佐藤憲治 個展
まずは、この対談をぜひ皆様にご覧いただきたい。
今年9月に我々がプロデュースし、オープンした、
Wilderness Philosopher制作時に収録した対談になります。
同プロジェクトを進めるにあたり、
旭川にある、自宅の敷地内にあるアトリエにご招待いただき作品の制作風景を見学させていただく機会に恵まれ、その時の様子や、氏の歴史やものづくりのこだわりなどを語っていただいた大変貴重な内容になっています。
ノミを持ち、勢いよく木を掘り進めるストロークには一瞬の迷いもなく、
下書きも無く掘り進められて行く様は丸でそこに対象物がプロジェクターで映し出されているかのように錯覚するほどだった。
それを、全てフリーハンドで掘り進めるのだ。
面彫という技術がある事は八雲の木彫りのクマを代表として周知の事実であるが、佐藤氏はこの彫り方を「カット彫」と呼ぶ。
私が佐藤氏のカット彫の作品を見ると、
キュビズムに代表されるピカソのゲルニカを想像してしまうのは、
ピカソがあの技法にたどり着くまでに、何満点に及ぶ描写を繰り返してきたからだろう。
シュールレアリズムの作家が、なんどもクロッキーを繰り返し普段目で見て記憶している日常のまたその先の光と影を見つけれられるように、
スピードアンドテクニックで何万回も対象を忠実に掘り進めた事のある氏のみが成し得ることが出来る技法なのかもしれない。
今回、そんな氏の作品が50点ほど僕らのお店に並ぶこととなる。
作品の中にはブックエンドなど、僕が愛してやまないピースの他に初のお披露目となるスツールも数点、ご用意いただいた。
関東最大規模の個展となるだろう。
ORIGANUM HERITAGE STUDIO
代表 小林宏明
【会場/お問い合わせ]】 Purveyors
群馬県桐生市仲町2-11-4 TEL 0277-32-3446
E-mail info@triplongtrip.com
駐車場のご案内
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