The Babys - Head First
本日は1970年シリーズ第二弾としてThe Babysを紹介します。
メンバーシップ用の記事として70年代のバンドを書いています。
The Babysは1977年にファーストアルバム『The Babys(邦題:恋のチャンス~ベイビーズ誕生!)』をリリースします。70年代のHRを聴いていた人達からすると、Bob Ezrin (Kiss/Alive, Pink Floyd/The Wall, Hollywood Vampiresなど、とにかく多数)がミキサーとプロデュースということからも、The Babysは期待の大型新人という感じがヒシヒシ伝わります。契約したクリサリス・レコードで一番契約金が高額だったそうです。
日本でも解説者が豪華だったとのことで、期待していた人達も多かったそうです。
実際、当時の音楽雑誌での露出度は高く、日本でもすごい人気で、イケメン軍団的なルックスがアルバム発売したばかりでヒートアップ状態でした。
John Waite - ジョン・ウェイト(Vo.)
Mike Corby - マイク・コービー(key)
Tony Brock - トニー・ブロック(Ds)
Walt Stocker - ウォルト・ストッカー(G)
初期メンバーとして、レコードデビュー以前に
Jimmy Bain - ジミー・べイン(B)(Rainbow、Dio、Thin Lizzy、Kate Bushなど参加)が在籍していました。Jimmy Bainにはちょっと驚きました。
同年には、セカンドアルバムの『Broken Heart(邦題:ブロークン・ハート)』がリリースされます。このアルバムからRon Nevison(Heart、MSG、Deep Purple、Survivorなど、とにかく多数)がプロデューサーとなり、さらにサウンドが派手に、ドラマチックなオーケストラのアレンジの「Isn't It Time(邦題:愛の出発)」がスマッシュヒットします。
John Waiteのボーカルを前面にした、バラード曲でUS Cashbox Top 8 位、US Record World 11位、オーストラリアではGOLD DISCに輝きました。
3枚目のアルバム『Head First(邦題:ヘッドファースト)』途中で音楽性の食い違いからキーボードのMike Corbyが脱退します。
この時の脱退のニュースは日本の雑誌でも書かれてありました。この時までは日本のかなり若い女子が夢中になっていましたが、それにしても何せ、時代が1977年からなので、多くの若者がPUNKに流れていった頃なので、正統派のハードロックな彼らは、人気あれど、セールス的に難しい時代だったのかもしれません。
しかし、日本での人気は半端なく、78年 or 79年?に来日のチラシがネットで散見できます。
書いている私的には「あ、こんな時期に来日していたのか!」と、ここでもちょっと驚いてしまいました。
来日中止とあるのと、来日したとありまして、どちらでしょうか?
日程は以下、
1978年9月21日(木)渋谷公会堂
22日・23日(金)サンプラザホール(中野)
チラシには4人のメンバーの写真が使用されていました。
The Babys "Head First" On The Raes TV Series September 25th, 1979
3rd アルバムの『Head First』からのシングル「Every Time I Think of You(邦題:ときめきの彼方へ)」は全米13位のヒットとなります。
この「Every Time I Think Of You」というタイトルは後に、ソロになったJohn Waiteの1984年全米第1位の『Missing You』の歌い出しの歌詞に使われています。
John Waite - Missing You (Official Video)
結構、切ない感じで、ソフトに歌うのですが、The Babysとは違う、80年代AOR的なポップなサウンドがいい感じです。
こうして、最終的に、1979年から参加した、Jonathan Cainが1980年にJourneyに加入することになりバンドを脱退しますが、ここでThe Babysは解散します。
Jonathan Cain - ジョナサン・ケイン (key)
その後、1987年には、JourneyとThe Babysの参加メンバーで結成された、Bad Englishとして1991年まで活動します。
また2013年に再結成してから、定期的にライブ活動をバンドとして、2022年の現在も続けています。
今日はここまでです。
「芸術の秋」です。10月は #noteクリエイターフェス に参加しています。
最後にメンバーシップも始めています。
明日も宜しくお願いします。
ご清聴ありがとうございました!