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0156 リー・タマホリ監督『007 ダイ・アナザー・デイ』聖地巡礼

2005年10月9日(日)に中華人民共和国香港特別行政区の香港で、2024年8月9日(金)と1日空けた11日(日)と同年9月21日(土)にイングランドのロンドンでリー・タマホリ監督『007 ダイ・アナザー・デイ』(Die Another Day)の聖地巡礼をしてきました。

当作品は007シリーズの20作目。北朝鮮が仮想敵国としてクローズアップされた5代目ボンドのピアース・ブロスナンの4作目にして最終作です。

という訳で今回のロケ地は(キューバのハバナのつもりのスペイン(アンダルシア州カディス)、氷上撮影のメッカとなったアイスランド、(オープニングの北朝鮮へサーフィン侵入する)米国ハワイ州マウイ島にノルウェイ。

製作40周年かつシリーズ第20作目の記念作では(諜報員である以上しばしば敵側に捕捉される)ボンドがかなりの長期に亘って北朝鮮に拘束され、且つシリーズ唯一の捕虜(スパイ)交換に至るというシリアスな一篇。

ジェームズ・ボンド(演:ピアーズ・ブロスナン)は、北朝鮮のタン・サン・ムーン大佐(演:ウィル・ユン・リー)暗殺任務に就き朝鮮半島に潜入する。しかし北側に捕まり、監禁、拷問に耐える日々が続く。14ヶ月後、ボンドは南側で捕虜となっていたムーン大佐の腹心タン・リン・ザオ(演:リック・ユーン)との交換によりようやく自由の身となった。しかしM(演:ジュディ・デンチ)はボンドが拷問で機密情報を漏らしたと疑い、00(ダブルオー)ナンバーを剥奪したうえ香港に停泊中のイギリス工作船内に拘束してしまう。ボンドは自らの疑いを晴らすため脱出すると、鍵を握る男ザオを追ってキューバへと向かう。ザオを追跡することによって、ボンドは、経歴が謎ながらナイト爵位を与えられたダイヤモンド王グスタフ・グレーブス(演:トビー・スティーブンス)に辿り着く。グレーブスの隠された驚くべき正体とその恐るべき征服計画とはいったい何なのか…?

という訳で、まずはボンドが幽閉先から脱出後の香港。映画本篇画像と聖地巡礼画像の目印となるランドマークの高層ビルはの香港島の金鐘  Admiralty に聳え立つ中銀大廈 Bank of China Tower。
中銀大廈 (香港) - 维基百科,自由的百科全书
なお、当作品で、香港は正式なロケ地とされていないので、香港の夜景のフッテージをステージの背景に投射してのセット撮影なのかな?

映画本篇画像の左端のピアーズ・ブロスナンの背と同じ高さくらいの建築物が中銀大廈
聖地巡礼画像の私の左肩右上の目印となる建築物が中銀大廈

そして製作40周年かつシリーズ第20作目の記念作では遂にバッキンガム宮殿が登場!経歴が謎だらけのダイヤモンド王グスタフ・グレーブスがパラシュートでバッキンガム宮殿 Buckingham Palace とヴィクトリア女王記念碑 Queen Victoria Memorial の間に降り立ちます。
Buckingham Palace - Wikipedia
Royal Residences: Buckingham Palace | The Royal Family
Victoria Memorial, London - Wikipedia

更にビッグ・ベンを背景にウエストミンスター橋テムズ川南岸の袂に
Big Ben - Wikipedia
Westminster Bridge - Wikipedia
MI6専用のロンドン地下鉄ピカデリー線支線の架空駅ヴォクソール・クロス駅 Vauxhall Cross の入り口があるという設定。因みにプラットホームにはこの駅からピカデリー線本線に入ってグリーン・パーク駅からヒースロー方面に向かう路線図もあったりして美術スタッフの芸の細かさが窺がわれます。但し、(最寄駅がヴィクトリア線のヴォクソール駅となる)実際のSIS=MI6に面した橋はヴォクスホール橋でウエストミンスター橋から2つ上流の橋なので入り口からかなり歩いて辿り着くカモフラージュ設計なのかも…。

こちらの扉はハリボテのプロップでは無くて実在します!
ほら、あったでしょ!
ちょっぴりジェームズ・ボンドな感じ!
映画本篇撮影後に手摺が設置されてた!

今回もMI6: Military Intelligence, Section 6(正式にはSIS:Secret Intelligence Service)本部が登場。

MI6本部の前でロンドン・バスや乗用車が通過する橋はヴォクソール橋 Vauxhall Bridge。
Vauxhall Bridge - Wikipedia

JAMES BOND WILL RETURN

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007シリーズ他作品の聖地巡礼
0141 テレンス・ヤング監督『007 ロシアより愛をこめて』『007 危機一発』
0142 ルイス・ギルバート監督『007は二度死ぬ』
0143 ピーター・ハント監督『女王陛下の007』
0144 ガイ・ハミルトン監督『007 ダイヤモンドは永遠に』
0145 ガイ・ハミルトン監督『007 死ぬのは奴らだ』
0146 ルイス・ギルバート監督『007 私を愛したスパイ』
0147 ルイス・ギルバート監督『007 ムーンレイカー』
0148 ジョン・グレン監督『007 ユア・アイズ・オンリー』
0149 ジョン・グレン監督『007 オクトパシー』
0150 ジョン・グレン監督『007 美しき獲物たち』
0151 ジョン・グレン監督『007 リビング・デイライツ』
0152 ジョン・グレン監督『007 消されたライセンス』
0153 マーティン・キャンベル監督『007 ゴールデンアイ』
0154 ロジャー・スポティスウッド監督『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』
0155 マイケル・アプテッド監督『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』
0157 マーティン・キャンベル監督『007 カジノ・ロワイヤル』
0158 マーク・フォスター監督『007 慰めの報酬』
0159 サム・メンデス監督『007 スカイフォール』
0160 サム・メンデス監督『007 スペクター』
0161 キャリー・ジョージ・フクナガ監督『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』

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