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七味の兄弟(姉妹)のこと


兄弟たちの行方を考える

僕はこれまで保護猫活動をしたことが無いし七味は結果的に保護した形になりましたけど当初の目的は単純に子猫が欲しいという僕の欲を満たす目的での行動でした。
工場猫の子供をもらい受けた時は3匹の子猫のうち、たしかに『この子だ』という感覚があって引き取りましたが今思い返すと、どの子を選んでいてもおかしくない状況でしたし、残してきた2匹の子も七味と変わらず人間との生活の道もあっただろうと考えるようになりました。それが本当の意味で子猫にとって幸せなのかは難しいところですが・・・。
保護というかたちが子猫にとっての最善であるというこちらの勝手は『愛情をもって猫と共に生活する』という大前提で成立するというまたまたこちらの勝手を押し付けますがそれを信じて行動したいと思います。

そこで2匹の兄弟(姉妹)猫。
七味に似ていてとにかく可愛い。(猫煩悩
僕は友人付き合いもほとんどなく引き取り先のアテもまったくないので奥さんがアチラコチラに聞いて回ってくれているようで。
前記事でも少し書きましたが兄弟2匹同時に引き取りたいと申し出があり、話が進みそうでもありましたが未だ保護捕獲前で現状野良であったため話がそこから進まず一度立ち消えてしまいました。
ところがどうしても保護猫の子猫が欲しいという方が現れ、さらに一度立ち消えた兄弟同時引き取り希望の方も再度引き取りたいとのお話。
あれよあれよと話しは進みそれぞれに一匹ずつ保護していただく事となりました。

そして捕獲へ

七味の捕獲以来20日空いての2回目の捕獲となります。
七味の捕獲時は工場主の社長さんが猫捜索の途中、蜂に刺されるハプニングがありましたが今回は・・・。
前回と同じメンバー、僕と、営業担当さんと工場主の社長さんで挑みます。工場主の社長さんがフードを使っておびき寄せます。油断した頃合いで前回と同じく抱きかかえてキャリーケースの中へ。
捕まえたのは三毛ちゃん。七味によく似ている、さすが兄弟。

七味の兄弟(三毛)

捕まえる際は営業担当さんがおしっこを浴びるハプニングがありました。
軽い猫アレルギーがあるそうなので大丈夫でしょうか・・・。
ケースに入れた後はもう一匹の茶白ちゃんを捜索しましたが警戒して出てこず。(まあ、当たり前か)
捕獲した子は『ミャーミャー』と不安そうだし、母猫は臨戦態勢。

臨戦態勢の母猫

母猫は近づくと唸り声と威嚇で今にも飛び掛かってきそうです。その怒りと悲しみの感情がすごく伝わってきて僕の心が折れたところで捕獲終了。
もう一匹の茶白ちゃんの保護は後日にしましょうと話して工場を後にしました。

新しい生活の場

今回保護した三毛ちゃん、七味の時と違って観念したかのようにおとなしかったです。工場を後にしてからは数回しか鳴きませんでした。キャリーケースにいれたフードも人前では食べませんでしたが人の姿が見えなくなると完食していました。七味の時はかなり威嚇、シャーをされましたが今回は全く威嚇無し。だいぶ性格が違うように感じました。
一度帰宅し保護先のお宅へ。
こちらは20年、猫と共に生活してきたベテランのお宅で僕らのような猫初心者じゃないので引き渡しもスムーズに済みあっさりとお別れ。
とはいえ奥さんとこちらのお宅は連絡取り合えるので後々も安心です。
楽しく幸せに暮らしてください。

もう一匹も保護予定なのですがいろいろ考えてしまいます。
1匹目は夢中でそこまで気にしなかった母猫とのお別れ。
今回はかなりへこんでしまって・・。
でもやっぱりこちらの勝手な押し付けですが保護した方が猫にとっては幸せになれると信じてもう一匹、がんばってきます。

七味との生活24日目、だいぶ安心してる?

一匹目は社長の指に蜂
二匹目は営業担当さんにおしっこ
さて三匹目は・・・。


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