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結婚とは、嫁が旦那を所有することである【自閉症男子が苦しむ女性優遇社会】

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1. 花婿の夢を叶えないかもしれない式場さがし

次の写真は「ハナユメ」という結婚式場紹介サイトのホームページをスクリーンショットしたものである。

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ホームページを閲覧したときぱっと目に入るのはウェディングドレス姿の女性2人。そして中央には「花嫁の夢を叶える式場さがし」と書いてある。
男性はページをスクロールしたときに小さく映っているだけだった。
この性差があまりにも不自然で気持ち悪かったため、注意深く見てはいないが、ざっと見た限り「婿」「旦那」という言葉はホームページ上には見当たらなかった。

 同性婚や性的マイノリティといった理由でない限り、
結婚式というのは本来2人の女性と男性が結ばれるための儀式のはずだ。
2人の関係は対等であるはずだし、(性癖など何らかの理由があって、双方に明確な同意がない限りは)そうあるべきである。
そんな中、このサイトは女性だけが主導権を握ってあれこれ決めることを想定している。きっと男性の権利など、「女性が一方的に決めたことを黙って受け入れること」くらいにしか思っていないのだ。男性は女性に従うことが大大大前提なのだ
本来の結婚や結婚式のあり方を忘れ、女性至上主義ともいえるような考え方に陥ってしまった結婚式場紹介サイトに、最高の結婚式を提供することができるとは僕には思えない。

2. 旦那とは妻の奴隷である

このサイトの本音は、「結婚とは、女性がするもの」とかだろう。(暴言1)
最悪、「結婚とは、女性が男性を購入すること」と思っていたとしても今更驚かない。
ほとんどすべて女性のことしか考えず、男性を無視しているにもかかわらず、大きく「あなたらしくは、叶えられる」と書いているのだ。
ここで言っている「あなた」とは専ら女性のことであり、
結婚することで女性の所持品に成り下がる男性のことなど、これっぽっちも考えていないのだ。

ところで、ここまで露骨に男性を軽視するサイトが存在して、なおかつそれが今の今まで誰からも非難されることが無かったのはなぜだろうか。僕が思うに、それは世間に蔓延る「旦那は嫁の所有物」という考え方によるものだ。
一般女性と芸人(ナインティナイン)の岡村隆史氏が結婚したとき、既婚者芸人である「中川家」の剛は次のように「結婚生活へのアドバイス」(暴言2)をした。

「奥さんが100悪くてもゼロにしなだめですね。『そんなことはないやろ』は絶対だめ」
(引用元へはこちらをクリック)

今年最大級のお笑いイベント「DAIBAKUSHOW2020」の発表会にて述べられたこの「妻ファースト」発言。
本来ならば暴言2は「男性差別」、「男性へのDVを助長する問題発言」としてバッシングを受けるべきなのだ。
「相手が悪くてもそれを『ゼロにしなだめ』」なんてのは、もはや上下関係である。いや、それ以上に過酷な関係だ。
会社で例えるなら、部下は表面上は上司に逆らえないだろうが、それでも心の中までは制限できない。
これに対して旦那は、嫁に対して逆らえないだけでなく、
それを不快に思うことすらそもそもに許されないのだ。ゼロにするというのはそういうことだ。
このような「性別を理由とした暴力」と言わざるを得ないような表現が、誰からも非難されず、それどころかニュースサイトやテレビ番組でも紹介されているのが現実なのだ。
もはや日本では、結婚した男性など、女性の奴隷なのだ。旦那は嫁に対して忠誠を誓い、財布だけでなく心や尊厳までをも支配されるのだ。

 いざ以上のように文面にまとめると、新手の成人向けコンテンツと錯覚するくらい異常で残酷な事態なのだが、普段私たちはこの狂気の女性至上主義社会に慣れてしまっているのだ。
女性にとっては男性を支配することが、男性にとっては女性に支配されることが日常なのだ。
だからこそ女性差別という名の『女性への不敬罪』には敏感な割に、男性差別にはどこまでも疎い。したがって、「ハナユメ」に潜むジェンダーギャップに気が付き、声を上げることのできる人は皆無なのではないだろうか。

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