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高尾マンモストレイル
【概要】
総距離44km、獲得標高2932m上昇、総所要時間8時間56分。
高尾ベースのルート案内によれば距離は45㎞で獲得標高は2400mとのことだったので、500mも累積上昇積んでしまったのはCOROSに入れたGPXデータがピークを全て越える(まき道を使わない)コースだったのと、無駄なコースアウト分か。
同行予定者が家庭都合で行けなくなり単独行となったため、家に行動計画メモを置き練習グループのLINEにマンモス行ってきますと入れて高尾駅からスタート(距離差はないが、本来は高尾山口駅発着)。完走できない自信!?もあったので着替え等全背負い。もちろんいつも通りITJ必携品も詰めて重量慣れの鍛錬だ。
【前半22㎞】
出だしから雨が降り出したのとエリザベス女王杯の投票に間に合うようゴールしたかったので、最初の10kmをゼーハー言いながら必死で北高尾の急登とアップダウンを進む。1人トレイルランナーの男性がすごい速さで追い抜いてった。壁のような上りも走っていくし荷物も身軽だし、只者ではない感じ。
1時間に150kcalのカロリー摂取を守って給食を食べながら歩いたり走ったり、しかし進めど進めど抜け出せない北高尾山稜に体力が削られる。
堂所山手前では、雨で濡れた肩の高さまである熊笹をかき分けて進んでびしょ濡れで心も荒む。堂所山から陣馬山へは高尾のメインルートになるのでハイカーが多く、時間が気になりながらも大半を歩いて進む。しかしその歩行区間と陣馬山での休憩のおかげで元気回復し、一ノ尾尾根の下りは軽やか、意外と楽勝じゃんくらいの気持ちにまでなってきた。右足首が痛むので自販機で補給をしながらテーピングを施し、いざ後半ルートへ。
【後半22㎞】
短いロード区間を過ぎ、矢ノ音というところを通って明王峠へ戻る登り区間に入って、どう登っていいかわからないクライミングぽい岩場やら、北高尾山稜のとりつきに戻ったような急登の連続が現れる。先ほどまでの自信満々はどこへやら、勘弁してくれよという弱音が口をつく。予習(ネット情報)では前半だけきついみたいな感じだったけど、後半も前半と変わらないハードなコースだった。
明王峠に出ると木々が開けて雨で滑るトレイルになる。先月からドロドロのトレイルしか走っていないので、また泥道かとうんざりする。それでも果敢に進んだためか、景信山と小仏峠を過ぎて城山には13時すぎに到着し残りは11㎞。
ここからの南高尾山稜は下り基調なので、15時にはゴールできるのではと楽観したら甘かった。
大垂水峠へ向かう下りはそれまで感じていなかった疲労が脚にきていたのか、なんでもないところで躓いたり滑ったりしはじめた。南高尾の7つのピーク越えでは、羊羹を食べながら緩い下りを歩いて下りてたら盛大に滑って尻餅をつき、羊羹を持ってるから手が付けずそのままずるずる。登りで木の根っこに引っかかって岩にしがみついて四つん這いになってたり。
北高尾同様、進めど進めど終わりが見えない単調なアップダウンを繰り返し、時刻は15時を回り競馬投票は断念。下山したら高尾駅までプラス2キロを走る体力など皆無で高尾山口駅先のコンビニでゴール。ビールとファミチキを買って一人打ち上げをして、帰りは中央青梅線のグリーン車で雨の中帰宅した。
【総括】
ピーク全制覇パターンのマンモスでの9時間切りは、初級者にしては速いようだ。しかしたった44㎞なのにウルトラマラソン100㎞走ったくらいの疲労っぷりだった。全部背負って走るハセツネとか100マイルのトレイルを完走できる人って鉄人だと思う。
翌日から肩と腰とハムストリングスが筋肉痛で頭痛と吐き気も。この体力でITJを楽しく完走できるとはちょっと思えない。
コースは晴れて乾いていたら走りやすそうだけど箱根外輪山くらいのハードさなので、高尾山のイメージで楽しくトレイルって感じでは全くなく初級者にはお勧めしない。私自身は鍛えがいがあったのでまた挑戦してみたいが、次回は荷物は減らしたいなあ。
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