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トークスタイルの違いを考える
先日、「対話するときにどのような姿勢で臨むか」について知人と話す機会があった。
基本的に私は会話をおもしろくしたいと思っているので、相手との共通の話題や例え話を交えながら話す。
そして、相手が知っているか知らないか分からない話題を出すときは、「知っているだろう」という話ぶりをする。
ところが、知人は「相手が知らなくても分かるよう1から話す」という。
この相違が、面白い議題になるのではと思ってnoteを書き始めた次第である。
誰でもわかるように話す
ブログやライティングをしていれば、「誰が読んでも分かりやすい文章を書く」というのは基本の基本である。
私がブログでアドセンスを合格したときにも記事に書いている。
プレゼンテーションや、関係外の人に対する説明についても同じことがいえるだろう。
一方的に話すような場では、その都度質問を受け付けるわけにもいかず、わからない言葉を使ってしまっては理解が進まないからである。
情報は過剰なくらい用意しておけばいい。取捨選択するのは聴衆であり閲覧者だ。
相手の理解度を見て話す
しかし、対話する場合はそうも言えないと私は思うのだ。
相手との関係性にもよるが、当然ながら、よく知った相手と話すのであれば互いが持っている知識についても理解があるわけで、省略して話すことが多いだろう。
各専門職が専門用語を用いてスムーズに話すのも当然のことである。
そして、相手との関係が薄い場合に、私は「相手も知識がある前提で話す」と述べた。
これは私が話を聞く側だった場合に、相手が誰にでもわかるように1から話し出したら「そんなことも知らないと思われているのか」と感じるからである。
よくわからない言葉や知らないワードが出たら、私なら「キョトン」として見せて、教えを乞う。
最初から「知らない」と思われるのは、心外なのだ。
だから私は「自分が気づくような事は相手も気づいている」と思って話すし、本当に私が自分の専門分野として知っているような知識だと思ったら「○○って伝わるかな」と先に問うようにしている。
相手に合わせた会話をする
こうした話し方の違いは、人によって様々だろう。
なんでも分かりやすく1から話してほしいという人だっているだろうし、逆に難しくたっていいから専門的な話を聞きたいという人もいる。
その場で人に意味を問う人もいれば、持ち帰って自分で意味を調べる人もいる。
会話や物事の理解の仕方、話の進め方などそれぞれ違っているのだから、互いに思いやりあって分かり合えれば良い。
自分の意見や意思、スタイルを変える必要はない。
しかし、相手によって柔軟に対応するくらいの緩やかさを持ち合わせていた方が、自分自身が生きやすくなるだろうと思う。
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