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実績0 練習0の男がGP優勝してしまった話


始めに

皆様、今回はこちらの記事を読んでいただきありがとうございます。
人生初めてのnoteになりますので、読みづらい部分もあるかとは思いますが、最後までお付き合いいただければと思います。

このnoteの執筆自体はGP優勝後に進めていたのですが、上手く文章をまとめられず放置してました。

そんな中、今回のアドカレの企画を知り、俺もいい加減言語化する癖つけなきゃなあなんて思い、再び筆を取った次第です。
その他の記事は下記リンクから飛べます。
かなり中身の濃い記事ばかりですので是非。

それではタイトルの通り、優勝してしまった当時を振り返りつつ、
手応えがないまま実績を残す事の弊害を書いていこうと思います。

上記を中心として記事を書こうと思います。
試合の振り返りに関しては、1年半前に書いた当時の文章がそのまま残ってたので
そのまま公開します。

GP優勝当日を思い返してみて

今も思うと優勝したのが不思議でなりません。
どんだけ運いいんだ俺と。

嘘みたいな話ですが、私は超越というデッキタイプをあのGPでの
2日間以外フリーでも回した事がございません。

あの時の私の優勝は偶然が上手く重なった結果だと考えています。
もちろん、1試合1試合丁寧にプレイしたつもりではありますが、GPそのものに対する向き合い方が当時の私と皆様で違っている部分も多いと思います。

GP出場にあたって

ところで、皆様はGPに何を求めていらっしゃるでしょうか。
「勝って優勝したい!」という方がいらっしゃるのは勿論の事、JCSの権利獲得や景品であるPRカードの獲得を目的にされている方もたくさんいらっしゃると思います。
どれも全て素晴らしいと思いますし、私も上記のような目的を持っていないかと言われたら嘘になります。
優勝したら素直に嬉しいですし、PRカードの獲得時の興奮は何物にも代えがたいです。

様々な思いがある中、私はただ単純に
GPというイベントそのものが楽しいから毎回参加をしています。
勿論、本戦負けたら悔しいですし、day2に行けず、辛かった回もありました。
しかし、それよりもエボルブを通して出来た友人達と戦ったり、感想を言い合ったり、イベント後にみんなで美味い飯を食っている時間がめちゃくちゃ幸せで楽しいです。

つらつらと講釈垂れましたが、結局何が言いたいのかと言うと、
基本的に「本戦は負けてもしょうがない」というスタンスで臨んでいたという事です。
GPに参加出来ている事自体が幸せなので、本戦に対する思いが他の方よりも少なく、あまり気負わずに参加出来ていたというのは間違いないです。
インタビューでも話させていただいたのですが、昨年の4月から社会人になり、エボルブに触れる時間は以前の半分以下になりました。
その為、回を重ねるごとに上記の思いは強くなり、GPへの「お祭り」認識はより強固なものになっていきました。

デッキ選択について

見返しやすいように、使用デッキを改めて載せておきます。

40枚です


本戦について

私ごときの気持ちなどどうでもいいと思っている方も大変多くいらっしゃる段階かと思いますが、上記のスタンスは本戦(特にday2後半と決勝トーナメント)においてかなり重要にだったと思います。
それを踏まえた上で戦績をお話しさせていただきます。

X(旧Twitter)にも同様の写真を載せています

先攻7後攻12と後攻率は高く、ダイス運はかなりよかったです。
負けたクール2戦は1コス除去や鬼呼び・エンチャンターが引けずで、いわゆる持ち物検査失敗という形です。

他17戦はかなり質の良いハンドだったと思います。
私の記憶している限り、手札事故は1戦も起こりませんでした。
(ここも非常に運が良いですね。GP当日は気づけませんでしたが)
対面の動きが鈍く、そのまま勝ってしまう試合もあったので、恵まれていたなあと思います。
(超越自体は他のアーキタイプに比べて事故りにくいとは思います。)

では、もう少し具体的に試合を振り返りたいと思います。
(全ては無理なので、一部ピックアップします。)

  • 6戦目 ハンデスナイトメア

  • 10戦目 コントロールナイトメア

  • 16戦目 超越(ミラー)

  • 準決勝 コンボデレ(えんがわさん)

6戦目 ハンデスナイトメア

先攻な上に対面のハンデス要素が多めで、ハンドを抱えながらのゲームメイクは無理であると早期に判断し、カードを出し惜しみせず、鬼呼び等で面を展開し、山上からリーサルを捲るプランにしました。

この時点で5−0していたので、自分の中にはなんとなく「そろそろ負けるだろう」といった気持ちがありました。負けるなら後悔しない負け方をしようと思い、序盤から試合終了まで自身で組み立てたゲームプランを貫きました。

結果、処刑人でピーピングハンデスされた返しのターンのトップで引いたクオンで試合を決めることが出来ました。
勿論、運は良いですが、序盤に組み立てたプランが無ければそのトップクオンでも勝つ事は出来ていなかったので、一貫性のあるプレイングが出来ていたと自負しています。

