3年ぶりの SUMMER SONIC 2022
思い起こせば、3年前のサマソニ。2019年、20周年記念イヤーのサマソニは、3日間の開催であった。
その次の年は東京五輪開催なので、1年お休みとなった、あの夏。
FUJIもロッキンも行われる中、コミケとサマソニは全くのゼロとなった。以前のサマソニはお笑いも出ていた、稲川淳二の怪談話もあった。邦楽のバンドの出演も増えた。
しかし、、
2020年SUPER SONIC開催中止、オンライン配信とクラウドファウンディング。あの時の事を思いだせ。
2019年の20周年後の、「たった1年」が「3年」になるなんて、誰も想像してなかった。SUMMER SONIC以外のフェスもライブも永遠に開催されなかったかもしれない。
2021年にはコロナ禍が一旦、収まりかけていた時の、行政の圧力。ロッキンほかのEDMのフェスの煽りで、SUPER SONICは戒厳令のような中での開催にこぎつけた。
ロッキンの後のSUPER SONIC。飲酒マナーはコロナと関連ないはずが、「みんな我慢しているのに」という不満。家の中にばかりいる日々が続き、いつしか「あれもダメ、これもダメ」不自由な毎日が延々と続くことへのストレスと疲れ。
これが3年間のサマソニファンの戦いだった。確かに勝ち得た場所であり、チケットを何としても入手する必要があった。
そして、3年後のその日がやってきた。
とりあえず転調
サマソニが終了した翌日までは「たのしー」と思って帰ってきたのだが、知らないステージで何かあった模様である。
事の起こりは、ONE OKE ROCKで「声を出せー、これが俺のやり方だー!後で俺が謝ってやるからー」という趣旨の、Vo.TAKAの謎のMC。
ロッキンでも同様のMCを行ったそうであるが、ロッキンの観客は「シーン」と全く乗らなったようである。なぜかサマソニの客は「ヒャッハー!」となってしまったらしい。
ふむ。
話によると「前のバンドで、、」というと、前のバンドはWANIMAというワーナージャパン所属の邦楽バンド。このバンドが既に暴挙を行った?と、調べたところ、いやいや、むしろWANIMAは「声の出せないお前らの分まで俺らが歌う!」とあるので、ええっと、「前のバンド」で暴挙があったとは思えない。むしろ「WANIMA、いいやつら」と感動してしまった人が拡大中だそう。
しかもWANIMAとHydeがダサいと言ってる人が多らしい。
へぇ。
「今いるそのスペースは3年かけて君らが勝ち取った場所だろ?有効活用しろ」
Hydeのステージにいたので、そのMCは聞いていたし、見ていたのだけど、だからHydeはすごく気迫溢れていたのかと、なんとも神妙な気持ちに、今、なりました(性格上、ボーッとしているので)。以前、サマソニでVAMPSを観てから、かなり久しぶりのHydeだったので、「今回、お得」とホクホクして観てました。
確かに金属バットで「鬼コーチ」なのかはわかりませんが、「回れ、回れ」「ジャンプ、ジャンプ」は有難うございました。本当にHydeさんには、感謝しかありません。
本当のダサい大人だったら見て見ぬふりです。でも、その場に観客はみんな嬉しそうに、ぐるぐる回って、ジャンプもしていました。確かに「考えた」と言い、結構、回っていて、やはり、ファンはすごいと感心しました。
Hydeさんのファンの人達は相当良かったと思います。私は日頃からHydeのファンではないので、どうなのかはわかりませんが。
そういえば、タオル、ぐるぐる回しました。あれはなかなか見栄えがよかったのでは。
有効活用「ジャンプして回る」
多分、ONE OKE ROCKのファンの人達は煽られたので、乗ってしまっただけなのではと思います。ロッキンでは声を出している観客は見当たらないのはきっと、台風で1日中止にもなりましたが、天候もあったと思いたいです。
ロッキンは千葉に移っての開催でしたし、台風でのキャンセルの返金対応も早かったので、保険の大口のに入ったのかな〜など、いずれにしても「相当大変」と思いました。
確かに、今、振り返ると、サマソニでマスクをしてない若者はなぜか、普通に声が大きかった様な気がします。テンションがちょっと違っていた人がいたなと思いました。ストレスでちょっとポイントがズレた人もいても、おかしくないかなと私は思います。
「嬉しい」と心から喜べたのではないでしょうか。
今回、風車もなく、絵を描く人もなくと言っても、あの暑さで描いていたら熱中症間違いなしとは思いつつも、移動中の風景がちょっと寂しかったかも。まあいいけど。
人は予想以上に多く、グッズ購入者の列も長くて、開場で入っても、2時間ぐらい待ちでした。体調不良で倒れた人もいたようで、万全で来れる人ばかりでもないし、万全でも突然もあるので、迅速な対応ですね。
声を上げたのは中高年の男性で、案外、若い人は、「え?どうしたの?」とどうしていいのかわからなくオロオロと立ちすくんでしまっていた様です。
主に観たバンドの事を書きます。
若者で溢れていた、今、世界で最も勢いのあるロックバンド、Måneskin。久しぶりのロックヒーローって呼びましょう。(この文章の方がダサくない?)
