IBARAKI - Attack II
3月5日にnoteにエントリーした、前回に続き、IBARAKIのその後についての記事です。
2022年にTriviumのMattがBLACK METALのレジェンド"EMPEROR"のIhsahnの啓示で誕生したBLACK METAL Project、"IBARAKI"ですが、すでに3曲目のMVもYOUTUBEで視聴可能です。
IBARAKI - Rōnin feat. GERARD WAY and IHSAHN (OFFICIAL MUSIC VIDEO)
3月25日に発表されていたIBARAKIの3曲目のMVですが、ストーリーはやや怪奇もの風のテーマで、昭和にあった、特捜隊のようなサスペンスも感じられます。
QRコードを読み取り、その映像を見入っているウチに、徐々にとある場所に引き込まれて行きます。そこにいた1人の謎の女性と、何か倒れている人らしきものと日本刀。
日本刀を奪い、手にし、覚醒していく。
「浪人」
侍ではなく、武士でなく、「浪人」
さて、今回、この曲について、まず、目につくのは、Gerard Way(!)です。
My Chemical Romanceの、こんなコラボもあったなぁと思い出し、映像を貼っておきます。
Brian May, My Chemical Romance Reading 2011 We Will Rock You Welcome to the Black Parade
2011年のReading FestivalのMy Chemical RomanceのステージのEncoreにBrian Mayが登場します。しかも、この時のBrian Mayの紹介MCが、"Brian F**kin' May"っていうことで、やぶさかでないという感じです。
※やぶさかではないという言い回しは「喜んで行う」という言葉で、古い言葉として使われますが、ちょうど「Rōnin」というタイトル曲に相応しい言葉を使わせていただきます。
Queenの「We Will Rock You」にご本人登場としうことでバリバリにRED SPECIALを弾きまくり、更に「Welcome to the Black Parade」まで演奏という花火がとても綺麗なステージでの演奏はかなりの盛り上がりです。
それにしても、これだけ盛大な花火や花吹雪のステージが当たり前に、あの頃にはあったのだと思うと感慨深いです。
確かにGerard Wayは実は氷室京介とコラボも行っていました。
Kyosuke Himuro feat. Gerard Way - Safe and Sound
なんだかお洒落で爽やかな、2人で、ポカリのCMもいけそうです。
My Chemical Romanceの3枚目の「The Black Parade」というコンセプトアルバムで、テーマが「死」というものでした。「黒」の「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」という雰囲気の衣装にVodouなパレード、テーマが明確です。
今回、前回の記事でこのIBARAKI Projectで気になる名前があると思って書いていたわけですが、My Chemical RomanceのGerard Way。ここまで書いているだけでも、インパクト大です。
Gerard WayがMattだけでなく、BLACK METAL、更には"EMPEROR"のIhsahn、BEHEMOTHのNergalと流れていくのは非常に面白いです。
New Black Metal project Ibaraki feat. Trivium's Matt Heafy + Emperor's Ihsahn, Nergal to guest!
このサムネだけ見ても、今の時代は本当に混沌としている世界です。因みに、Mattは、実はYOUTUBER感もかなりあり、時にゲーム配信も行うほどYOUTUBE慣れをしています。
BLACK METAL界では、彼の方がYOUTUBERとしては有名ですが、それに2ちゃんねらーが早々に気づき、密かにYOUTUBE活動を応援していたというのも面白いことです。
Mayhem - Pagan Fears (Rehersal) with V.Vikernes
このリハーサル音源は、言葉にできません。辛いです。
さあ、IBARAKIに話を戻しましょう。
この「Rōnin」についてMattの位置付けとして、『浪人はマスターレスの戦士です』と回答しています。
現在の「浪人」という言葉の使われ方は、「大学入学まで2年間、浪人をしていた」という感じでしょうか。正直、この浪人は「情けない」とか「留年」の「ダブリン」に匹敵するほど、軽く扱われています。
江戸時代や戦後時代のような誇りもないのは、大学は今や誰でも入れるような学問の場になっていたからで、武士という人斬りを生業にしていた時代とは、著しく環境も世界も変わりました。
昭和時代にはホワイトカラーの会社員を現代の武士と位置付けてもいたわけですが、まあ80年代の「企業戦士」というのは「24時間働けますか?」というハッスル会社員のことを指していました。
平野に立つ
私は連れ去られます
門をくぐり抜ける
私は私の名前を復讐します
この怒りは飼いならされてはならない
浪人はマスター、殿様に忠実であり、そのことからも昭和では会社員も「忠犬」と言われました。ひどいイジメもあり、「3べん回ってワンと言え」など、愚弄されたり、水をかけられたり。
IBARAKIのアルバムは5月6日にリリース予定です、各国ではアルバム、CD、カセット、Tシャツなど、各国それぞれ違うフォーマットで発売されます。
100限定などマニアックなアイテムの販売ですので、気になる人は早めのチェックが必要かと思います。
日本では特設ページの登場で、TシャツとCDが発売されます。
収録曲は以下
更に、Matt Heafy (Trivium, IBARAKI) ❌ Ihsahn (Emperor) and Mirai Kawashima (Sigh)のBLACK METALでスペシャルなインタビューも聞けます。テキストと動画なので、内容もフォローでき、雰囲気もわかるという、必聴に必見です。
「切り捨てゴメン!」「三味線」「茨城」「茨木」などの解説をしているようで、面白そうです。
※テキストをGoogle和訳してみると雰囲気がわかっていいかもしれません。
2週連続でのお休みでしたが、今回はやや重いかもしれませんが、それなりに楽しい箇所もあると思います。
次回は80's、90's、noteお題、時事ネタ、そして、BLACK MEATLのバンド編のどれかに行こうかと思っています。これらのどれかでしょう。
ご清聴ありがとうございました。