檻の中の動物さん達に感じる違和感
始まりは物心ついてすぐぐらいだったかな。
それは人生で初めての動物園。多分通ってた保育所の遠足とかで行ったやつ。
きっと一般的には、子供って動物園でテンション上がるイメージなんだろうけど、私の場合はあの場ですごく複雑な気持ちになった。
「なんでこの動物さん達は柵の中にいるんだろー?みんなからジロジロみられて居心地良くなさそうだなー…(もやもや)」
でも周りでテンション上がってる友達の場の空気を崩したくなくて、なんとなく楽しんでる風を装ってた。
大人になってもその感情はそのまま。
最後に動物園に行ったのは高1の課外授業、水族館に行ったのは中3の時に旅行で沖縄行った時。
別に動物愛護や動物搾取に問題意識があった訳じゃない。
ただ単純に、人間の娯楽ためだけに生き方を制限されてるの動物がいることが気になってしょうがないのだ。
映画を見るのが好きなので、
「マダガスカル」に出てくる動物たちや、
「ファインディング・ニモ」でニモが出会う水槽の中の魚たちや、
「ダンボ」に出てくるサーカスでエンタメをする動物たち、
「ハリーポッター」の1作目で動物園から脱出するヘビ、
と言ったキャラクターを通して、彼らの葛藤がリアルの動物たちとリンクしたのも、こう感じている影響なのかもしれない。
近年は毎年の異常気象で、夏場は猛暑にうだる国内の動物園の白熊さんや、冬場は雪に凍える熱帯動物たちがニュースに映ることが、毎年の恒例になって来ている気がする。
彼らはそもそも日本が祖国ではなく、備えている機能は日本に適していないから、そりゃ辛いさ。
あっ、猫派だけど、猫カフェに行かないのもそれだ。
動物と触れ合える系のカフェは結局人間が「癒やされたい」という欲求を満たすためでしかなく、そこにいる動物たちは実際どうなのか?、と考えてしまうから。
セブ居た時も似たことあったなー。
セブ島名物のジンベイザメツアーに行かなかったのもそれ。
水族館みたいに水槽に入れられてないとは言え、ジンベイさんのお家に知らん人間が『ツアー』っていう名目で勝手に土足で入っていくような感じがして、「行きたい!」ってならなかった。
ダイビングをしなかったのも、海といういろんな動物達の家に入りたくなかったから。
でも昨年からオーシャンドキュメンタリーを数本見て、海の実態を実際見てみたいっていう学びたい欲求が出てきてるから、海洋動物たちに負荷がないダイビングっていうは興味がある。
とりあえず、何が1番の違和感かと言うと…
人間が折に入れられて見世物になってたら大問題なのに、それが人間以外の生命体に関しては疑問視されないこと。
私は人間に生まれて、いろんな選択を出来るし、意見をこうやって言語化することが出来るけど、地球はそんな人間以外の動物や植物もあって成り立ってるだなー。って、なんとなくでも感じるので、そんな視点で世の中を見る心を持っておきたいなーってしみじみ思うです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?