鷺沢文香イメージガンプラ
鷺沢文香の誕生日に向けて、イメージガンプラを作成しました。
ご興味あればどうぞ。
◆完成写真
以下、作成記です。
◆作成記
⚫︎作成動機
そもそものアイデアは、昨年の鷺沢文香誕生日の前日にモデロイドゼオライマーの作成動画を見ていた時に「⊃書⊂」のアイデアを思いつきました。
その後、機体名を「天のゼオライマー」に掛けて「10thのフミライマー」にしようと思いつき、作成を決めました。
制作期間は5月半ばからで5ヶ月ほど。
今回は塗装で楽をするために工作を頑張ることを目標にして、別パーツ化を徹底しました。
最終的には塗装後に接着したパーツは1パーツだけでした。
⚫︎光球
ゼオライマーらしさと言うことで光球はこだわりたかったのでクリアレジンで作成、通常の電飾モジュールだと配線がめんどくさかったので(特に手)、ビットトレードワンの磁気スイッチモジュールを使用してます。
普通にクリアレジンの半球の下から光源を当てても光源が透けて、ゼオライマーのように全体がボワっと光らないので、表のパステルブルーの層の下に透明度の低い層を作って光を拡散させることで全体的に光るようにしています。
その後、胸部用、手用にそれぞれモジュール受けを取り付けて固定してます。
⚫︎頭部、バックパック
頭部にはクレオスのLEDモジュールを仕込んでます。最初は胸の中かバックパックに電池と配線を詰めようと思ったのですがスペースが全然足りず、使う予定のなかったスタビライザーを電池ボックスに改造。
頭のアクセサリーはシャニの30msの余りパーツから作成。
ゼオライマーの羽っぽい部分はhgのZのフライングアーマーを適当に繋げて使用。
⚫︎胸部、胴体
胸部は光球の入るスペースを確保しながら六角錐を作成。
胸のフレーム、装甲を良いところで切り飛ばして真鍮線で固定できるように作成。
胸の下が寂しくなるのでコックピットにかかる形でカバーパーツも作成。
また、後述の下半身の改修で足を延長した関係でバランスが悪くなったためパーツを噛ませて胴を延長してます。
⚫︎肩部
ゼオライマーのシルエットを構成する要素として大きい肩に腕の付け根が胴から離れている形状が目を引くため、ファンネルコンテナを幅増ししてそれっぽく仕上げています。
また、重要になる腕の付け根はコトブキヤジェイデッカーの余りパーツが都合よく使えそうだったのでそれを組み込んでいます。
各種3ミリ棒や真鍮線で接続して簡単に分解できるように組んでいます。
⚫︎腕部
二の腕はまずフレーム部分を四角になるよう調整。
そのフレームに被せることが出来るよう箱組で作成しネオジム磁石で固定。
横に着いてる角もジャンクで作成し磁石で固定できるようにしてます。
⚫︎手
手にはコトブキヤのアクトナックルを使用。
指の可動はいらなかったんですけど、光球ユニットを組み込んで違和感ない手がこれぐらいしか手に入らなかったのでこれを使用。
手の部分は光球ユニットが収まるように幅増し、甲はディテールを消してから穴開け、hgフリーダムの翼のパーツでカバーみたいなものを作成
⚫︎腰部
サイドアーマーを切り飛ばしてスカート用のボールジョイント埋め込み。余ったパーツで後ろにリボンを模したパーツ(装飾のチェーン留)を作成。
あとは穴空きディテール、Vマーク等不要なディテールを埋めました。
⚫︎スカート
スカートはプラ板をいい感じに曲げて作成。
フリル部分、スカートの上部分を再現するために別パーツで組み合わせられるようそれぞれ作成。
右のスカートにはチェーンを留めるアクセサリーとしてエアリアルのパーツを付けられるようにしてます。
⚫︎脚部
脚部は基本的に大きな変更はせず、穴空きディテール等過剰なディテールの削除がメイン。
