「シティポップ」を想像してみる(5月24日・2月28日改定)
本日このような番組が放送されたそうです。
へぇ
見てないのでよくわかりませんが、Twitter上では「シティポップなんて海外ではとっくに流行ってない!流行は終わった」とありました。
私が書いた時期は昨年5月になりますが、これでも流行りの後の方で、コロナ禍の少し前、インバウンド景気の頃から日本のJ POPのレコードを買う海外の人達がいるから始まっています。
要は、日本盤を購入>J POP、さらにシティポップという流れですが、今の流行りは2019年のインドネシアのYOUTUBERからということにしています。
歴史を遡ると、何かあるよく知っている流れに似てて、一体、何が面白いのかサッパリわかりませんが、「真似」ばかりしている人達の方が金儲けしていて羨ましいということです。
ああ、なんで、こんな数珠つながりばかりで、元は鶏か卵か知りませんが、どこでも聞いたことがあるのに、どうしていつも私だけが貰いぞこねなんだろうと思いつつも、本編を無料公開します!(以下、本編)
どうやら最近、日本の70-80年に流行った邦楽を「CITY POP」と言うらしいのですが、当時者として、当時、その言葉があったかなと「?」マークがついての、今回、洋楽厨の私が送る「シティポップ」考察記事の登場です。
すでに多くの記事からもわかる様に、邦楽を避け洋楽を聴き続けてきた私にとっては「シティポップ」はブラックホールです。
邦楽の流れとして、戦後の『GSブーム』から『フォークソング』が『ニューミュージック』となり『J-POP』に。これに対して「K-POP」と言われるのが、韓国の音楽です。(小ネタ)
松任谷由実さんは、ユーミン時代ではフォークソング、竹内まりやさんはニューミュージックと言われていた気がします。多分、「シュガーベイブ」あたりを起源として「シティポップ」と、どこかで言い出したのではないかと私は想像しています。
また、2019年にインドネシアのYOUTUBERさんが松原みきさんの「真夜中のドア/STAY WITH ME」をカバーしてから、急激に海外で日本の「シティポップ」が注目され、今やインバウンド効果がなされるほどなブームだそうです。
私の想像ですが、多分、以下「シティポップ」ではないかと思う曲を羅列します。
松原みき 真夜中のドア STAY WITH ME - Single Ver. - | Miki Matsubara | Japan
これがなぜ流行ったかはインドネシアの人に聞くしかないだろうと思いますが、日本のYOUTUBERのインドネシア進出はこのデータからなのでしょうか。
南佳孝 スローなブギにしてくれ( I want you )
イメージ的には「シティポップ」ではないかと。南佳孝さんはTVK(TV神奈川)でファンキートマト(ファントマ)という音楽番組で司会をされていたので、神奈川県民の当時の音楽ファンにはお馴染みかと思います。角川の書籍のCMなども、南佳孝さんで、かなり流行ったはずです。
[Official] 大滝詠一「君は天然色」Music Video (40th Anniversary Version)
絶対、この曲というか、多分、大滝詠一さんがもっとも「シティポップ」ではと私は思います!「A面で恋をして」ってありましたが、私はこちらの曲(「君は天然色」)の方です。妙に裏のギターサウンドがなぜか派手すぎだろう!ってやつです。
当時は私よりも年上の人たちが聞いていた上に、邦楽が好きでないっていうか、、、好きじゃないって言うと勘違いする人がいるので、言い換えで、趣味じゃないとか、自分のポリシーに反するとか、自分の人生に不要とか、、、なのですが、これだけ有名な曲だと、さすがに耳に入ります。
調べてみると、この曲(「君は天然色」)は、CMソングとして、使われたらしいのですが、当初は矢野顕子さんの「春咲小紅」を使った化粧品のCMソングに使われる話を、大瀧詠一さんが断ったそうです。で、結局、「春咲小紅」はTBSの歌番組の『ザ・ベストテン』に登場するまでの大ヒット曲となったのです。
へぇ、そんな話だとは知らなかった。
糸井重里さんが「アッコちゃん」とよく「ほぼ日」で登場するのもこの縁でしょうか。(※「春咲小紅」の作詞は糸井重里さん)
ちなみに、糸井重里さんって昔、どこかの会社の説明会に出てきて、喋ってました。その会社に私が入社していたらどうなっていたのかは不明です。
当時、日本の楽曲はCMで使われると大ヒットすることが多く、特にサビだけで、付け足したような曲もあるくらい、それだけTVCMは重要案件だった、70-80年代。
TVの歌番組に出演しない代わりにCMの曲っていうミュージシャンも多かったのではないでしょうか。
矢沢永吉さんもこの流れに乗っていて、CMソング連発していたような記憶があります。
※YOUTUBEは削除されましたので、spotifyの音源になります。
資生堂のCMソングで、坂本龍一さん、後藤次利さん、高橋幸宏さん、斉藤ノブさんが参加されているので、結構「シティポップ」ですが、果たして?
