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【シャドバ】UCLローテ 自然リノエルフ、デッキ/マリガン/プレイングについて

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筆者:紫のうさぎ
Twitter:https://twitter.com/sharize3

おはようございます。
1/5、UCLローテーション環境にて自作の自然豪風リノセウスエルフのみでグランドマスターに到達しました。
自然豪風リノエルフは、フィニッシャーである豪風のリノセウスのプレイ回数を稼ぐ事により、プレイ6回目から疾走を持つ事が出来る豪風のリノセウスを使ってワンターンキル(OTK)を狙うデッキです。

自然リノセウスエルフデッキ(グラマス到達)

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Shadowverse Portal→デッキ詳細リンク

第13弾カードパック/Rebirth of Glory(ROG)や第14弾カードパック森羅咆哮(VEC)環境のリノエルフでは、豪風のリノセウスをサーチする事出来るカード、森の女王・リザが採用されていましたが、スタン落ちによって森の女王・リザが使用できなくなってしまった為、ナテラの大樹によってデッキからカードを引く事が出来る自然カードをデッキに採用する事で、デッキの回転率を上げて豪風のリノセウスを引きやすくしています。

ゲームプラン

豪風のリノセウスを6回プレイし、疾走が付与された豪風のリノセウスとバウンスカードを使って、攻撃力6+7+8の3回攻撃21点ダメージでワンターンキルを狙うのが基本的なゲームプランとなります。
もう一つは、豪風のリノセウスをデッキから引くまでの間、相手からの攻撃を上手く耐え抜いて勝つと言ったロングゲームプランが存在します。

マリガンについて

単体キープ
・豪風のリノセウス
セットキープ
・豪風のリノセウス+バウンスカード(自然の導き、対空射撃、機械樹の番人)
・豪風のリノセウス+2コストフォロワー(先攻の場合はフロボとかでも可)
・豪風のリノセウス+バウンスカード+2コストフォロワー

このデッキは豪風のリノセウスしか勝ち筋がないので、マリガンでは全力で豪風のリノセウスをデッキから引きにいく必要があります。
豪風のリノセウスのカウントを稼ぐ為に必要なバウンスカードさえも、手札交換時に豪風のリノセウスが無ければマリガンしてリノセウスをデッキから引きに行きましょう。

【マリガン解説】
・豪風のリノセウスキープについて
まず、勝ち筋である豪風のリノセウスが引けないと試合に勝つ事が出来ないので、豪風のリノセウスに至っては単体で1枚キープし、無ければ全力でデッキから探しに行く必要があります。
・セットキープについて
豪風のリノセウス+バウンスカードをキープしておく事により、豪風のリノセウスのカウントをより早く稼ぐ事が出来ます。
デッキから引くカード次第ではそのまま早期決着の可能性もあるので、バウンスカードについては豪風のリノセウスと必ずセットでキープします。
豪風のリノセウス+バウンスカード+2コストカードをキープしておく事により、序盤のテンポロスを回避しながら、適切なタイミングで豪風のリノセウスのプレイ回数を稼ぐ事が可能となります。

【よくあるマリガンの疑問】
Q.手札交換の時に豪風のリノセウスが2枚以上来たのだけど、どうしたら良い?

A.手札交換の際に豪風のリノセウスが2枚以上ある場合は、3枚目のカードがバウンスカードであれば全キープします。
バウンスカードでなければ、豪風のリノセウスを1枚だけ返して2ターン目、3ターン目の動き・もしくはリソースを確保できるカードをデッキから探しに行きます。
豪風のリノセウスは手札に1枚あればカウントを稼げる上に、1枚だけでもワンターンキルを決める事が可能なので、上振れを狙う以外で手札交換の際に豪風のリノセウスを2枚キープするのは、ハンドが尽きてしまったり、除去札で盤面を上手く取る事が出来なくなるリスクが高くなってしまいます。

自然リノセウスエルフの立ち回りについて

リノエルフは豪風のリノセウスによるワンターンキルを勝ち筋としていますが、リノセウスのカウントを稼いでいるだけでは、相手に強い盤面を作られてしまいますし、自然カードをプレイしてナテラの大樹をプレイし、デッキからカードを引かなければ、肝心のリノセウスのカウントを進める為のコンボパーツを手札に引き入れる事が出来ません。
意外とやる事は沢山ありますが、まずはリノエルフの基本的な立ち回りについてきちんと覚えておく事で、自分のターンに一体何をすべきかを理解する必要があります。

1.盤面(テンポ)を取って有利な盤面を作る

例:先手2ターン目、自分は2PP使う事が可能であり、手札には自然の導き、豪風のリノセウス、スケアリートレントを所持している。
この場合の選択肢として、
①リノセウスをプレイ+自然の導きでリノセウスを回収し、プレイ回数を稼ぐ
②スケアリートレントをプレイして盤面に2/2/2を残す

と言った二つの選択肢があります。
一見どちらでも良い選択のように見えますが、ここでは②を選ぶ方が良いです。
理由としては「このターンにリノセウスのプレイ回数を稼いでも、次のターンにフィニッシュを狙える訳では無い」「盤面(テンポ)を取れずに相手のフォロワーによってライフを削られる可能性がある(相手に返しにくい盤面を作られる)」という二つの理由から②のスケアリートレントをプレイして、可能な限り盤面(テンポ)を取りにいく方が安定します。

2.相手のプレイするカードを予想する

例:UCL妖怪ネクロ対面
後手3ターン目に相手は3PPを使って火車(3/2/1)をプレイ。
先手4ターン目が回ってきた自分の手札には、豪風のリノセウス、対空射撃、強者の威風と言ったカードを所持しており、盤面には導きの巫女・コッコロが1体出ています。
この場合の選択肢として、
①強者の威風を相手の火車を除去する。
②導きの巫女・コッコロで火車を攻撃し、1:1トレードを行う。
③導きの巫女・コッコロで相手の顔を攻撃し、対空射撃を使って相手の火車を破壊した後に再びコッコロをプレイする。
④導きの巫女・コッコロで相手の顔を攻撃し、手札にある豪風のリノセウス+対空射撃で火車を除去する。