実際、日本以外でも多くのフェスに出演している彼らですが、演奏っぷりも堂に入っていて、新人バンドとは思えない見事なパフォーマンスでした。
トーマスのギターなんて、今時、あんなボロボロの持って演奏します?往年のロックバンドみたいで、どこで覚えたのだろうと思うほどのギターソロに、フレーズ。彼らの世代はあまりロック聴かないのに?
イーサンのドラムソロも、今回、サマソニでは観れませんでしたが、ドラムソロですよ。今時、そんなバンドあったっけ?
その反面、ヴィクトリアは今時の子の主張を見せての表現には感服しかないし、ダミアーノも体の一部に付け加えた和彫の龍も、今の世代の表現です。
古典と現代が織り混ざり、ロックを奏でるというのは、世代を越え多くの人を魅了する音楽以外のミクスチャーとも言えるのかなと、ボーッとした性格の私は考えました。
1曲目から、観客の誰もが腕を高く上げ、ハンドジェスチャーするなど、声は出せずとも出来る範囲での歓喜を作り出していました。
演奏曲はみんな知っている曲ばかりだし、ステージを広く使ったり、フェス慣れしていて、数年前までストリートバンドだったとは思えないほどの進化。
「頑張れ、頑張れ」と日本語のMCも出て、トリでもいいくらい観客をノセる技量も持ち合わせてもいました。ステージから降りて、ついハイタッチをしてしまい「あ、マズイ」という若者らしい姿もあり。
観客全員、しゃがませてのジャンプからの、ずっと飛び続けをしましたが、豊洲ピットでも同じMCだった「日本人は大人しいと聞いていたが、クレイジー」というやつをサマソニでも言っていました。
私もこちらで飛んでました。
いくつかの音楽情報サイトや雑誌でも「伝説をみているのかも」的な事を言われていましたが、本当に伝説的なライブを見た、3年ぶりのサマソニでした。
そして、Kula Shakerでは「Catch the Sun」やってました。
Kula Shakerって、あれ?
Whatever It Is (I'm Against It)
オープニングの「裏ピース」から始まった、この曲。クーラっぽいドライブ感のある曲で、「何であろうと、俺は反対だ!」とインパクト大のメッセージです。それはバカボンのパパの「反対の反対は賛成なのだ」ではなく「何であろうと、俺は反対だ!」なのです。
この曲もサマソニで演奏してくれていました。いつもないい感じの曲です。
Kula Shakerって、あれ?
そうです、Kula ShakerってずっとFUJI ROCKだったので、今回実はサマソニ初登場。2000年の幻の初回SUMMER SONICの出演予定がキャンセルからのREEFが来たっていう時はカウントされていません。
(この時のREEF見たかった〜。)
それにしても、何回、Hushのイントロのギターを聴いたかなって。ずっと聴いていたいなぁ、相当、聴いたなぁと思いつつも、「また来たら観にこう」と、本当にKula Shaker、楽しかったです。至福の時。良き良き。
他にも色々観ましたが、私の基本はこの3つでした。流石に今回、Midnightは残れなくて帰りましたが、Midnightの映画がSPARKSだったので見たかったのですが、流石にリタイヤしました。珍しい。
やっとの3年ぶりのサマソニも余韻を残して終了です。次回は今回の様なこともなく、フルセットでのサマソニが見れるといいです。
私はいつまで行けるのか、きっとサマソニが終わるまで行けたら良いなと希望を出しておきます。
で、メンバーシップですが、もう少し具体的な事を近日中にまた記事にしますので、宜しくお願いします。
連日投稿を考えています。そろそろやろうかなと思っています。というのも、情報量が増えたからです。こちらもお待ちあれ。メンバーシップとの絡みもあるで、こちらもメンバーシップの記事などに記載します。
メンバーシップ、よろしくお願いします。
次回予告はBEHEMOTHのMVレビューか、エアロスミス 50周年 未公開ライブ-3、メタルフェス、などの予定ですが、また、Måneskinも、クーラ、BLACK METAL、他の80's、90's、PANTRAも考えています。以前書いたもので追加情報があるものは書きます。
ご清聴ありがとうございました。