電車の中で聞こえた男子3人の会話
A:家に帰ったら、子供を風呂に入れなきゃいけないんだよな。
B:え、すごっ!そんなこともやってるんだ。
A:だからこのまま家に帰りたくないんだよねー。
C:ああ、わかる、なんか自分の時間が欲しいよな。
ここまでは、まぁまぁ、普通の愚痴の範囲の会話だったのだけど・・・
A:週2回は俺が風呂に入れなきゃいけないんだよ。
B:案外やってるじゃん。
C:早く家に帰るといろいろめんどくせーからなー
「やってよ」とか押し付けてくるしな。
子供とかめんどくせー。なんならお前のことも好きじゃねーし。
んんんーー
育児はやらされている仕事??
子どもは毎日成長していて、昨日できなかった事が今日出来ちゃったりするものすごい進化の連続です。
そんな人生の中の一番目まぐるしく成長する時期を見逃してしまうのはもったいないと思うのです。
生まれてから小学生になる頃までの、毎日変化する子供の成長を、もっとパパにも関心を持って育児に参加してもらいたいと思うのです。
相談に来るママ達から良く聞くのは、
「主人は仕事が忙しくて、平日手伝ってもらうのは難しいです。」
---じゃあほとんどワンオペ?
「そうです。だからもう部屋の中もぐちゃぐちゃで、いろんなことにモヤモヤしています。」
なんとかしたいと思いつつ、一つも解決しないまま、さらに仕事を探そうとなるとかなり難しい…
忙しい毎日を、なるべく上手に家事や育児を分担しながら効率的に片づけるには工夫が必要。
じゃあ何から始めたら良いの?
クッション言葉
例えば、「申し訳ございません」「恐れ入りますが」などという言葉を結構耳にすることがあると思います。
「ねぇ、これやっといてよ」「やってって言ったじゃん、なんでやってくれなかったの」
言わないとなかなか動いてくれない家族についイラっとして口から出てしまう。一人であれもこれもやっているのに、なぜ言わないとやってくれないのと思う事もたくさんあるのではないでしょうか。
その時、どう言えば嫌な顔をせずにやってくれるでしょうか。
「忙しいのにごめんね」「ちょっとだけ今お願いできる?」
そして、クッション言葉と合わせて使うと効果的なのが、自分がやってほしい具体的な理由。
「ごめんね、今ご飯の支度をしているから、用意ができるまでこの子を見ていてもらえる?」
少し言葉を変えるだけで頼まれる方の気持ちも変わります。
どうしても感情的なところでは「どうせ言ったって動かない」といういつものパターンを連想しがち。でもやってもらえた時は「助かった」「うれしかった」とつけ加えてほしいなと思います。
人は、感謝されたり、喜んでもらえると承認欲求が満たされるので、満足を得る事ができます。もちろん、一度だけではあまり効果がなくても、それが続くと悪い気持ちはしないのです。
そんな言葉をきっかけに、「そういえば今日ね~」なんて、いろんな話に発展できるともっと素敵。
子育ては一人で頑張らずに、チームでやると言う考え方で進めて行くと、自分の事も大切にできるようになります。
またこの話は別の機会にお話ししたいと思います。
家族みんなが気持ちよくいい時間を過ごすために、言葉を上手に使ってみてくださいね。