車椅子対応の駐車場というのはなんぞや?という話について
みなさんごきげんよう
親戚に車椅子の叔母を持つ、くやなです。
Googleマップへの店舗登録
Googleマップに店舗を登録する際、その店舗がどんな属性を持つのか設定する項目が色々あったりするのだが、その内の1つに【車椅子対応の駐車場の有無】というのがある。
私はあまり深く考えずに、駐車後、左右にスペースがあれば車椅子は降ろせるよね?てな感じで【有り】ということにしていた。
後日、少し疑問に思う
よくよく考えてみると、ショッピングモールやスーパーなんかの大きな駐車場には、決まって【店舗入口に近い場所に、駐車スペース+車椅子用スペース】のようなものがある。
これを見て私は疑問に思う。
もしかして、車椅子対応というのは「入口に近い」ことも要素の1つなんだろうか…?と。
ネットで調べても良いのだが、せっかく親戚に当事者がいて生の声を聞けるのだから、この際他にも色々聞いてみようということで電話してみることにした。
少なくとも、私の親戚の場合は…
実は近さは関係ないらしい。
というか車椅子用のスペースが用意されていなかったとしても、車の向きは前入れか後ろ入れで左右の向きを変えられるので、片側にドアを開けるスペースがあれば降ろせるということだった。
もちろん渋滞の回避や、事故の防止という意味合いで専用スペースが用意してあるに越したことは無いのであろうが、少なくとも私の親戚の場合は、「入口に近くなくても、専用スペースが無くても良い」という話だった。
そして、そんなことよりも大事な要素があるということで…
車椅子対応のトイレ、というのは半ば必須であるという話
よくよく考えてみれば至極当然の話ではあるのだが、人間は排泄する生き物である。
そして普段何気ない日常において何も考えずに排泄できているのは、各環境におけるトイレが「健常者用」に作られていることが多いからである。
車椅子の場合は、主に多目的トイレという場を使うことになるのだが、逆にこれが無ければ、排泄自体が非常に困難になる。
当店の場合はむしろ通常のトイレよりも狭い上に、洗面所との間にドアがあり、更にそこに行く直前の場にすらドアがあるために、車椅子で入るのは絶望的と言える。
ではこういうときに当事者はどういうことを考えているのか?という旨についても聞いてみたところ、
「車椅子を押して行けるくらいの範囲に、そういうトイレがあるかどうかによる」
とのことだった。
つまりそういう環境に無い店舗には車椅子の人を連れて行くことは難しかったり、よしんば行けたとしても滞在時間を長く取ることは難しいのだ。
ちなみに常日頃その点については結構意識しているようで、高速道路なんか乗る時はナビにて「多目的トイレの場所」という表示を意識して行動しているらしい。
私自身はナビを搭載していないのもあるが、そんな機能があるとは知らなかった。
まあサービスエリアがあるかどうかを確認するというのは、健常者でも似たようなことなのかもしれないが、それでも過敏になるのはよく分かる。
私に出来ることは何か
とりあえず、現状のトイレスペースのサイズを3倍くらいにする必要がありそうだ。
幸い隣には物置き場のようなスペースがあるので改築自体は出来そうではあるが、賃貸のために断られる可能性が高そう。
将来的には買い上げることも検討しているのだが、それもまた大家さん次第である…
中々に対応が難しい問題なのかもしれない。
まとめ
今回特に何かが前進した訳では無いが、少なくとも車椅子の人に対する理解は深まったとは思う。
車椅子のお客さんを呼び込みたい!と考えている人は、ぜひとも多目的トイレの設置及びその旨の記載を意識してみて欲しい。
今後も色々なことに目を光らせながら、対応出来ることは積極的にしていきたい。