と言った選択肢があります。
ここでは④を選び、手札にある強者の威風を温存しました。
理由としては「相手が3ターン目に火車をプレイした事によって、後手4ターン目に酒呑童子を進化される可能性がある」からです。
酒呑童子の進化時は体力が6であり、自身の場の攻撃力1であるコッコロと交戦する事によって体力が5になる為、次のターンに温存しておいた5点ダメージの強者の威風を使う事で酒呑童子を除去する事ができます。
盤面のフォロワーと手札の除去カードを使って、相手が次にプレイするカードを予想し、丁寧に処理する事によって、余ったPPでナテラの大樹をプレイしたりリノセウスのプレイ回数を稼ぐ事が可能になります。

3.極力リソース(手札)を消費しないように動く

あまり盤面(テンポ)を取る事を優先しすぎると、手札のカードをより多く使ってしまう事があります。
リソース(手札)を序盤・中盤で使いすぎてしまうと、今度はリノセウスでフィニッシュを決める場面で、相手が守護フォロワーをプレイしてきた時に、手札に除去札が無くてワンターンキルを決める事が出来ないと言った状況になってしまう事があります。
なので、相手の小型フォロワーに対して無理に除去札を使うのではなく、次のターンにアリアの旋風と言ったAoEや進化権を切ってまとめて除去するという選択をする事で、試合終盤でも手札に温存しておいた除去札で盤面を取り続ける事が出来るので、安定性を失う事なくゲームを進める事が出来ます。

 4.豪風のリノセウスを除去に使う

いくら除去カードを採用しているとは言え、必ずしも相手の盤面を上手く返せる訳ではありません。
例えば、相手の場に除去スペルで選択できないフォロワーが居たり、確定除去が手札にない時に限って、相手から大型フォロワーをプレイされると言った場面も多々あると思います。
それらのどうしようもないと思える場面で、攻撃力の増加した豪風のリノセウスに進化権を使って盤面を取り、余ったPPで可能な限り体制を立て直す事で長期戦に持ち込める事もあります。
極論ですが、豪風のリノセウスは最悪1枚あれば試合に勝つことが出来ます。

5.豪風のリノセウスによるリーサルを妨害する守護カード

UCL環境で採用されている守護カード
【Tier1デッキ】
式神ウィッチ:クラシカルソーサラー(式神・形代+α)、陰陽の開祖・クオン(式神・天后)
※α=式神フォロワー
妖怪ネクロ:大妖狐・ギンセツ( 一ツ尾狐)
【Tier2デッキ】
進化ロイヤル:お姉ちゃん剣士・シズル、栄光のフロントガードジェネラル、至高神・ゼウス(ランダム)
アマツエルフ:フェアリーブレイダー・アマツ、愛の奇跡(優しき森の美女)
自然ウィッチ:マナリアの叡智(マナリアの防陣)、母なる君、極点のエレメンタル
コントロールエルフ:機械樹の番人、プライマルギガント、アイリーネ
自然ドラゴン:覇道の龍人・ガリュウ(チョイス→覇道の金龍)、ドラゴンバスター・イアン、母なる君
【Tier3デッキ】
密林エルフ:密林の守人(6枚以上プレイ)、プライマルギガント
守護ビショップ:怒れる天界の忠犬、洞窟の聖堂(聖騎兵)、希望の守護者・ソニア、聖なる槍使い(+聖騎兵)、グランドナイト・ウィルバート、アイギスシールド・アテナ
レヴィオンロイヤル:お姉ちゃん剣士・シズル、レヴィオンの探索者
自然ネクロ:母なる君、大妖狐・ギンセツ( 一ツ尾狐)
自然ビショップ:ミュースプリンセス・ミルフィ(リトルミュースナイト)、シヴァ
自然エルフ:アイリーネ、愛の奇跡(優しき森の美女)、シヴァ、プライマルギガント

【その他デッキ、注意しておきたい事】
・機械軸のデッキにマシンエンジェルが採用されている。
・マシンエンジェルは機械神のファンファーレによって再び場に出される可能性があるので「破壊」ではなく「消滅」or「変身」させておく。
・自然軸のデッキに母なる君が採用されている事がある。
・母なる君をケアする為に、盤面に計6以上の攻撃力を持つフォロワーを置かないようにしておく。
・アグロ以外のデッキにシヴァが1.2枚採用されている事がある。
・自然ウィッチ、自然ドラゴン、自然ネクロに極光の天使という疾走フォロワーの攻撃力を下げるカードが採用されている事がある。

6.進化権は豪風のリノセウスに使用する

ローテーションの豪風のリノセウスは、バウンスカードが合計9枚しかないので、進化時にバウンス効果を持つ豪風のリノセウス本体に進化権を使う事が多くなります。
豪風のリノセウス以外に進化権を切る場合は、デッキにあるカードや手札のカードでリーサルプランを立てる事が出来る場合であったり、豪風のリノセウス以外に進化権を使う事で、相手の盤面を上手く取る事が出来る場合に限ります。

【進化権を切るタイミング】
・豪風のリノセウスに進化を切った時に、豪風のリノセウスで相手のフォロワーに一方を取る事が出来る。
・相手がROG、VEC期の豪風のリノセウスデッキに理解のあるプレイヤーであれば、手札に唯我の一刀を持っているように見せる為に、自分の場に豪風のリノセウス以外他のフォロワーが居ないタイミングで進化権を切る。(※現在はリノセウス入りのコントロールエルフが流行っているのであまり意味がないかも。)
・進化権ではなく手札にバウンスを温存しておく事により、トップのカード次第でリーサルターンを早める事が出来る場合。

