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遠距離ベニーと再会したタイ旅2週間の話②
前回の続きから
エアビーのオーナー経営するレストランでディナーしてて、なんとなくベニーちゃん元気ないような?と感じつつ特に気にしていなかったの。
実はこの日の夜にパンガン島で月に一度開催されるフルムーンパーティーに行ってみようってなっていたんだけど、
僕そんな気分じゃないや、、お部屋戻ろう、、
とのことで、私もパーティー人間じゃないからすんなりとおっけー!と、お部屋に帰り、まだ眠くなかったから(20時くらい)私一人で喋っていたらいつの間にか眠っていたベニーちゃん。
まあ疲れているのか!私もそろそろ寝ようかな!
翌日、起きて同じ敷地だけど部屋移動するから一旦チェックアウトしてまたチェックインするまでビーチにいたんだけど、なんかいつもと違う、、
機嫌悪くなって無口になるような人じゃないしな、、
と思いながら、彼は口数少ない、、
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お昼頃なんとありがたいことに早めにチェックインできることになり、新しいお部屋にウキウキしながら写真撮る私とソファで横になるベニー!
絶対調子悪いじゃん!!!
だんだん顔が赤くなってきて、おでこ触ったらあっつい!!!
とりあえず昼寝しな!と疲れ熱かと思った私は彼を寝かし、すぐ治るだろうと、近くのコンビニまでポカリを買いに。
この時はこの後一週間も熱が続くなんて思ってもいなかった、泣
実はこの日、次の日朝4時に起きてピピ島へ10時間かけて移動しなくちゃいけなくて、だからパンガン島でレンタルしているバイクを20時までに返却しないといけなかったの。
私も国際免許持っているし、原付だから運転できたけどなんせ運転苦手なもんで日本でも原付運転した時は歩いた方が早いんじゃないかってくらい速度遅くて、そんな私が知らない土地で一人でバイク返すのは怖くて、
お熱のベニーだけど、どうしても彼に返却してもらわないといけなくて
でも18時頃の彼の体調は話すことも辛そう、、
おでこ熱すぎる、、
そして自然が一番という彼は薬は飲みたくない人で。
でも薬のまずこのまま20時までに熱が下がることはないだろうから、19時まで寝て体調すぐれなかったら私のもっていたロキソニンを飲んでもらって、30分くらいで効いてくるからそれで返却しに行こう!
→そして予想通り熱は下がらないので薬飲んでもらって無事バイクも返却できた。
普段薬を飲まないどころかコロナにもかからず健康な彼は記憶の中で熱が出たことが思い出せないほど元気だから、ロキソニンがどれだけ効く薬かも知らずに薬が効いていて元気になったということもわからず、21時頃の彼は
しの!俺元気になったわ!!
と、映画を観はじめて
それは薬が効いているだけだよと言いながらベットに先に行った私。
その日の夜、薬が切れた頃に寝られずにうなされる彼、、
薬飲みたくない人の体に無理やり薬入れるのも嫌で私は横にいることしかできず、、
翌日予定通り4時に起きてピピ島へ出発。
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熱が出た時から、あと30分したらよくなるから、、明日になればよくなるから、、!と言い続ける彼はこの日も熱ありながらも移動しなくては
船に揺られ、バスに揺られ、、私の肩を枕にしたり、膝を枕にしたり、、
ここは私がしっかりしないと!!と気合に入る私。
夕方ピピ島に着いてアドレナリンが出ていたのか、だるそうではあるけどなんとか歩けているし、治るかな、、?疲れ熱だったのかな、?
ピピ島では遊べるといいな!
お熱2日目の夕方。
私たちのホテルはホテルのプライベートビーチにあってピピ島の港からまた小型のボートで30分くらい移動してやっと到着!
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朝からほとんどご飯を食べていなかった私は腹ペコで、お部屋にチェックインして彼を寝かしてホテルレストランへご飯を食べに。
ご飯食べながら自分のママに電話して状況を説明しつつ、明日には良くなるといいなーと話していて、彼の家族にも念のため知らせた方がいいかもね!となり、彼と仲のいいお姉さんにメッセージで状況を報告。
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そんなんしてたらニコニコしながら彼登場。
しのに一人でディナーさせないよ(^_^)
いや、あなたの体調はどうなんですか思いながらも、久しぶりに一緒にご飯。一緒に食べるご飯はおいしんだから!
だけどやっぱり体調良くないらしく、半分くらい残しちゃってたな
翌日お熱3日目。
夜中もなかなか寝付けなかったようで、私も心配で寝れず。
発作でも起きてしまったらどうしようと頭ぐるぐる
朝起きてもやっぱり身体熱くて、はじめて彼から薬を買ってきてほしいと!
もちろんすぐ港へ買い出しに。
港へはタクシーボート予約しないといけなくて往復5000円くらい、高いけど彼が治るならと!
港の薬局と、スーパーで少しでも食べられそうなお菓子やフルーツを買って、一人でスムージー飲んで涼んで。
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ホテル着いてお薬飲んでちょっと落ち着いたみたい
夕方彼のお母さんから電話。
私の息子は大丈夫なのかと。
そしてお金は気にしないから病院に連れて行って欲しい、高熱が続くと状況が悪くなる一方だから。無事でいるのが一番、と。
お姉さんから連絡が入ったみたい。
今薬飲んで、でもまだダメだったら呼ぶね。と伝えて、
夜ごはん食べにレストラン一緒に行って、お料理でてくるの待っていたら半目で目も開けられず、今にも椅子から落ちてしまいそう!