靴の部分だけはヒール状にしたかったので、hgZの余りから作成。元々RGハイニューはタンク無しでは自立しないぐらいバランスがあまり良くないキットでしたが、ヒールにしたことにより自立が安定するようになったのは想定外の効果でした。
あとヒールにしたことにより関節が丸見えになったので、見える部分だけ装甲を延長してます。
⚫︎エフェクト
どうしても作りたかったメイオウ攻撃のエフェクト?パーツはフリーフォントで漢字を印刷して透明プラ板に貼り付けて削り出し。
リューターが無いと無理でした。
⚫︎小物類
チェーンはダイソーの装飾用チェーン、クリスタルは手芸店にあったスワロフスキーのクリスタルを使用。
アクセサリーに付けてる宝石はセリアのジュエルシールをそれぞれ塗装して使用してます。
ブライトメモリーズのクリスタルは厳密には菱形とティアドロップ形の2種ですがさすがにそこまでは用意できなかったのでそこは妥協です。
⚫︎塗装
塗装はいつも通り水性ホビーカラー+イージーペインター。
簡単なカラーレシピは以下の通り。
①フレーム類→黒鉄色+白少量→半光沢クリア
②白部分→ライトグレー下地→水星エアリアル白→艶消しクリア
③青部分→ブルーグレー下地→コバルトブルー+少量メタリックブルー+極少量黒→艶消しクリア
④濃紺部分→ブルーグレー下地→インディブルー+少量メタリックブルー+少量黒→艶消しクリア
⑤金部分→オレンジブラウン下地→スーパーファインゴールド→半光沢クリア
⑥アクセサリー💎→クリアブルー+クリアイエロー+クリアー(1:2:3ぐらい)→光沢クリア
その他マスキングが大変そうなところはエナメルで筆塗りしてます。
青の部分にメタリックブルーを使ったのは青塗料の節約で大した意味は無かったですが、吹いてみるとメタリックの感じが良い感じに銀河感と言うかブライトメモリーズ感を表現してそうでした。
装甲部分は衣装感を出したくて艶消しにすることは最初から決めてましたが、メタリックを活かしたチタニウムフィニッシュぽく仕上げても面白い仕上がりになったかなあと今となっては思います。
⚫︎塗装後の仕上げ
スカートのエングレービング部分はネイルアートにも使われてるエレガントカットシールを使用。
シールを貼って、花の部分にはレジンで着色、その上でエングレービング部分のみマスキングして艶消しとしています。
レジンで着色したはいいものの、下地が強すぎて色が目立たないのは残念な仕上がりに。
どうせマスキングするやる気があるなら、レジンで色を乗せる部分は下に銀のラピーテープを貼ってから切り出せば良かったなと思います。
⚫︎反省点
腕の金部分が白塗装→金塗装→金のみ半光沢→金をマスキングして艶消しをしたところ、半光沢の金部分にマスキングの跡がべったり着いて汚くなってしまった。
白の艶消し後に金塗装の順番にすべきだったし、もうちょっと頑張って別パーツ化を考えるべきだった。
また、胸部分はマスキングが面倒でエナメル筆塗りで妥協してしまったが明らかに目立つ箇所なので、ここも別パーツ化を頑張っておくべきだった。
あと全体的に合わせ目やディテールを埋めたときの気泡が埋め切れてない所がまだ散見される。
塗装の工程をもっと早くから取り掛かれていればカバーできた所だがスケジュール的に妥協しなければいけなかったのがとても残念ポイントであると同時に、塗装前にもっと発見できるよう対策を考えなければならないところ。
◆まとめ
色々と反省はあれど、今持てるアイデアと技術を全部使って作りたいものが作れたのでとても満足しています。
身も蓋もない話をすると「⊃書⊂」のアイデアは真ん中の文字を変えれば他のアイドルでも合うんですけど、早い者勝ちやろと言うことで。
丸一年、アイマスガンプラを作っていて作りたいアイデアも無くなったのでしばらくは普通にプラモ作るだけにしておこうと思います。
なんか思い付いたらまた作ります。
ご覧いただき、ありがとうございました。