リノセウスのリーサルについて

豪風のリノセウスによるワンターンキルを成立させるには、合計8回豪風のリノセウスをプレイし、21点ダメージを与えて勝利を狙う必要があります。
ただし、必ずしも豪風のリノセウスをプレイするだけでワンターンキルを狙える訳ではなく、実際に試合をすれば、何ターン目にリーサルがあるのか分からなかったり、豪風のリノセウスのワンターンキルを阻止する為に、相手が守護フォロワーをプレイして妨害してくるので、中々上手く試合を決めに行くことが出来ないと言った事があると思います。
そういった事態の際に自分が行っているリーサル確認、リーサルプランの立て方について簡単に説明したいと思います。

1.相手のリーダー効果、盤面を確認する。

リノエルフを使い始めたばかりの頃、自分のターンが回ってくる毎に、盤面と手札のカードを見て、「何となくこのターンにリーサルがありそうな気がする・・。」と、このターンにリーサルを決める事ができるかどうかハッキリしない場面があるかと思います。
しかし、その前にまず必ず確認しておきたい事が、

・豪風のリノセウスが相手のリーダーに攻撃が可能か
・豪風のリノセウスの攻撃時に誘発して発動する効果持ちのカードが相手の盤面に存在するか
・相手のリーダー効果にダメージカットetcが含まれているか

基本的にこの三つの条件をクリアしているかどうかを最初に確認します。
相手の盤面に守護フォロワーが居たり、豪風のリノセウスで相手のリーダーを攻撃する時に、相手の盤面にあるカードの効果が発動して豪風のリノセウスがダメージを受ける事になったり、豪風のリノセウスで相手のリーダーを攻撃しても、相手のリーダーに付与されているリーダー効果が発動して「ダメージカット(4以上のダメージが3になる)」や「次に受けるダメージは0になる」と言った効果によってワンターンキルが阻止されてしまう事があります。
なので、上記の確認だけは必ず最初にやっておきましょう。

2.自分の場にプレイできるカードの枚数を確認する

リーダー効果も相手の盤面も確認したし、手札のカードでリーサルが見えているからカードをプレイしよう・・と、安心するのはまだ早いです。
次に自分の場にカードを何枚プレイする事が出来るのかを確認しておく必要があります。
自然リノエルフでは、ナテラの大樹を使ってデッキを回すように構築されているので、場にプレイできるカードがナテラの大樹で1枠埋まっており、基本的に残り4枠しか場にカードをプレイする事が出来ません。
この場合に注意しておきたいのが、自害できない盤面のフォロワーやバウンスカードである機械樹の番人(フォロワー)をプレイする事によって場が埋まってしまい、リーサルに必要な豪風のリノセウスを場に全てプレイする事が出来なくなると言った事故が起きる事です。

例:自分の場にはフォロワーがおらず、ナテラの大樹が1枚置かれている。
リノセウスのプレイ回数は3回で、手札に機械樹の番人が2枚と豪風のリノセウスを3枚所持している。
この場合は、手札にあるバウンスカードと豪風のリノセウスを全てプレイする事が出来れば6+7+8=21点ワンターンキルが可能だ。

しかし、盤面にはナテラの大樹が1枚、手札にある機械樹の番人で2枚、合計3枚のカードが既に盤面に置かれており、5枚までしかカード置けない場に、残り3枚の豪風のリノセウスを全てプレイする事ができないのでワンターンキルが成立しません。
このようなワンミスで敗北する事もあるので、盤面にきちんとリノセウスと機械樹の番人をプレイできる枠があるかどうかの確認も怠らないようにした方が良いと思います。

【21点出せなくとも、打点を上げる事でリーサルを狙える事がある】
盤面が3枚埋まっており、相手のリーダーへ攻撃できるリノセウスが2枚までであるという状況でも、攻撃力が一番低いリノセウスと相手のフォロワーで1:1交換した後、手札にある3枚目の豪風のリノセウスをプレイする事によって打点を上げる事は可能です。
疾走する豪風のリノセウスを3回プレイする事が出来なくてワンターンキルが狙えない・・という時は、今一度、相手のライフを見て1枚目のリノセウスを自害して2、3枚目のリノセウスを使って最大打点を上げる事によってリーサルを狙う事が可能であるかどうかを確認してみましょう。

3.相手のライフを減らしてリーサルに必要なリノの枚数を減らす

豪風のリノセウスのワンターンキルを決めるまでに耐久する必要があるリノエルフですが、豪風のリノセウスの打点によっては、盤面のフォロワーを除去に使わず相手のリーダーをライフを減らしに行く場合があります。
例えば、次のターンに手札に攻撃力6と7のリノセウスをプレイする事が出来る場合、盤面のフォロワーで相手のリーダーを攻撃する事によってライフを13まで削る事が出来る場合は、盤面を取らずに相手のリーダーのライフを削りにいく選択をする事で、次のターンに13点ダメージを与えられる豪風のリノセウスでフィニッシュを決める事が可能です。
他にもリーサルに必要な豪風のリノセウスの枚数、バウンスカードの枚数を減らす事が出来ると、余ったPPで除去札を使いながら相手の守護を突破して勝つことが可能になるパターンもあるので、自分の手札にあるカードを確認しつつ、相手にライフゲイン(回復)される可能性が低いのであれば、自分の盤面のフォロワーを使って相手のライフを削る選択をするのも重要だと言えるでしょう。