10戦目 コントロールナイトメア

こちらの試合も先手になってしまい、落ち込んでいたが運良くペンギン道筋とリソースが繋がり、ハンデスどんと来い!と身構えていたところ特にハンデスされる事なく後攻3Tまで試合が進みました。
どこかキナ臭いと思い、一度深呼吸をし、自身が迎えたくない最悪の負け方を考えました。

それはギンセツ連打による面圧による敗北です。
逆にコンメアに対してはこれ以外の負け筋がわからず、とりあえずギンセツ連打にも耐えうるハンドの切り方をしようと決めました。

その後、後攻5TでPPを使わずにターンエンド宣言をした対面をみて、ギンセツ連打が来ることをほぼ確信しました。
結果、ギンセツは6T、7T、8Tと毎ターン投げられ(7、8は死の祝福による蘇生)、9Tにはイスラフィールも飛んできました。
以下、ギンセツ処理の詳細です。

  • 6T:エンチャンターや小型除去の組み合わせ(詳細覚えていません。すみません)

  • 7T:エンドクイック魔弾+大紅蓮

  • 8T:前ターンに展開していたクララクオン形代天后守護の処理

とまあなんとかやり過ごすことが出来ました。(内容間違っていたらすみません)

16戦目 ミラー

こちらもまた先攻。が、2T使役、3Tペンギンと序盤からテンポを取ることが出来た。しかし対面も鬼呼びエンチャンターに道筋を挟み、互いに墓地の溜まり方は一緒の展開が続いた。
その後、迎えた8T。こちらの体力は18。返しでクオンクオン超越されたら負けだったため、マーリン進化精神統一でライフを21まで持っていった。この時点で相手はマーリンと宣告をそれぞれ2枚づつ使用していたため、ハンド7枚のうちにクオンクオン超越マーリン3枚目がないことを祈り、ターンエンド。
案の定、持っていなかったので返しのターンにクオンクオン超越して勝ち。
(負けてもオポでファイナリストにはなれてたぽいです。)

準決勝 コンボデレ

2日間で一番きつかったです。
試合内容を話すととても長くなるので割愛しますが、渋谷凛持たれてたら負け、持ってなかったら勝ちという状況でした。
この試合はえんがわさん側の手札事故にかなり救われた部分がありました。
もう一回やったら多分負けますし、5戦やって勝ち越せる自信もありません。
本当に運に救われました。

以上、4試合ピックアップしましたが、どの試合も「お祈り」の要素が強く、ターン返ってきたら勝ちという状況でした。その中で今回はたまたま全ての試合でターンが返ってきた為、優勝することが出来たと考えています。

このような所謂、割り切りプレイは大型大会で勝ち切るには非常に重要な要素だと思います。しかし、GPに向け事前準備を行い、たくさんの時間を使っていると「下手なプレイして負けるより、、、」といった感情が少なからず働くと思います。これは当然だと思いますし、徹底的に裏目や負け筋を無くす、このような勝ち方が理想であると思います。

ただ、私はここまで勝てているだけで上出来な上に、「負けてもいい」というスタンスでしたので、このような割り切りの択を他の選手よりも取りやすかったのではないかと思っています。

要するに、私は他の方よりも練度が高かったから勝てたのではなく、他の方よりも割り切りのプレイをしやすい精神状態であり、それがたまたま功を奏し、優勝することが出来たと考えているわけです。

GP全体を振り返って

偉そうな事を言うと、全体を通して大きなプレミはなかったと思います。(気づいていないだけかもしれませんが)
あとは横浜住みですが、海浜幕張から12分の所の蘇我駅にあるビジネスホテルを取り睡眠時間を確保したり、3、4試合に一回はラムネを4、5粒舐めたりして集中力を切らさないようにしたりと細かい部分で体をケアしていました。

練習0で優勝した事の弊害

「負けてもいいや」という無敵の人スタンス、たまたま予約したホテル等々、
あの時の優勝は本当に色々絡んでたなあと。
要するに再現性がないわけです。
もう1回、当時と同じ勝ち方してと言われてもまあ無理なわけで。

記事の序盤に「GPはお祭り感覚」と書きましたが、
正直今は「勝ちたい」気持ちがめちゃ強いです。


ヘルカイザー亮 マジでカッコいい

ただ今の私は「勝ち方がわからなくなってきてしまっている・悩んでしまっている
というの悩みを抱えています。

変な成功体験を積んでしまったことで、多少のプライドは生まれたものの、
まともな勝ち方をしていない為、勝ち続けられない悲しきモンスターが生まれてしまったのです。

俺丸藤亮の事どんだけ好きなん?


何が言いたいかというと、
正しい努力をして勝つことがとても大事だということです。

偉そうな発言で大変恐縮ですが、ここ3,4ヶ月は特にそう思います。
JCS2025の出場メンバーを見ると余計にです。
今までたくさん練習してきている人たちがここにきて続々と花開いている印象です。

最後に

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
noteって書くの本当に大変なんですね。

正直、JCSベスト8の事とか他の事も色々と書こうと頭の中では構想していたのですが、なかなか筆が進まず…
普段からnoteを始めた執筆活動してる人、本当に凄いと思います。

面白いnote書けたかかなり不安ですが…
皆様の為になったのなら何よりです。
ではまたどこかで…

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