すぐ部屋に戻ってもらい、これはもう3日も高熱続いて座ることもできず、(多分デング熱)治る気配もしないで私にはどうもできないと判断し、本人の許可取らず病院へ連絡。
(ずっと病院は高いから嫌だと言っていた彼だけれど、私も数日の看病そして知らない島でプライベートビーチでストレスでずっとお腹痛くて、どうしたらいいかわからずたくさん泣いて、私の精神的にもいっぱいいっぱいだったの汗)
受付に状況説明して、もう暗くなっているから無理と言われたけどどうしてもお願い!と伝えたら船を準備してくれることになり、彼を連れてきて!と言われ、この状況から早く抜け出したかった私は彼を呼びに行ったけど、
許可なしに勝手に病院に連れて行かれることが嫌だったらしく、行かないの一点張り。
でもあなたの親からもお願いされているし、何かあってからじゃ遅い。私が今責任を持っていて、デング熱の場合、最悪のケースもあるからどうにか専門の人に見てもらいたい!と泣きながら交渉も聞かず。
ここまでしていらないというなら、もう知らない!
受付に謝罪をし、ボートキャンセルしてもらって。
精神的にいっぱいいっぱいの私はどうしたらいいかわからずまた号泣。
今思えば、本人の許可なく動くのはダメだった笑
部屋に戻り、自分の行動の謝罪と心配な気持ちを伝え仲直り。
彼は、自分が自分の事一番わかっているし、必要な時は呼ぶからね。
薬を飲んでもダメなら、次は病院行く。これにしよう!と
それなら私も不安だけど動きやすい!駆け引き成立。
3日目の夜は薬飲んで、食事もできずの状況で特に体調が良くなることなく。
高熱4日目。
4日間の看病の疲れから私も下痢が止まらなく(多分食あたりではなくて、昔からストレスあるとすぐお腹下すの)
そしてもちろんベニーも高熱。
デング熱だよあなた!と言っても、ふーん。って感じで興味ないみたい
頭痛と熱と腰の痛みだけで下痢はないから、多分デング熱。何が起こるかわからないから怖いじゃんね
15時頃初めての食事をして、それ以外はずっとお部屋。
もう隔離ですかってレベルで何もしてない笑
写真も撮ることなくだったからこの4日間何してたか覚えてない笑
高熱5日目
この日はついにピピ島からバンコクへ移動の日。
ベニーの体調はすぐれずだったけど、薬を飲めば普通!
早くこの島から出たかった私、笑
そして腹痛もずっと一緒。
バンコクまでは半日くらいかけて移動して、22時くらいにホテルに到着。久しぶりの都会と、病院がすぐある安心感。泣
この日は疲れて夜のマーケット行ったけど、すぐ帰ってお互い爆睡しました
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高熱から体調不良へ6日目
ついに2週間旅の最終日はバンコクで過ごす
朝にホテルのカフェでコーヒー飲んだらすぐお腹下す私とお熱は下がってきたけど、元気じゃないベニー
何も調べず街へ出たけど、右も左もわからず歩いてたら現地のおじさんがベニーに話しかけて
どこから来たの?どこに行くの?
今日の夜メルボルンに帰る、バンコク何もわからないんだよね、なんて話すと数時間あるならボートがオススメだよ、って詳しく地図書いてくれてトゥクトゥク呼んでくれて、されるがままに船着き場へ。
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お腹下してる私と、まだ体調のすぐれない彼からしたら歩き回るより、船に乗っているだけで観光できるのはめちゃくちゃありがたかった嬉
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16時くらいに終わって、ホテルに荷物取りに行って空港へ
もうここで私は正直めちゃくちゃ嬉しくて
タイ旅行が終わることより、早く彼の国へ行って安心したい、その一心で
帰りの飛行機を待つ間も熱はないものの、頭痛がある彼は私の膝を枕に爆睡
やっと解放される泣
私の心の声
帰りはジェットスターで8時間ほど
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朝のメルボルンは気持ち良い寒さで、コーヒーの香りと良い心地
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自分の国についた嬉しさで体調も良さそうな彼。
家に着き、彼がお友達と話している時にふと彼の手を見たら赤い斑点が、、!
これ、めちゃくちゃデング熱のこと調べたから多分わかるんだけど、デング熱って1週間で終わるか一週間熱とも言われているらしくて
熱が下がってくる時に同時に赤い斑点がお腹中心に出てくるみたい。そして斑点が出たのがお熱からちょうど一週間。
大丈夫?と聞きすぎてもう本人から言われるまで放っておこう精神になった私は特に過剰に心配することなく、放置してもうあれから一ヶ月。
ばーって書いちゃったけど、想像つくかな、笑
結局デング熱だったのかはわからないけれど、遠距離してきてやっと初めてこんなに一緒に時間過ごせる!と思った矢先のこの状況。
遠距離だったからこそ初めて見る彼が沢山いて、そしてこのお熱は何か試されているのかと思ったけど、
あんな状況でも沢山話し合いができて、まだこれからもいろんなことがあるだろうけど、タイでのこのことがあったからこその経験でもあったね
バンコクで話しかけてくれた人、大学で先生しているらしくて(何者だったんだろう)あの人が声かけてくれたから、ピピ島で何も観光できなかった私たちがバンコクで少しでもいい時間を過ごせたわ(^ ^)
濃い2週間でした!次は一緒にヨーロッパ行きたいな!
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おわり