3.豪風のリノセウスを捨ててリーサルターンを早める

手札に2枚以上の豪風のリノセウスを所持している時に、豪風のリノセウスを盤面に捨てる(バウンスカードや進化権を切って豪風のリノセウスを手札に回収しない)事によって、豪風のリノセウスのカウントを1稼ぎ、リーサルターンを早めると言った手段があります。
場に豪風のリノセウスを1枚捨てる事により、リーサルに必要な豪風のリノセウスの枚数(プレイ回数)も1減らす事が出来るので必然的にリーサルターンを早める事が可能です。
例えば、進化ロイヤル対面の場合は、相手が7ターン目に栄光のフロントガードジェネラルと言った強力な守護フォロワーをプレイしてくるだろうと予想するのであれば、先手6ターン目に5回目のプレイとなる豪風のリノセウスをあえて1枚手札から捨ててリーサルターンを早める事で、次の先手7ターン目に栄光のフロントガードジェネラルをプレイされる前にリーサルを決めにいく事が可能となります。
相手のデッキに採用されているであろう守護カードをプレイされる前にリーサルを決める一つの手段であり、主にリソース尽きる状況であったり、相手にとてつもないボードアドバンテージでリードされてしまっている(手札のカードを使っても盤面を返す事が困難である)場合に限り狙うリーサルプランと言えます。

その他に豪風のリノセウスを捨てるタイミングとして、
・豪風のリノセウスをプレイ回数を稼ぐ為に使用する。
・豪風のリノセウスを場にプレイして相手に処理を強要し自分のライフを守る。
と言った方法があります。

4.豪風のリノセウスを最大で何回プレイできるのかを確認する

手札に豪風のリノセウスとバウンスカードが沢山揃ってきたけれど、このターンに最大で何回豪風のリノセウスをプレイできるのだろうか?と長考してしまう場面があると思います。
そんな時にはこんな簡単な足し算で、1ターンに最大で何回豪風のリノセウスをプレイできるのかを知る事が出来ます。

・「リノセウスのプレイ回数」+「リノセウスの枚数」+「バウンスカードの枚数」=このターンにリノセウスをプレイできる回数

例:試合中に豪風のリノセウスをプレイした回数が3回。手札にある豪風のリノセウスが3枚。手札にあるバウンスカードが2枚。
上記の式に当てはめると、3(プレイ回数)+3(リノの枚数)+2(バウンス枚数)=8となるので、このターンに豪風のリノセウスを最大8回プレイできる事になります。
※リノ(4)→バウンス(1)→リノ(5)→バウンス(2)→リノ(6)→リノ(7)→リノ(8)

5.豪風のリノセウスでワンターンキルを狙うのに必要なPPを計算する

リノセウスのプレイ回数を知る方法の次に、今度は手札にあるリノセウスとバウンスカードを使ってプレイ回数を稼ぐorリーサルを狙うのに必要なPPを計算する為の方法について知っておく必要があります。
このPP計算がきちんと出来るようになると、後何ターンでリーサルを決める事ができるかを把握する事が出来るので、リーサルプランを立てやすくなります。
手札にリノセウスが1枚以上ある前提の計算ですが、これも足し算で大丈夫です。

「手札にあるバウンスカードのコストを+1した数」+「リノセウスの枚数」=リーサルに必要なPP

例:手札には機械樹の番人(2PP)が3枚、豪風のリノセウス(1PP)が1枚あります。
上記の式に数字を当てはめると、3(番人2PP+1)+3(番人2PP+1)+3(番人2PP+1)+1(リノセウスの枚数)=10PP
となるので、手札のバウンスカードと豪風のリノセウスを全て使い切るには10PP必要である事が分かります。
※リノ(1PP)→番人(3PP1枚目)→リノ(4PP)→番人(6PP2枚目)→リノ(7PP)→番人(9PP3枚目)→リノ(10PP)

6.リーサルに使うバウンスカードを選んで残す

このターン中、手札にあるバウンスカードと豪風のリノセウスを使ってプレイ回数を稼ぐ事により、次のターンに手札にあるバウンスカードと豪風のリノセウスをプレイする事によってリーサルを決める事が出来る・・・。
リノエルフデッキを使っていると割と見かけるようになる場面だと思いますが、ここでも気を付けなければならないのが、手札にあるバウンスカードを次のターンに上手く使える事が出来るかをこのターンにきちんと考える必要があると言う事です。
例えば、次のターンに豪風のリノセウスと対空射撃を使う事でリーサルが成立するならば、次のターンに相手が守護ではないフォロワーをプレイするか、相手の盤面にフォロワーを1体残しておく事が勝利条件に加わり、自然の導きを使うのであれば、自分がデッキ切れにならない事が勝利条件に加わる事になります。
一見バウンスカードと豪風のリノセウスさえあれば簡単にリーサルは決める事が出来る思ってしまいがちですが、相手のデッキタイプに合わせてリーサルを決める為に手札に残すバウンスカードはきちんと考えておく必要があります。

7.守護フォロワーをプレイされる前提でリーサルプランを立てる

次のターンにリーサルを狙う事が出来る手札であっても、大抵は相手に守護フォロワーをプレイされてリーサルを阻止される事があります。
なので、予め相手のデッキからプレイされるであろう守護フォロワーを予想し、そのフォロワーに除去札を使いながらリーサルを押し通す為の方法を考えておく必要があります。

例:妖怪ネクロ対面
試合中、自分は相手が妖怪ネクロデッキであると判断し、9T目に大妖狐・ギンセツをプレイする事によって盤面に2/3守護が並び、豪風のリノセウスで相手のリーダーに攻撃できなくなる可能性がある予想した。
付け加えるならば、永遠の花嫁・セレスの永遠の誓いによって、大妖狐・ギンセツが7T目にプレイされる可能性もあるだろう。

こんな感じに相手のデッキからプレイされる守護持ちのフォロワーが予想できたなら、

①予想した守護フォロワーを展開された場合に除去ができるカードが手札・デッキにあるかどうかを確認する。
②そのカード(除去札)をプレイする為のPPを確保しつつ、リノセウスによるリーサルを狙う方法を考える。

①の予想したフォロワー(大妖狐・ギンセツ)をプレイされた場合、守護フォロワーを一掃する為に最適なカードは「アリアの旋風」なので、このカードが手札にある場合は大妖狐・ギンセツをプレイされるまで上手く温存する事が重要になります。

