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場所づくりから学んだこと。

衝撃のスタート。

『あーー、磁場良くないね。
ぽかーんとなるような、寂しさを感じるよ。』

京都への引っ越し後、
たまたま地図から磁場を見てもらって、
そんな衝撃的なことを言われたことがあった。

ここでやるつもりで、探して、準備もしたのに?
でも、わかる気がした。

『磁場は調整したけど、マイナスが0になっただけだからね。
ずっとここに住むつもりがないのなら、いっそ手放したら?』

ぐっさーーー、と刺さった
【手放す】という言葉。

衝撃を受けた後、帰り道でぼーっとしながら何回も頭の中で反復した。

以前の拠点は自宅サロンだったので、自分で自分のサロンを持つのは今回の引っ越しで初めてだった。

そして、引っ越しと同時にお客さまゼロからの再スタートになったので、初めて経験するような、出費だけが続く期間があった。

そこから出張も始めてレンタルサロンも経験して、京都にいる時間も少なくなるときもあり、

固定の出費のしんどさに、もう手放したらいいんじゃないか?と思ったけど、
それは自暴自棄な気持ちから来ている気がして、いまいち踏み出せず、
なんとも言えない気持ちを抱えたまま時が来るのを待った。


いや、まだできることがあると強く思う時もあるし、もうやめてしまいたいと思う時もあって、大波小波の心の中で10ヶ月ほど(長い😂)経った。

そんな心境の中でも、動きはとめず、お店以外でのオンラインでの活動や出張をやってきた。

あるタイミングで、お店の記念日、以前の拠点でオープンしてから3周年ということもあり、ここまでに決着をつけたいという気持ちが強く湧いてきた。
手放すのか、手放さないのか問題。

もし場所を手放すのであれば

・オンラインでお仕事
・出張のみ

もありえるし、
場所を変えるのであれば

・引っ越し
・自宅サロン化
・レンタルサロン

・アルバイト生活、就職、、

も考えられる。

実現可能な出せるだけの選択肢は
調べて、出し尽くした。

さあ、出揃ったぞ!と
一個ずつ選択肢を検討し始める。

決断の前に起きた、奇跡。

当時、なんだか自宅までも
もういっそ丸ごと引っ越そうかという勢いで
身軽になっておこうと家の中の断捨離を始めた。

YouTubeでおすすめされた
断捨離動画を見ながら、仕分けをしていく。

そして、次のおすすめで再生された動画で、
一気に気持ちが変わり、
ある新しい選択肢が盛り上がることになる。

出てきたのは、断捨離動画ではなく、
【インテリア動画】だった。


偶然にも、出てくるお部屋の事例がサロンの雰囲気にピッタリ、つまり私の好みドンピシャで、思わず手を止めて、
(めっちゃ可愛い〜!!!)とテンションが上がった。

しかも分かりやすく理論的にお部屋づくりのコツが語られており、

(わーーーうちのサロンで真似してみたい!!
なんか、まだできることある気がする!!!)

と改善したい意欲がむくむくと湧き上がった。 

純粋な好奇心と楽しい気持ちのわくわくに突き動かされる形となった。

私は理想の場所がどこかにあると期待していたけれど、目の前にあるのものが理想だよと教えてもらった気がした。

気づき。

本当はこの場を好きになりきれていなかったのは、寂しい気持ちでいたのは、場所のせいではなく私自身だったんじゃないか

引っ越し、戸惑い、ゼロからのリスタート。
いつも通りがなくなった、寂しさ。

最初にわたしが強烈に感じた想いが
その場に染み付いてしまったんじゃないか?

なんとなく、そう思った。

わたしの想いが場に反映されている。

そうふと思ったのは、Wuriaという診断で
NOエリアという特性の説明を読んでから。
(どんな場所にも影響されない、逆に自分の状態が場に影響するという内容)

全国出張では、北海道から九州まで、いつもと違う土地やサロンで何回にも渡って施術をしてきた。
場の影響を強く受けると思っていたけど、施術はいつも安定していたのは、気のせいではないと思う。

だからこそ、”わたし自身がどんな気持ちでいるのか”が大切なのだと気づいた。

続行、決定!

気になること、ワクワクすること。
動画を見まくって徹底的にテコ入れして、
サロンを整えていった。

ベッドの向きを変えたり、
窓にプレートを貼ったり
ペンダントランプも取り付けて
小さなラグも買って、
真鍮のカーテン留めをつけて、
棚を買い足して組み立てて、、、

東京で借りたサロンで発見した
結界を真似して張ってみたり。
石を買ってきて、四隅にそっとよろしくね、
とセッティングした。


部屋の隅々まで、私の想いと愛が行き渡り、
居心地がずいぶん良くなったと感じた。

覚悟をして、過去にできた小さなほころびが
修繕されて、私のお気に入りの空間になってから
さらに客足が増えたのは偶然ではないと思う。

こうなるまでに、かけた時間、感じたことは
温かい場所を作るのに必要だった。

そしてそのブランクで出来たことで
新しい挑戦とかけがえのない経験ができたことに気づいたし、万事、結果オーライとなる時がくるのだなぁと嬉しくなった。

さらに可愛くなったサロン、よろしくね。

振り回した夫ごめん(笑)ありがとう。

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