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それぞれの幸せな結婚、幸せな恋愛
正直自分と同じ境遇の人ってどのくらいいるんだろう。
自分は珍しい人間なのか、それともありふれた人間なのか。
いつも疑問に思う。
周りの友人や同僚は、普通に結婚をして
子どもを作って幸せそうに生活している。
でも、不思議なことに、ほとんどが少し理解に苦しむ
生活をしている子が多い。
例えば、
旦那さんが飲みにも行かず、毎日18時までに家に帰ってくること。
そして休みの日も片時も離れず行動をともにしているとか。
旦那さんが仕事に行っていても昼休みにどこで何をしているか
確認の電話を毎日してくるとか。
それは旦那さんにものすごく愛されていることではないかと
思うし、大事にされているのかとも思うけど、
話を聞くと、一緒にいるからと言って
たいして大事にされているわけでもなく
奥さんがお風呂に入ってないのに電気代がもったいないからと言って
ボイラーを消したりするような旦那さんは、
それは愛なのだろうかと疑問に思う。
寒さに凍えながらお風呂に入る奥さんの方はというと、
それを嫌がって窮屈だと文句を言っているのに
言うことを聞いてずっと生活をともにしている。
私には到底我慢ができないこと。
まずそういう男性は選ばないけど。
なぜか周りにそういう旦那さんを持つ友人が多く
いつも不思議に思う。
それが幸せなのかな・・・。
人それぞれ幸せの基準は違うし、
友人がいいならそれでいい。
でもたまに聞くに耐え難い話もある。
ある友人は、夫婦共働きで稼ぎもそんなに変わらないのに
財布の紐を握られていて
自分で自由になるお金は一銭もない時期があった。
子どもの必要なものや欲しいものを
旦那さんにお願いすると
逆ギレして一万円札を投げつけられたそう。
その時ねだったものは、小さな電子ピアノだった。
娘がピアノを習いたいというので
ただ、習い事を一つでもさせたいという
希望だけだった。
自分は高価なものを買ったり、
遊びに行ったりするのに
奥さんには小遣いをあげないとか。
友達とお茶しに行きたいというと
その分働いてから行けとか。
以前はそれを見て
それで幸せなの?と
何度も聞いたけど
その友人は未だ離婚もせず
生活をともにしている。
本人同士にしかわからない
幸せな時間があるのかもしれない。
ある友人は、子供の頃からの持病があり
もらってもらえるだけでありがたいと
結婚も二十歳そこそこでし、
働きながら二人の子供を育てて幸せな家庭を築いた。
しかし、蓋を開けてみると
旦那さんに暴力を振るわれ、
まるで家政婦のような生活だった。
仕事もして交代制の旦那さんと子どもの世話を
一人でこなし、毎日睡眠時間が3,4時間の事もあったという。
そして体調を崩し、
お見舞いに行ったときに聞いた言葉が、
「もともと病気の私をもらってくれて
ずっといっしょにいてくれるのはこの人しかいないから」
だった。
あまりにも無力で
悲しい友人を見て、私は何も言えなかった。
私といえば、結婚生活は14年ほどしか続かず
嫌になった生活から逃げた。
子どもを抱えていても、
生活が苦しくても
一緒に暮らせないと思った人からは、逃れたかった。
堪え性がなかったのかも。
しんどかったし、
子どもには苦労をかけたけど
全然後悔はしていない。
お互いを思いやり、尊重できるパートナーが
いつかできればいいなとは思う。
ただ、自分を殺して
我慢して
つらい思いをして
一緒にいるのは違うのではないかと思う。
ただ、本人同士にしか
わからないことだし、みんな幸せそう見えるけど
いろんな問題を抱え、思いを抱えて
生活しているのかもしれない。
だから自分だけが辛いとかは
思わないし、
特別だとも思わない。
ただ、みんなが幸せな結婚や
恋愛ができますように、
望む未来がやってきますように
願ってやまない。