②の「アリアの旋風」をプレイする為にPPを確保するには、「アリアの旋風を使用してリーサルを狙うターンに、プレイ回数を稼ぐ為の他のカードへPPをあまり使わないようにする事(※)」「次に豪風のリノセウスを場にプレイする事によって相手のリーダーを攻撃する事が可能な状態にしておく事」と言った二つの条件をクリアしておく事によって、アリアの旋風(除去)をプレイしながら豪風のリノセウスでリーサルを狙う事が可能となります。

※プレイ回数を稼ぐ為に他のカードへPPをあまり使用しないようにする方法は、アリアの旋風(除去)と豪風のリノセウスによるフィニッシュを狙う前のターンに、「荒野の休息」をプレイし、手札に加わった0コストのナテラの大樹をプレイせずに温存したり、手札にある「ナチュラル・マナ」と言った5ターン目、もしくはそれ以降のターンでプレイする事により、0コストでプレイ回数を1稼げると言ったカードを極力使用しない事によって、他のカードにPPを殆ど使用する事なく、アリアの旋風のバリューを上げる事が可能となります。

8.分割(2ターンに分けて)リーサルを狙う

ライフゲイン(回復)持ちのカードをデッキに採用している相手にはあまりお勧めできませんが、分割リーサルも一つのリーサルプランとして頭に入れておく必要があります。
分割リーサルのデメリットは、相手のリーダーがライフを回復する事によってリーサルプランが崩壊する可能性があるのと、次にリーサルを狙う事が可能になるカードをデッキから引くまでの間、リソースを吐いて相手の盤面を取り続けなければならなくなる(試合が長引く)という事です。
他にも分割リーサルを狙うプレイを行った後に、相手の行動が極端になり、可能な限りライフを削る為に攻めてきたり、リノセウスの攻撃を絶対に通さない為に守護を大量に展開してくる事があります。

分割リーサルのメリットは、必要な場面でプレイする事で、ゲームプランを妨害する相手のメタカードによってアドバンテージを取らせないようにする事が可能になったり、次のターンにリーサルを決める為に必要なPPの消費を抑えられるので、手札にある除去札と豪風のリノセウスをプレイしてリーサルを狙う事が容易になります。

【分割リーサルをアピールしてアドバンテージを取る】
分割リーサルを狙っている事を相手にアピールする事によって、攻めか守りか極端になる相手の行動を利用し、相手に対して大量のリソース(手札)消費を誘う事が出来ます。
結果として、バウンスカードが無ければ豪風のリノセウスを1枚失う事もありますが、代わりに多くのカードプレイした相手に対して大きなハンドアドバンテージを得る事が出来る場合があるので、後に相手がこちら側の動きに対応しづらくなります。
(相手がリソースを大きく消費する事により、リノセウスによるリーサルが通しやすくなることもありますが、もちろん回復されたりメタカードをプレイされやすくなると言ったデメリットもあります。)

【Tier1】VS.式神ウィッチ(クオンウィッチ)

【マリガン】
単キープ:豪風のリノセウス
セットキープ:豪風のリノセウス+バウンスカード(自然の導き、対空射撃、機械樹の番人)、豪風のリノセウス+フロートボードマーセナリー

式神ウィッチに勝つ為に覚えておくべき事

①対する式神ウィッチのフィニッシャーである陰陽の開祖・クオンの展開を返せるカードは限られているので、相手がスペルブーストをした回数を頭の中で覚えておき、1枚目のクオンが何ターン目にプレイされる可能性があるかを予想しておく必要があります。

②相手のクオンによる大量展開を一掃する為、アリアの旋風をデッキから引けるようにする必要があります。
豪風のリノセウスのプレイ回数を稼ぐ事の次に優先すべきなのが、ナテラの大樹を回しデッキからカードをドローする事です。

③アリアの旋風をプレイする事によってクオンの展開を一掃できるように、全体5ダメージが出せるハンドにしておく事を意識する必要があります。(0コストナテラの大樹、ナチュラル・マナ、1コストカードを温存しておく)

④可能な限り、デッキからアクティブエルフ・メイを直接召喚して、デッキ圧縮+メイちゃんを素引きしないようにします。

⑤ウィッチデッキを扱う事に慣れているプレイヤーであれば、クオンをプレイする前に、リノエルフ側にアリアの旋風を吐かせようと一気にフォロワーを展開してくることがあるので注意する必要があります。

⑥守護フォロワーによって相手の攻撃を防ぐのではなく、極光の天使やリーダー回復カードを使って相手からのリーサルを回避します。

式神ウィッチの各カードの除去方法と注意点について

【式神の使役】コスト2
進化前:盤面のフォロワーで除去、リノセウスによる進化
進化後:アクティブエルフ・メイ、強者の威風

2ターン目に式神の使役をプレイする事によって場に出てくる、式神・形代の体力が3と高く、2/2/2のフォロワーで一方を取る事ができない。
おまけに式神ウィッチにマジックミサイルが採用されている事が多く、形代+マジックミサイルで、自身の2/2/2のフォロワーを除去されることがあるので、相手が形代をプレイしてきた場合は、可能な限り横にフォロワーを並べて形代に除去札を使わないように盤面のフォロワーを使って早めに処理をします。
形代の除去が遅れるほど、相手がドローソースをプレイした時に相手のスペルブーストされるカードが多くなるので気を付けた方が良いです。

【小さな優等生・キョウカ】コスト3
進化前:対空射撃、リノセウス以外のフォロワーによる進化、強者の威風
進化後:アクティブエルフ・メイ、強者の威風

後攻4ターン目の進化であれば、キョウカの体力を削る為にフォロワーを予め展開しておくと事で、アクティブエルフ・メイの効果により除去しやすくなります。
キョウカ進化によってスペルブーストが進み、手札にあるクラシカルソーサラーをプレイされて、アクティブエルフ・メイによる4点ダメージを回避されたり、進化後の体力5を維持してアクティブエルフ・メイで除去されないようにケアしてくる場合があるので注意しましょう。

