猫との生活を始めたい
出会いとそのほかの問題と
猫を飼いたい気持ち
まさか猫を飼う事になるとは思いませんでした。
我が家は北海道で僕と奥さんの二人暮らし。
昨年までは娘がいたのですが現在は成人して東京で頑張っています。
その娘が上京前にペットショップで子猫と出会い衝動飼い（買い）。
アメリカンショートヘアの子猫で名前を”こたつ”と言います。
元々犬よりも猫派だったのもあり、娘の上京までのこたつとの数日間の生活ですっかり猫への思いを強めてしまいました。
僕はこれまでペットを飼った事がなかったのでなかなか飼育までは踏み切れず、ペットショップに猫を見にいったり保護猫活動の里親募集のサイトを調べたりしているうちに1年近くたっていました。
そんな中、うちの会社に出入りしている営業担当さんから某家具工場に棲みついている猫が子供を産んだとの話を聞きました。その親猫は以前にも子供を産んでいるようですが産んだ後しばらくたつと子供の姿が見えなくなってしまうとのことでした。
近所のだれかの手で保護されていれば良いですが狐や烏などに襲われてしまうか交通事故なんかで命をなくしてしまう確率の方が高いと考えられました。
里親として引き取るなら保護しても良いですよとのことだったので早速営業担当さんと現地へ行ってみることにしました。
捕獲へ
現地家具工場に到着すると早速親猫の姿が見れて、子猫も遠目で確認出来ました。その日の保護捕獲は無理だと思っていましたが一応キャリーボックスを持参していきました。
工場内外のいろいろな場所を見てみると白に茶ブチの母猫、グレーでどっしりした父猫？、推定1才くらいの三毛の子猫（たぶん前回産まれた子猫？）そして3匹ほど確認出来た子猫（推定1か月くらい）がいるようでした。
そこで根本的な考え方としてどうするべきか・・・。
両親猫（たぶん）は本来避妊してあげて工場、周辺の地域猫になればと思うけど飼い主（工場主さん）はその気無しっぽい
三毛の子猫（推定1才）は里親見つかればよいけどどうだろう？雰囲気的には捕獲難しい感じ
3匹の子猫（推定1か月）はどうにかして里親を見つけたい
3匹の兄弟猫（茶白・三毛・サバ白）は一緒に保護、飼育できれば一番だけど・・・。
もちろん理想通りにはいかないのでまずは1匹保護捕獲してみることになりました。
工場主さん、営業担当さん、僕の3人でフードで釣りながら範囲を狭めていき結構無理やりに抱きかかえてキャリーの中へ。その最中工場主さんは隠れていたハチの巣があったようで指を刺されてしまいました。
猫にしたらおそらくかなり怖かったと思います。母猫も保護した子猫もみゃーみゃー鳴いていて・・・。けれど、引き離さないと改善にならないので謝りながら一匹だけ保護完了しました。
子猫用のフード、離乳食、ミルクを用意して我が家に連れ帰りました。
飼育するか里親をさがすか悩みましたがこの子は我が家の一員になってもらう事にしました。（すぐに情がわいてしまいました）
猫との生活が始まりました
この記事を書いているのは保護してから18日目です。
かなり人にも慣れてきた部分もあるのですが基本ツンツンしてます。
初日からごはんはたくさん食べてくれて安心していたのですが移動で抱きかかえると大量のうんちをし、その後ケージ内で嘔吐してしまいました。
かなりあせったのですが体調悪そうでもなく様子見して変化もなかったので環境変化によるストレスなんだろうと思われました。
現在の生活スペースです。
市販のケージ（ステップの段が2段）が思っていたより小さく感じたのでダイソーで買ってきたワイヤーネットで生活スペースを大きくしました。
おおよそ1.2ｍ×0.8ｍのスペースです。
この中でしばらく生活して慣れてもらう予定ですが結構中で暴れます。
暴れるのは遊びの延長にも見えるので怪我がなければ良いのですが問題は威嚇です。
『シャー、シャー』と怒って前脚を床にたたきつけて威嚇します。
威嚇するタイミングは人が顔を近づけた時、ごはんを上げる時やトイレ掃除でケージ内に手を入れる時などで予想以上に拒絶されてるなと感じました。
それでも毎日変化を感じるほどに慣れてはきていて、数日後には『シャー』が一回しかしなくなったり、顔だけシャーの顔で声を出さなかったり、脚をたたきつける威嚇はしなくなったりと少しづつ距離が縮まってきました。
そしていよいよ名前を考えることに・・・・。
名前の候補は保護を決める前から、というか猫を飼いたいと思った頃から考えていていくつかの候補に絞っていました。
奥さんに提案したところ却下されると思っていた名前が意外にも好評で一つ目の提案で決定しました。
決まった名前は『七味』です。
その他の候補は『山椒、小麦、小風、西瓜』などありました。
生活9日目からはケージ外でも少しづつ遊ばせてこの環境に慣れてもらいます。ただ18日たった現時点でもなかなか人慣れしてくれずで抱っこはおろか撫でさせてもくれません。
おもちゃなどで遊ぶ際にすこしだけしっぽや耳先が僕の腕や足に触れる程度です。それでもかなり慣れてきた部分もあって子猫用の『とろりっち』をあげる際にはしっかり指まで舐めとってくれます。（最後噛みますが）
これからと問題点と
七味に関しては少しづつでも慣れてくれると思います。
動物病院の先生には連絡してあるのですが生後2か月が経過しないと通常の処置等が出来ないとのことで、健康状態に問題なさそうなら2週～1か月経過後に連れてきなさいと言われていますので10/10頃の受診になる予定です。
問題は残されている兄弟たちです。
奥さんの知り合いが2匹の兄弟を同時引き取りしてくれる話もあったのですが立ち消えてしまいました。うまく里親を探せるかもしくは保護団体にお願いするかですが、保護元の工場主さんの意向もあるのでなかなか難しいところです。気持ちは3匹くらい飼いたいとも思うのですが現実的にはハードルが高いのです。
こんなにかわいい兄弟姉妹たちですからきっと引き取り先が現れるはず。
親猫の避妊ともう一匹の子猫のこともどうにかできないか思案中です。