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0095 ピーター・グリーナウェイ監督『英国式庭園殺人事件』聖地巡礼

2019年10月12日(土)にイングランドのケント州でピーター・グリーナウェイ監督の『英国式庭園殺人事件』(The Draughtsman's Contract) の聖地巡礼をしてきました。

大地主ハーバート家のハーバート夫人(演:ジャネット・スーズマン)は、画家ネヴィル(演:アンソニー・ヒギンズ)に夫が旅から戻ってくるまでに屋敷と庭園の絵を12枚描いて欲しい、そのための契約に、彼との愛に応ずる一項を入れても良いと提案する。屋敷にはハーバート夫人と一人娘のサラ(演:アン=ルイーズ・ランバート)とその夫でドイツ系のルイ・タルマン氏(演:ヒュー・フレイザー)、公証人で執事のトマス・ノイズ氏(演:ニール・カニンガム)、毎夜の宴に来る近隣の大地主のシーモア氏(演:デヴィッド・グラント)と取り巻きの人々、屋敷の使用人たち、そして庭の彫像(演:マイケル・フィースト)。ネヴィルは、朝7時から2時間刻みで最初の6枚の絵に着手し、構図器で描く対象を決めると、構図の中への人々の一切の立ち入りを禁じる。不思議な出来事が起こりだしたのは2日目の夕方からだった。前日と同じ場所に据えた構図器の向こうに、前日には無かったものが登場する。木の枝に投げかけられた紳士のシャツ、主人の寝室の窓に立てかけた梯子、物干し場に干される紳士のマント、紳士の乗馬靴…。ハーバート氏(演:デイヴ・ヒル)が戻ってきてネヴィルをどこからか見つめ続けているのだろうか?

という訳でオールロケされた聖地巡礼先はケント州のこちら。
Enchanted Forest Groombridge | Groombridge Place | England
Groombridge Place - Wikipedia
管理側の問題なのか撮影された時よりも手入れが行き届いてない(苦笑)…というか撮影時はかなりこだわって剪定したのかもです。実際に訪問してみたらオベリスクが一つも無くて、映画作品中では庭園らしさを演出するために効果的に配置したみたいですね。
映画本篇中で描かれた絵画のアングルで自分入り画像の撮影をコンプリートするつもりで現地に乗り込みましたが、有料なのに立ち入り禁止エリア(映画で撮影に使われた場所も含む)もあってちょっと残念でした。お蔭で長居せずに済みましたが…。

©1982 Peter Greenaway and British Film Institute.
©2019 プッチー・ミンミン

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