寅年のお題はTigerのある洋楽です
この記事はお正月に準備をしていましたが、気づいたらQueenとThe Polieの記事で流れてしまったので、今年中に公開するなら、もう今しかないと思い、2月中旬での公開です。
トラの漢字が2つあり「虎」と「寅」ですが、干支では「寅」を使うことが多いかという気がします。
英語で「寅」は「Tiger(タイガー)」ですが、意外に多く曲のタイトルに使われていて、しかも、80年代に大ヒットした曲があり、「売れる曲」と「Tiger(タイガー)」は良いイメージがあるのかと思ったりもします。
では、その有名なトラ曲といえば、多分、40代以上になると、この曲を思い出すのかなと思い、まず1曲目はこれです。
Survivor - Eye Of The Tiger (Official HD Video)
「寅」というタイトルで80年代で一番ヒットした曲が、この「Eye of the Tiger(アイ・オブ・ザ・タイガー)ではないでしょうか。この曲はシルヴェスター・スタローンの監督・主演映画『ロッキー3』の主題歌で、米国のロックバンドのSurvivorが1982年にリリースした楽曲です。
ビルボードでは6週連続第一位を記録したスーパーヒットで、『ロッキー3』は私は見たことがないのですが、きっと、ロッキーが練習している時のBGM的な使用(試合中かも知れませんが)で、ロッキーが復活して行く・強く力をつけるような場面に使われているのではと想像します。
映像もギターのリフにメンバー五人が歩いていくという非常に力強く、重厚な音が「アメリカ〜」って感じなのかもです。因みにグラミー賞でバンドは最優秀ロック・パフォーマンス部門を受賞しました。
Duran Duran - Tiger Tiger (2010 Remaster)
Duran Duranの三枚目のアルバム『Seven and the Ragged Tiger(セブン・アンド・ザ・ラグド・タイガー)』からの曲です。アルバムは1983年にリリースされ、二枚目の『Rio(リオ)』の後の作品なのですが、個人的にはちょっと微妙です。
『Rio(リオ)』まではダンサブルで、ニューロマと呼ばれるファッションと電子音楽を融合したクールでスタイリッシュなスタイルが非常に支持されていました。
『Seven and the Ragged Tiger(セブン・アンド・ザ・ラグド・タイガー)』のリリース前に「Is There Something I Should Know?(プリーズ・テル・ミー・ナウ)」が先行でシングル発売がされます。
この頃にDuran Duranは日本で有名なお酒のメーカーのCMに単独でバンドが登場します。この時期のDuran Duranの人気はQUEENやMichael Jacksonに匹敵するほど日本で国民的な洋楽バンドとなっていました。
アルバム『Seven and the Ragged Tiger(セブン・アンド・ザ・ラグド・タイガー)』にはDuran Duranらしい「New Moon On Monday(ニュー・ムーン・オン・マンディ)」が収録されていました。この曲はシングル・カットされ、Bサイドに「Tiger Tiger」今回のお題の「寅」の曲でした。
ABBA - Tiger
久しぶりにABBAを聴きましたが、まあ、すごいキャッチーでダンシングな曲だなーと久しぶりに感心しました。あまり歌詞を重視しない私ですが、結構、歌詞も良くて、コーラスには、behind youとfind you、fear meとnear meと韻を踏んでいます。
この曲もストーカーとか連続殺人犯の歌とも論議されるそうです。ええっ、多くの洋楽好きは、綺麗なABBAのお姉さんが肉食系セクシー美女をアピールしているという解釈で納得していますが、「I」を「俺」と和訳し、もの凄い怖い歌になっている記事を目にした時は引きました。
Agnetha(アグネッタ)とAnni-Frid "Frida"(フリーダ)の二人の妖艶さと、「ガオー」を組み合わせた、セクシーな歌としか思えないんですけど、なんで「Dancing Queen(ダンシング・クイーン)」を歌っている美しい人達がワザワザ危険性の高い犯罪を扱う歌を歌うのかなと、不思議な解釈があると憤りを感じました。
今回、ABBAのことを調べましたが、意外にも、単なるポップスを歌う人達ではなく、裏に隠れた、強い想い、メッセージがあり、多くのロック界のミュージシャン達の間で人気が高いのも納得するエピソードがありました。だから、安易に「俺はいつもお前の後ろにいるぞ」はやめて欲しいなぁと思います。
Marc Bolan & Gloria Jones T-Rex - Tame My Tiger
「Tame My Tiger(僕のペットはタイガー)」は『DANDY IN THE UNDERWORLD(地下世界のダンディ)』のシングルのB面の曲です。1977年リリース、最後のアルバムからです。
ちょっとアップテンポなテクノパンクなサウンドっぽい曲です。Marc Bolanは新しい音には敏感そうなイメージですので、パンクっぽいけど、やはりボランブギーって感じがします。
Marc Bolanのブギーは一世風靡した特徴のある音で、それにロックやフォークなど、タイトな曲が多いのでアルバム『The Slider(スライダー)』は名盤です。
この「Tame My Tiger(僕のペットはタイガー)」には、Marc Bolanの当時の配偶者のGloria Jonesも参加しています。Marc BolanはPUNK時代の少し前にはDavid Bowieもゲスト登場するなどマニアックな内容のTV番組のホスト担当していました。
しかし、Gloria Jonesが運転していた車の事故で即死状態で他界しました。年齢は29歳です。生きていたら、再び栄光を得ていたかもしれないと思うと残念です。
The Killers - Neon Tiger
急に時代は2008年です。Googleで検索したら、なかなか80年以降の曲がヒットしなくて、The Killersしか出てきませんでした。
気高く野生の動物の気位の曲かも知れません。動物園で人に飼いならされて、本来の気高さを失うよりも、灼熱の太陽の照りつける暑さの中、逃げ続ける野生のトラを意味しているのでしょうか。多分、それを人間にも照らし合わせることで、尊厳という意味になるのかという気もします。
この曲だけが、2000年以降になります。調べきれなかったので、2000年以降にどれだけのTigerがあったのか、次の寅年まで、調べておきます。
オマケ
Speed, Glue & Shinki - Speed, Glue & Shinki
最後はタイトルにはTigerありませんが、何となく思い出したジャケットです。これは「トラ」です。
Speed, Glue & Shinkiは陳信輝(ギター)、加部正義(ベース)、Joey Smith(ドラム、ヴォーカル)のスリーピースバンドです。因みに加部正義さんは2020年9月26日に亡くなられ、プロデューサーの折田育造さんは昨年9月1日に亡くなれました。
ライブ盤が昨年の2021年10月6日発売されました。50年たって初のライブ盤となります。
という事で、今年のネタだった「寅」の洋楽の曲の紹介+オマケのトラのジャケット紹介でした。(TOP画像にTravis Scottが何故かいます!フフフ)
次回は待望のBLACK METALか、ストック記事、時事ネタ、80's、90's、Metalのどれか、もしくはThe Beatles iMAXかも知れません。
ご清聴ありがとうございました。