※YOUTUBEは削除されましたので、spotifyの音源になります。
これも「シティポップ」の定義に入るはずなんですけど、書かれてないようでが、CMでは使われていませんし、メンバーの方達は多くの楽曲に関わっていた人たちなのですが、どうなのでしょうか?
鈴木茂 (Shigeru Suzuki) - 微熱少年 (Binetsu Shounen)
『Band Wagon』も「シティポップ」に入れてください。鈴木茂さんは「はっぴぃいえんど」ですし、米国で制作したほどなのでと思いつつも、こちらも、CMタイアップがないから「シティポップ」とはいわないのかな〜?
稲垣潤一 ドラマティック・レイン
筒美京平さんが曲で、秋元康さん作詞っていうと「歌謡曲」というイメージです。CMにも出ていた気がしますが、私のイメージでは微妙です。まだ、この当時、タバコのCMがあった頃ですが、今やタバコのCMはあり得ませんが、タバコの企業(日本専売公社)も「シティポップ」だったのです。
思うに、今、やたら「シティポップ」と言われている日本の音楽ブームは、それまで学生運動や反戦歌が主だったフォークソングから、景気が好調になるにつれ、若者の音楽やイデオロギーも、消費ともに華やかさが加速していく中に生まれた軽くて、大人チックで、おしゃれなBGMのような気がします。
バブルに流れていく若者達のライフスタイルの変化が、ファッションとしての音楽という位置付けが強くなり、ドライブや、イベント用の音楽といった、楽しい時間を共有すべく1つの要素になっていったと思います。
しかし、昨今のブームから読み解くと、実はもう「シティポップ」の定義があり、決まったアーティストを「シティポップ」と言っている気もします。
それは「松任谷由実」「山下達郎」「竹内まりや」「杏里」「大貫妙子」「矢野顕子」「吉田美奈子」「小坂忠」「角松敏生」「オメガトライブ」と、結構知らない人が増えました。
ここに登場する人達は、洋楽厨の私はかなり知らないですが、知識として曲や名前などを羅列してみました。
以下、編集なしのままの文章となります。※YOUTUBEは削除されましたので、spotifyの音源になります。
竹内まりやさんは、TBSの音楽番組『ザ・ベストテン』に出ていたイメージが強いですが、それまでのアイドルと比べ、年齢や衣装、表情など印象が違う気がしていました。
他に「シティポップ」に入りそうな人として、EPOさんもいた気がしますが、この人は『ザ・ベストテン』には出演しなかった人でした。
ふと思い出したことに『ザ・ベストテン』に頑なに出ないミュージシャンがいましたが、これに「シティポップ」も関連がある気もします。
山下達郎さんは意外にも歌番組に出ていないそうです。なぜ、意外かというとCMには出ていたからです。結構、しつこいくらいCMでは流れていて、本人も登場していたにも関わらずTVには出ず。
国民的歌番組の『ザ・ベストテン』も、当時は「ニューミュージック」というジャンルの人達の多くが、『ザ・ベストテン』に出演しないことから、役割がなくなってしまったような気がしました。「ニューミュージック」の人達は、どこか、「ランキング」へのアンチなのか、CMのお陰で売り上げチャートにランキングしても、逆に「ランキング」発表番組に何ら意味も感じられないのかもしれません。
『ザ・ベストテン』が終焉になったのは、ボイコットが増えたことや、勢いがなくなったこと、同じ人ばかりで飽きるなどの事よりも、日本の経済成長はそれまでの生活様式が変わるほどの社会が変化し、『ザ・ベストテン』という番組の心離れではないかと想像します。
バブル時代になると、TVも見ないで外で遊ぶことが増えて、『ザ・ベストテン』は木曜日の夜に放送されていましたが、「花モク」と言われたバブル時代の木曜日の夜。TVの前より、おしゃれなお店でA.O.R.とカクテルが大人の日常になったからではないかと洋楽厨の私は思ってみたりしました。
あー、昭和ってもう遥か昔なのに、なんでこんなのが流行るのか、私にはわかりません。人口が昭和の人が多いのからなのでしょうか。
最後に今の「シティポップ」で、「シティポップ」の話は封印!
CAPSULE - ひかりのディスコ (Official Music Video)
最後は令和の「シティポップ」ってことで、やはり、これも入っていないのは、どうしてかなと思います。流行っているのでCAPSULEが「シティポップ」やってみました的なところで、車もバブル時代に人気の「プレリュード」です。
今回、大滝詠一さんが、調べてて、一番、面白かったと思いました。「君は天然色」は、こんな明るくて軽快でポップな曲なのに、詞は、作詞担当の松本隆さんの亡くなった妹さんのことで、それで「君は天然色」っていうタイトルなんだなとということに納得しました。
というか、詞は松本隆さんだから大滝詠一さんってどこにも出てこないじゃないっていうよくわからない、まとめでした。
最後はなぜか、感慨深いままで、洋楽厨の私が必死になって想像した「シティポップ」の記事、終了といたします。
次回は、80's、90's、Queen、Black Metal、Matal、PUNKか、時事ネタのどれかです。
ご清聴ありがとうございました。
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