【ウィズダム・コア】コスト3
エンジェルシュートで消滅させる

ウィズダム・コア+小さな優等生・キョウカ進化により、スペルブーストを4つ進められてしまう恐れがあるので、可能であればエンジェルシュートで消滅させておく事で、相手の手札にあるスペルブーストを持つフォロワーの展開を遅らせる事が可能となります。
相手の盤面にウィズダム・コアと式神・形代がある場合は、先に式神・形代を除去してからエンジェルシュートをプレイして、ドローした相手のカードにスペルブーストがかからないようにしておきましょう。

【クラシカルソーサラー】コスト7 スペルブースト-1コスト
進化前:対空射撃、リノセウスによる進化
進化後:対空射撃、アクティブエルフ・メイ、強者の威風、リノ以外のフォロワーで除去

ファンファーレによって場に出る形代が、豪風のリノセウス進化によって一方を取られる事がないように、クラシカルソーサラーの方ではなく、形代を進化させてくる事があるので注意しよう。
クラシカルソーサラーを除去せずに放置してしまうと、相手が式神を場に出す事が可能なフォロワーをプレイした時に、式神フォロワー全てに守護がついてしまうので、可能であれば早めに除去しておきたいフォロワーです。

【鬼呼びの尊師】コスト8 スペルブースト-1コスト
進化前:盤面のフォロワーで除去、リノセウスによる進化
進化後:対空射撃、アクティブエルフ・メイ、リノ以外のフォロワーで除去

ファンファーレで場に出す式神・暴鬼に対空射撃を使用したい所ですが、こちらのフォロワーをプレイした際にも、豪風のリノセウスで上から取られないように鬼呼びの尊師を進化してくることがあります。
暴鬼と進化後の鬼呼びのどちらか片方しか除去できない場合、相手が次のターンにクオンをプレイする事が可能であるならば、鬼呼びを除去してクオンをプレイされた時の被ダメを1減らしにいく方が良いです。
ただ相手も毎回理想ムーブを決められる訳ではないので、個人的には攻撃力4の暴鬼を取って、盤面で見えている相手の打点を1でも減らしておく方が良いと思います。

【真実の狂信者】9コスト スペルブースト-1コスト
進化前:強者の威風、エンジェルシュート、アクティブエルフ・メイ
進化後:対空射撃+アクティブエルフ・メイ、対空射撃+強者の威風、アリアの旋風、エンジェルシュート

体力が5と高く、狂信者の他にセットでフォロワーを展開されると強者の威風が刺さりにくくなってしまいます。
狂信者以外にプレイしてきたフォロワーのスタッツが低く、そこまでライフを削られる心配がない場合は、エンジェルシュートを使って狂信者を消滅させます。
除去する事が困難である場合は、極光の天使を場に置いて狂信者による被ダメを減らすのも良いです。
あくまでアリアの旋風を使うのは、手札に2枚以上ある時か、盤面のフォロワーによる攻撃を受けてしまう事で次に相手からのリーサルがある場合に限ります。

【陰陽の開祖・クオン】15コスト スペルブーストー1コスト
進化前:アリアの旋風
進化後:アリアの旋風

リソースを沢山使う事でアリアの旋風以外の除去札でも全除去する事は可能ですが、リソースが尽きて勝ち筋が失われてしまう事を考えれば、基本的にクオンに対しての回答はアリアの旋風に限られます。
話題のコントロールエルフがクオンに勝てる事があるのも、中盤にアリアの旋風というAOEを使えるからこそです。
アリアの旋風を上手く使えないと、式神ウィッチに勝つことが出来ません。
豪風のリノセウスでリーサルを狙う時に限り、アリアの旋風ではなく、疾走のついた豪風のリノセウスで、守護持ちである式神・天后を除去し、2枚目の豪風のリノセウスを使ってリーサルを決める事が多いです。(長期戦になれば除去札使いながらリーサルを決められる時もあります)

【Tier1】VS.妖怪ネクロ

【マリガン】
単キープ:豪風のリノセウス
セットキープ:豪風のリノセウス+2コストフォロワー、豪風のリノセウス+バウンスカード

妖怪ネクロ戦で覚えておくべき事

①先攻の1ターン目、手札にアクティブエルフ・メイがある場合は、相手のアグロプランを阻止する為に必ずメイを1ターン目にプレイします。2/1/2のフォロワーとメイで相手の2/2/2フォロワーと1:1交換が可能である事と、メイが3ターン目まで生き残れれば、火車と1:1交換する事が可能です。
ミヤコを1ターン目にプレイされた場合は、メイでミヤコに攻撃してバリアを剥がしておき、2ターン目にプレイするフォロワーで上から取れるようにしておきます。

②後攻4ターン目の酒呑童子進化をケアする為に、盤面に計2以上の攻撃力を持つフォロワーを展開し、5ターン目にアクティブエルフ・メイで除去します。

③永遠の花嫁・セレスをプレイ後、永遠の誓いによって相手から7PPでギンセツをプレイされる事があるので、アリアの旋風によって一掃できるようにプレイ回数を稼ぐことが出来るカードを揃えておく必要があります。

④5ターン目にアクティブエルフ・メイを直接召喚できるようにプレイ回数を稼げるカードを温存しておく事で酒呑童子、セレス、シヴァと言った厄介なフォロワーを除去しやすくなります。

⑤相手のネクロマンスが8になった時、レジェンダリースケルトンを走らせてくる事があるので、極光の天使を置いてケアしておきます。

⑥ギンセツをプレイされた時、ライフに余裕があるならば、相手の盤面ロックをしながらナテラの大樹を生成するカードをプレイするか、豪風のリノセウスのカウントを進めておき、次のターンに手札・もしくはナテラの大樹によるドローでデッキから引いたアリアの旋風で一掃してリーサルを決めにいく事が出来る場合もあります。

