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Led Zeppelin再結成コンサート、15周年記念『Global Watch Party』について

あれから15年という月日が流れました。

2007年、ロンドンのO2アリーナで行われた、Led Zeppelinの一夜限りの再結成コンサート。

このコンサートを開始する前には、色々ゴタゴタしたこともありましたが、とにかくコンサートは素晴らしいものでした。

Celebration Day Global Streaming Event | Saturday, Dec. 10 | 8P GMT | 3P EST | 12P PST


Led Zeppelinの再結成というと、アトランティックの再結成、ライブエイドの再結成もTVの前で待ち構えていたわけですが、それでも、そんなに必死じゃなく、「あー、Led Zeppelinが出るんだ〜」という、ゆるい感じでした。


2007年のあの日、それまでの熱量とは変わり、ワールドカップよりも、私の中ではドキドキするものがあり、今までとは違った特別な再結成コンサートでした。


今回、15年ぶりにあの感激を見て思うに、オープニングは映画『永遠の詩』を思い起こさせる黒い画面に白い文字、Led Zeppelinがツアーで使っていた専用飛行機のスターシップ号からメンバーが降りて、始まる、再結成の演奏。

スタートは「Good Time Bad Times

1st アルバムもこの曲で始まったのだけど、再結成でも、Led Zeppelinの始まりでも、この曲でした。

「アーメット、俺たち、やったぜ!」

そう、覚えていますか、あの時のRobert Plantが発したアトランティック・レコードの創設者のAhmet Ertegunへ向けた言葉。

これは「アーメット、俺たち、やったぜ!」ではなく、実はジェイソンを見ています。
(ボケではないです)


再結成は『アーメット・アーティガン トリビュート・コンサート』ということで11月26日に開催される予定でしたが、先にも書きましたが、Jimmy Pageが自宅で転んじまいまして、小指を骨折しやがっちまいやがって、イライラってことになりまして、12月10日に順延されました。(すみません、途中、言葉が荒れちゃいました。テヘッ)


Led Zeppelin - Celebration Day (TV spot)

この映像は10年前の公式リリースの際のTV用のCM映像です。


今でも、このリリースされている、O2の映像を見ると、各人のパフォーマンスはそれまでの再結成に比べると「パーフェクト」で文句なし!歴史的再結成として申し分ないと思いました。

【Disc 1】
1. Good Times Bad Times
2. Ramble On
3. Black Dog
4. In My Time Of Dying
5. For Your Life
6. Trampled Under Foot
7. Nobody’s Fault But Mine
8. No Quarter
9. Since I’ve Been Loving You

【Disc 2】
1. Dazed And Confused
2. Stairway To Heaven
3. The Song Remains The Same
4. Misty Mountain Hop
5. Kashmir
6. Whole Lotta Love
7. Rock And Roll

実際、この演奏ではRobert Plantは『彼(John)は今日、遂に父親(Jonn)に追いついたんだ』と最大限の賛辞を送りました。実際、RobertJohnに向かって指を差しをしていました。

中央、ロバートがジェイソンを指差しています。


O2のあと、Jimmy Pageほか、3名はLed Zeppelinのツアーを考えていたが、Robert Plantが断ったため、再結成は、Led Zeppelin号は、2度とフライトは無くなってしまったのです。

John BonhamBONZO)の意思は息子のJason Bonhamに託されたと思ってはいたのだけど、Robertからはあまり好ましく映らなかったようにも当時は思えていました。


上記のインタビューでJason BonhamRobert Plantだけが再結成ツアーを最初から考えていなかった理由を以下のように答えている。

「親父とロバートは15歳の時から友達だったから、ロバートにとっては他のメンバーよりもずっとショックが大きかったんだ。あの再結成コンサートは素晴らしかったし、最終的にああいう形で幕を閉じて最良の結果になったと思うよ」

interview :  Jason Bonham


こう振り返る、JasonO2の後は長らく、色々な活動と共に、Led Zeppelinの曲を演奏することもしていました。

Led Zeppelinの再結成は、アトランティック40周年、ライブエイド、アーメット・アーティガン トリビュートの再結成で計3回です。


このアグレッシブなプラント、どうよ!

Led Zeppelinの再結成については、常に「大金」の桁数ばかりがニュースで出ては消えるのですが、Led ZeppelinOasisあたりは、とにかく、この手の話は流れ続けている現状です。

最近も再結成の話があったようで、Led Zeppelinを撮り続けてきた写真家のNeal Prestonが否定しています。



現在、年齢的に78歳のJimmy Pageが何時間もステージで演奏することは考えにくいですが、SNSを見ると、健在で、元気そうな姿を散見できます。(こっそり見てます。エヘッ)

Robert PlantAlison Kraussと、自分の興味あることに向けての活動をやっております。

これを見る限りでは、声の方は思った以上に出ていて、歌によってだとは思いますが、まあソツなくまとめています。

また、Robert Plantは未だに出る再結成の話を肯定的に捉えてはいます。


1979年のネブワースの映像を思い出します。似たような場面があるからです。



忘れてはいけません、John Paul Jonesは『The Taylor Hawkins Tribute Concerts』にThem Crooked Vulturesとして登場していました。

あれはすごい感動しました!まさかのJohn Paul Jonesという事でしょうか。

The Taylor Hawkins Tribute Concerts』に関して記事は書いたのですが、公開はしていません(来年公開予定)。

いつも同じスタイルが多いですが、安定したベーシストです。



この中の問題としてはJimmy Pageの年齢だと思いますが、前回、それで実際に演奏を、O2の再結成コンサートを、これまでの再結成コンサートよりも素晴らしい・スペシャルなパフォーマンスを魅せてくれました。本当に感慨深いです。

きたーーーーーーー!


それにしても、あれからもう15年。

このシーンはかなり珍しい。

因みに、このシーンですが、実はかなり珍しいと思います。そもそも「Good Time Bad Times」は、(1970年9月4日のライブ音源が有名ですが)公式でライブリリースはされていませんし、演奏されることがレアなのでほぼないことです。ほぼ、このコンサートの時にこの曲のライブを初めて見聞きした人が圧倒数だと思います。

1970年のライブでBonzoのドラム前に3人が集まってタイミングを図ることは現存するものでは全く確認できなくて、恐らく、Jasonだから、再結成の1曲目だから3人が集中したといえるかもしれません。リハーサルの段階からかもしれないです。

それにしても、この3人の姿。Jimmy Pageのちょっと口を尖らせ、Robert も顎を上げて、その2人を見るJohn PaulJasonBonzoの違いもありますが、過去の人達ではない意気込みを、この再結成コンサートだけでも感じました。


Led Zeppelin、すごいなぁ、、」



ということで、15年ぶりの、あの感動をもう1度ということで、『Celebration Day Global Streaming Event』の記事を完了します。



多分「Ten Years Gone」にかけて「Fifteen Years Gone」って使う人がいそうだなと思い、タイトルに「Fifteen Years Gone」は使いませんでした。(案の定、使っている人がいました。)


以上、本日はこれで終了です。

次回予定、80年代、メタル、70年代、90年代のどれか。毎週土曜日の投稿を中心に、余裕が出たら、平日投稿・連続投稿の続きをやりたいと思っています。引き続き、宜しくお願いします。

メンバーシップも始めています。こちらももうちょっとしたら、現状から少し考えてみようと思っています。




ご清聴ありがとうございました!








本日は「Celebration Day」を流して終わります。

Celebration Day (Live at MSG 1973) (Remaster)

カッコいいわ〜。久しぶりに聴きましたが、まさに「Sick Again


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