考にしていただければと思います。ぷよが散らばっていた段階から、中央にぷよを置き連鎖の種を作りました。右側が潜り込みの連鎖になっています。
こちらは、中央にぷよを積んでいく例です。中央の紫から消します。3~6列目で青が横一列になって消えます。その後紫が消えて、セパレートがとけて,,,いい感じの連鎖になります。
結論としては、連鎖尾をたくさん練習して、特に潜り込みをアドリブで組めるようになることが大切です。セカンド力にも繋がるしファーストの火力にも繋がるためお勧めしております。ご清聴ありがとうございました。

感想コメント

高さを稼げるとツモスピードが上がるのですか?マル
マルのほうの黄色すごいな(スライド6枚目↓の右の図)

ざいろさんのセカンド11連鎖すごかったですねー
デアリスとか斉藤さんが潜り込み代表ですね
斉藤スペシャルも潜り込みの一種として考えられます。
↑この練習もセカンド上達に直結しそうですね
連鎖尾を練習するというのも、うまい人の連鎖を見て練習するのがいいのですかね!

質問コメント

Q. おいうS級リーグでまはーらさんとかがやっていた、縦3列だけで積んでいくセカンドの組み方を教えてください!!
→A. 思考そのものをトレースすることはできないので具体的には言えないんですけども、まはーらさんも潜り込みのセカンドを主軸に置いていたので、「ここ消えたらセパレートされているこれが消えて..」を見ていくと、つかめるかと思います。セカンドはやり方が多くあるかと思いますが、ある程度パターン化されているのは潜り込みかと思います。
Q. 雪崩みたいな連鎖尾の時に、下から3.3.4.1.1と重なって真ん中から消えていく(伝われ)連鎖も、潜り込みですか?
→A. 少し難しいですが…1.2.1の4ぷよ塊ですと、間や上にぷよが置かれていてセパレートされた状態にあるんです。そのぷよも他のぷよをセパレートしている状態です。
[学会後さらに回答いただきました!ありがとうございます!]
↓雪崩みたいな連鎖尾となるこの下の図のような形は、正確には決まっていないかもしれませんが、潜り込みというよりは雪崩+鶴亀の印象です。

↓下図のような1,2,1の消え方は消える前の状態で次に消えるぷよをセパレートできます。

↓さらに、セパレートされてるぷよも別のぷよをセパレートしていて・・・みたいなのが潜り込みの基本的な考え方です。

Q. 「すのーのセカンド構築例①」スライドだと、5列目1段目緑があって、むしろその緑があることで最後回収する形となる…ということですか?
→A. そうですね!青緑紫あたりが潜り込みに該当しています。

このスライドですね

発表者のコメント

【すのーさん本人より】
今回も学会を楽しめました、ありがとうございました! 今回も前回みたいなデータとか数字とかを元にした研究をしたかったのですが、候補に考えてた題材が大したことなかったので結果として「中級者なりのセカンド講座」みたいになってしまった背景があります 次回はデータをしっかり考察した研究をしたいです!

あやさのコメント

この5つめの場合、「最後に残るのは4列目赤赤6列目青赤」です。なので、5列目に青赤を置くと連鎖尾に赤が付け足せる。さらにその上に青2つ乗せると連鎖尾に青が付け足せる。こういうことなんですね。
ということは、潜り込みの連鎖をするときは多少下の方に「消えないと思われていたぷよ」があるべきということですか?!そうですよね!!「これは消えないだろう」ぷよが下にあるから、きれいに消えたときにそのぷよだけが残る。つまり、潜り込みのいいところは連鎖を順番に組むのではなくいろんなぷよが連鎖の種として生きることなのではなかろうか。うーん。

すのーさんは2023冬ぷよ学会に引き続き2回目の発表でした!いつもありがとうございますm(__)m。ぷよぷよの考え方は人それぞれではありますが、やはりこうして抽象化されることで見えてくることも多くあるかと思います。また、過去の大会の話を具体的に挙げてくれましたが、そういうところからぷよらーたちとお話をすることもかなり楽しさとなる未来が見えます。

セカンド練習しましょう!すのーさん、ありがとうございました!!


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