⑦豪風のリノセウスによるプレイ回数がある程度進むと、ギンセツを素出しするのではなく、アクセラレートで守護を貼りながら高スタッツの疾走フォロワーでライフカットをしてくる事があるので注意しましょう。(上手なネクロ使いがよくやってきます。ギンセツを素出しする事によって、コンエル相手に盤面ロックされるリスクをきちんと考えているからです。)

⑧ネクロ側の疾走フォロワーによって自分のライフが削られる恐れがある時、守護ではなく自分のリーダーを回復させてネクロ側からのリーサルを回避する事を優先します。

妖怪ネクロの各カードの除去方法と注意点

【プリンゴースト・ミヤコ】1コスト 次に受けるダメージは0になるを持つ。
進化前:除去or盤面のフォロワーでバリアを剥がした後→アクティブエルフ・メイ、盤面のフォロワーで除去、リノセウス進化
進化後:除去or盤面のフォロワーでバリアを剥がした後→アクティブエルフ・メイ、対空射撃、リノセウス以外のフォロワーで除去

1ターン目からプレイされた場合、相手がアグロプランを選択し、早い段階で試合を決めようとしている事があるので、手札にアクティブエルフ・メイがある場合は、1ターン目にプレイしてミヤコのバリアを剥がしておき、除去札か進化で上から取れるようにしておきましょう。
終盤では、ミヤコのUBによって手札に加わる「プリンにしてやるの」によって、自分の場に守護フォロワーを置いても、守護を剥がされて自分のリーダーのライフを削られてしまう恐れがあるので、リーサルを回避する方法としては、守護フォロワーを置くよりも自分のリーダーを回復する事が出来るカードをプレイしておく方が良いです。

【レジェンダリースケルトン】2コスト 選択不可
進化前:盤面のフォロワー、アクティブエルフ・メイ、アリアの旋風
進化後:アクティブエルフ・メイ、強者の威風

選択不可を持っており、手札にあるランダム効果を持つ除去札かAOEでしか除去できない為、ネクロマンスを消費せず序盤にプレイしてきた場合は、盤面のフォロワーで早めに処理しておく。
除去せずに放置してしまうと、強者の威風やアクティブエルフ・メイによるランダム効果を持つフォロワーで、狙ったフォロワーにダメージが通らなかったりすることがあります。
終盤では、酒呑童子の進化後にネクロマンス8を消費して進化し、5/5スタッツで疾走してくる事があります。
その際は、レジェンダリースケルトン以外のフォロワーを除去した後に、強者の威風でレジェンダリースケルトンを除去すると良いです。

【雪女】2コスト 指定したフォロワーを1体攻撃不能にする。
進化前:アクティブエルフ・メイ、盤面のフォロワーで除去、リノセウスによる進化
進化後:対空射撃、アクティブエルフ・メイ
エンハンス:強者の威風、アクティブエルフ・メイ、エンジェルシュート

エンハンス以外で使用する雪女は、こちらの盤面のフォロワーを攻撃不能にすることによって、ネクロ側のフォロワーを除去されにくい盤面を作る為にプレイしてくることがあります。
例えば、エルフ側のフォロワーで、次にネクロ側がプレイするであろうと予想したカードと交戦させて体力を削る事によって、エルフ側の手札にある除去札で相手のプレイしてくるであろうカードを綺麗に除去できると言った場面で、ネクロ側から雪女をプレイされてしまい、手札にある除去札だけでは相手のフォロワーを除去する事が出来なくなる場合があります。
酒呑童子進化効果+エンハンス8効果により6点疾走フォロワーとなるので、8ターン目からは最低でも6点以上のダメージを受けても死なないようにライフを維持しておく必要があります。

【不可侵の死霊・ヘリオ】3コス ラストワード、自分のターン開始時にゾンビを一体場に出す。(進化後:リッチを一体場に出す。)
進化前:エンジェルシュート、リノセウスによる進化
進化後:対空射撃、エンジェルシュート

リノエルフ側が先攻であれば、相手からの被ダメを減らす為にエンジェルシュートを先4で打って後3のヘリオを消滅させておきたい。
エンジェルシュートが無ければ、相手のヘリオ進化によってリッチをプレイされる事が無いように、ヘリオ本体を場のフォロワーによる攻撃か除去札で破壊しておきます。
エンジェルシュートをプレイする場合は、相手の酒呑童子、セレス、シヴァと言ったカードを除去する手段が手札にあるかどうかを確認してからプレイする必要があります。
※シヴァはたまに妖怪ネクロから6ターン目にプレイされることがあります。

【酒呑童子】4コスト 進化時 1ターンに1度、元攻撃力or体力が1のフォロワーをプレイした時に疾走を持つ。
進化前:アクティブエルフ・メイ、強者の威風
進化後:対空射撃+アクティブエルフ・メイor強者の威風、エンジェルシュート

妖怪ネクロの3ターン目にプレイされる火車によってサーチする事が可能なフォロワーで、大抵後手4で進化される事が多く、手札にある強者の威風やアクティブエルフ・メイで上手く除去する為に、盤面に攻撃力1か2のフォロワーを置いて進化した酒呑童子の体力を減らせるようにしておく必要があります。

【ドクロの霊能者・シノブ】4コスト 進化時 ドクロ親父を1体出す
進化前:対空射撃、アクティブエルフ・メイ
進化後:対空射撃+アクティブエルフ・メイor強者の威風、エンジェルシュート

酒呑童子をサーチできなかった場合、後手4ターン目にシノブを進化させて4/7/6のシノブを場に残してくる事があります。
シノブ進化時に出るドクロ親父のラストワードによって、シノブがアクティブエルフ・メイで除去する事ができなくなる場合があるので、手札に対空射撃が無い場合はメイの4点ダメージ+メイ進化で除去しておきます。
終盤ではUBによって盤面のフォロワーを除去しつつ、リーダーに2点ダメージを与えてくるので、疾走フォロワー+シノブのUBによるダメージで相手からのリーサルがある場合はリーダーを回復しておくと良いです。

