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作品見て泣いた経験ある重症美術オタクたち集合〜〜〜〜!!!!!!!!!

>>>圧倒的タイトルの通りです<<<

こんにちは、筆者の すみれですᐢ. .ᐢ ੭♡
出オチ感が漂いまくってるタイトルはなんぞや、
とこの記事を開いてくれた人は思うだろうなと。
私も思います、ええ()

今回は今までとは打って変わって
重症の美術オタクたちに向けたものとなります。
「もう手遅れ」「狂ってしまった」
「絵画は動いて見える(音が聞こえる)(風を感じる)」
「展示より温湿度計をまず先に見る」
「作品の破損箇所を確認してテンション上がる」
など思い当たる節がある方、、、大歓迎です。

そんな、美術があまりにも好きすぎて
もうあの頃には戻れない(語弊)皆様に聞きたいのが、

作品を見て(思い出して) 泣いたことがあるか?

もうなんかここで色んな意味での脱落者多そうで
めっちゃ不安なんやけど、意味はそのまま。
美術館や展覧会などの作品を見て(その後思い出して)
涙を流した経験があるか否か。
また、それは何故なのか。これを聞いてみたくて。

別に美術オタクじゃなくても、行った展覧会で作品を見て感動した!!って経験をした方は多いと思います。
けれど作品を見た衝撃が強すぎて頭から離れない、
その後も思い出しては感情が動いてしまう、、、
挙句泣いてしまうなんて人はなかなか少数派とは
思いますがゼロではない可能性を信じ、この記事を書いています。。。

なのでそういった経験がある方はぜひコメントに
「作品名」
「なぜ泣いたのか」
「その作品の推しポイント」を
コメントに残して欲しいんです。
展示期間とか好きな作品傾向とか詳細に書いてくれたらより嬉しいですが、わからなかったら、
わからないで全然大丈夫です☺️
泣いた理由も「わからない」「なんとなく」でも
正直オッケーです笑

いただいたコメントは、後に何かに使ったり、
データを採る訳じゃなくただ私が見て
わかる〜〜〜〜〜〜〜!いいよね〜〜〜!!って
したいだけなので安心してください←

個人的に可能であれば、
・その作品を再度見に行ったのか
・今の自分が見たらどういう気持ちになるのか
なども書いてくれたらめっちゃ嬉しいです(私が)


ちなみにですが… 


私が展示で見て泣いたことがあるのは
・袖の巻より「事の後」 鳥居清長作
・太刀 燭台切光忠    長船光忠作
この二つです。どちらともお家に帰ってから思い出して寝る前にお布団の中でしんみり泣きました(笑)
※周りがびっくりするから展示会場で派手に泣くのはダメだぞ〜‼️😂

袖の巻は少し前にnoteでも記事にしました
「春画展」での展示作品の一つで春画を語る上では欠かせない傑作です。
この作品は浮世絵なのですが、珍しい長方形の
トリミングがしてありその画面からはみ出すほど
クローズアップした男女の様子が描かれています。
袖の巻の一つ「事の後」という作品でタイトル通り夫婦の事後なのですが、目を細めて笑い、
は〜〜〜っと脱力して余韻に身を投げるその様子が
あまりにも幸せに見えて、胸がぐーっと甘く締まる感覚がした後にその緊張が解けるとともに暖かい温度がじわじわ広がっていく感じでした。
その夫婦の間に流れる時間はただ穏やかで飾り気なんてなくて「しあわせ」という言葉がささやかに在るようで、そんな様子がシンプルな線と色彩で表現されているこの作品には心が動きました。
袖の巻は人物の目線の描き方が秀逸で含みを持った眼差しは見ているこちら側の想像力を掻き立て、
それらが混ざり合った瞬間ものすごい威力を発揮するものだと感じました。

燭台切光忠は鎌倉時代に作られた日本刀です。
伊達政宗が愛用し、その後水戸徳川家に献上され現在は茨城県水戸市の徳川ミュージアムにて展示されています。
この燭台切光忠ですが、実は1923年の関東大震災で
燃えてしまった「被災刀」なんです。そのため刀身は黒く焦げ、茎(なかご)部分には高温の炎で溶けてしまった鎺(はばき)が癒着してしまっています。

長い間、”震災で焼失した”と言われていた燭台切ですが数年前に「身元がわからなかった被災刀があの燭台切光忠かもしれない」となんとなんと奇跡的に見つかりました。
ですが、真っ黒になってしまった刀身は我々が想像する日本刀の姿とはかけ離れており日本刀の価値を判断する要素の一つである刃文も全くわからない
状態で、こういう言い方をするのは迷いますが
”ただの鋼のかたまり”でした。


燭台切光忠


ですが、燭台切光忠を見て私が率直に最初に思ったのが「こんなに美しいものが現存しているんだ。」
でした。
溶けて癒着した鎺は金継ぎを思わせるように
きらめいていて光忠に特徴的な樋(ひ)(日本刀の軽量化のための溝)が刀身にすっと通り
本当に、本当に美しかったです。
また、現存しないと言われた過去を見事にひっくり返すような復活は歴史を生き抜く日本刀としての
本能的な強さを感じます。
「残るべくして残った」
よく私は燭台切をこう表現しています。
どんな困難に見舞われても美しいものは最後には
必ず残る。そう教えてくれた一振りです。


今回は美術猛者のための記事を書いてみましたが
いかがだったでしょうか?😂😂
ひ〜!引かれたくないよ〜〜!😂😂😂←

ではまた!笑


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