【永遠の花嫁・セレス】5コスト 交戦時3ダメージ ターン終了時3回復
進化前:アクティブエルフ・メイ、強者の威風、エンジェルシュート
進化後:対空射撃+アクティブエルフ・メイor強者の威風、エンジェルシュート

ファンファーレで手札に加わる永遠の誓いによって、妖怪ネクロのフィニッシャーである大妖狐・ギンセツのコストを7まで下げる事が可能です。
進化前であればアクティブエルフ・メイによるダメージで除去する事が出来ますが、進化後の体力6という高さから強者の威風やアクティブエルフ・メイによるダメージだけでは除去する事ができなくなってしまうので、手札にある対空射撃を追加でプレイして除去する必要があります。
6ターン目に永遠の誓いをプレイされた場合は、7ターン目にギンセツをプレイされる可能性があるので、アリアの威風によって全除去する為にプレイ回数を稼げるカードを手札に温存しておく必要があります。

【大妖狐・ギンセツ】9コスト 一ツ尾狐を+1/+0 ドレイン付与。一ツ尾狐(1/3)4体を出す。
進化前(全除去):アリアの旋風+対空射撃or強者の威風
進化後(全除去):アリアの旋風+強者の威風、エンジェルシュート(ギンセツ本体)

アクセラレートによって1/3の守護フォロワーを並べる事が可能であり、上級者相手であれば、別の疾走フォロワー+アクセラレート5ギンセツでリノセウスによるリーサルを回避しながらリノエルフ側のライフを削ってくることがあります。
ギンセツ本体をプレイされる7ターン目(永遠の誓いプレイ済)や9ターン目になった時に、リノエルフ側の盤面に単体で攻撃力3以上フォロワーを置かない事を意識したプレイが必要になります。
リノエルフ側に単体攻撃力3以上のフォロワーを場に置いてしまうと、ギンセツのファンファーレによって、場に出た一ツ尾狐のラストワードが発動してしまい、ギンセツ本体の攻撃力が上昇してしまうからです。

現在の自然リノセウスエルフデッキ(仮)

画像3

【変更点】
極光の天使1枚→不採用
ワンダーコック2枚→不殺の円陣3枚
(多分不殺の円陣2+プライマルに変える)

1/5~辺りだったか、丁度そのくらいからツイッターでコントロールエルフのデッキが話題となり、ランクマッチではコントロールエルフをやっつけようとする自然ドラゴンや自然ウィッチの数が多くなりました。
特にマッチするようになったのが自然ドラゴンであり、ROGやVEC期のリノエルフであれば森の女王・リザによるサーチがあったので、自然ドラゴンに有利がついていましたが、UCLではサーチ手段がない為、リノセウスを引くのが遅ければ負けてしまうと言った事が多々ありました。
そこで影の浸食によるバーンダメージを不殺の円陣でダメージカットして長期戦に持ち込む為に採用しました。
ワンダーコックは自然カードを2枚サーチし、1/2スタッツのフォロワーとして盤面に残す事が出来ますが、進化ロイヤルのカゲミツのラストワードを発動、自然ドラゴンのティラノアクセラレート2の対象、自然ウィッチのエレメンタルアクセラレート1の対象、式神ウィッチの握撃、ウィンドブラストと言ったカードの対象となってしまい、相手の手札やデッキを回すのに貢献してしまう事が多々あったという事から、盤面にフォロワーを残さずにダメージカット+カードを2枚ドローできる不殺の円陣の方が優れているのではないかと判断しました。
アリアの旋風のバリューを上げる為のカードをサーチする事が出来るのはワンダーコックですが、自然カードは手札の枚数を減らしにくいので、直接召喚によって手札に加わるアクティブエルフ・メイや手札の枚数によっては次のターンにデッキから引くカードが燃える事があります。
不殺の円陣であれば、アリアの旋風のバリューを上げる為のカードが引ける可能性がありつつも、手札の枚数を減らす為の除去札やバウンスカードにアクセスする事が可能であり、尚且つアクティブエルフ・メイの直接召喚等によって手札のカードが燃えるリスクがワンダーコックより低い事から不殺の円陣の方が良いのではないだろうか?と最近思い始めています。
ただ、更に迷っているのが不殺の円陣の採用枚数です。
手札の枚数を減らしやすいのが不殺の円陣であるとしても、流石に3枚は採用しすぎなのではないかと迷っており、場合によっては採用枚数を2枚にして残り1枚にテンポロス回避+疾走フォロワーによる被ダメを減らす為に極光の天使を再び1枚採用する。
もしくは、プライマルギガントを1枚採用し、アリアの旋風やプレイ回数を稼ぎやすいデッキにしておく事で、アクティブエルフ・メイによる直接召喚を狙いやすくしたり、リーダーを回復させる事により長期戦に持ち込みやすくするべきだろうかとか色々考えてしまってます。
心の中では、プライマルギガントの方が良いかなと思っていたり。

【新リノエルフデッキを作った後のグランプリにて】

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1戦目:リノエルフ(先攻)vs進化ロイヤル
2戦目:リノエルフ(先攻)vs妖怪ネクロ
3戦目:リノエルフ(後攻)vs妖怪ネクロ
4戦目:リノエルフ(先攻)vs自然ドラゴン
5戦目:リノエルフ(後攻)vs自然ウィッチ
不殺の円陣2枚+プライマル1枚で見事に相手のリーサルを回避しつつ5勝できたので満足です。

あとがき

最後まで読んでくれてありがとうございました。
自然リノエルフに興味がある人は是非使って下さい。慣れると楽しいです。
後は、25日?だったかのRAGEに出る人頑張ってねー!
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