
鬼も笑うほど来年の展示の話をしよう!絵画美術編
【大謝罪】サボりすぎてまさかの2月の公開になりました節分の鬼にも笑われています←
こんにちは!筆者の すみれ です❄️
12月を指す”師走”。
私はこの表現がコミカルで好きですが、
実際世の中は師以外の皆様も走るほど忙しいのではないでしょうか。
忙しいのは芸術・美術オタクも同様で来年の展示情報をさばいてさばいてしています🤣
来年の話をすると"鬼が笑う"と言いますが、
鬼がそれはもう大爆笑するほど来年の展示の予定を一緒に話しましょ〜!
この記事は長くなるのでジャンルを分けています。今回は「絵画」です♪
他のジャンルも合わせて読んで見てね♡
日本刀編はこちら▶︎https://note.com/purple_chan2co/n/nda544a9b4d52
待ってました!歌川国芳!!!
タイトルの通り!待ってました!!!
「歌川国芳展 ―奇才絵師の魔力」
待ってたよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜🥹🥹🥹
展示作品数約400点。シンプルに多い、多すぎる。
このレベルの大規模展示は大阪では13年ぶりだそうで開催前ですが、主催者の気合をひしひしと感じます。
会場は大阪中之島美術館で、開催自体は2024年12月からではありますが年をまたぎ来年2月24日までの開催です。
今年の夏にあべのハルカス美術館にて広重の展示があったり、去年ですが芦屋で大好きな月岡芳年の展示があったりと「歌川一門」の作品を見る機会が増える中での国芳!さすが、わかってる!!とつい言いたくなります(笑)
中でも国芳は圧倒的画力とユーモアで現代でもファンが多いですよね今回の展覧会ポスターにも採用されている「相馬の古内裏」名前や作者は詳しく知らずとも、誰もが一度は見たことがある巨大な髑髏が記憶に強く強く残る国芳の傑作です。
そのほかにも国芳といえば猫!って方もいるのでは?そんなユーモアと愛嬌たっぷりの猫ちゃんもきっとたくさん見れるはず。
とても個人的なことを言うと、国芳の良さはなんと言っても武者絵…!となるタイプで、「宇多川先陣」とか「信州川中嶌百勇将戦之内」(長い😂)とかもめちゃくちゃかっこよくて好きです。
そしてその武者絵のスピリットは私の推し絵師の月岡芳年に受け継がれ、芳年の作品でありながらも、師である国芳の気配を感じられ最高です。
芳年の大規模展示もいつかやって欲しいな〜🥺💓
月百姿や江水散花雪、藤原保昌月下弄笛図をはじめとする続絵など言い出したらキリがないけど(笑)、大好きで大好きなのでぜひ大量に見たいです。
睡蓮、睡蓮、そして睡蓮
突然ですが、、、睡蓮はお好きですか?
お好きなあなたは来年はぜひ京セラ美術館へ…🪷
現在東京・国立西洋美術館で開催中の「モネ 睡蓮のとき」ですが、来年3月7日からは巡回先の京都・京セラ美術館で「睡蓮」が大集合します。
これもアツいですね〜!!!
めっちゃめっちゃめっちゃ睡蓮!!!!!!!←
内容もかなり上質で日本初公開作品がなんと7点も。
睡蓮マニア必見の展示になります。
あべのハルカス美術館で開催された印象派展(〜1月5日)にも「睡蓮」が展示されており、それは世界で初めて美術館が入手した睡蓮でもあります。
もし興味がある方はそちらもチェックしてみてください♪

個人的に2024年はかなり睡蓮を見たなあという感覚があって、振り返ると印象派展2回行って4月には中之島美術館で開催されていたモネ展ももちろん参加しました。
あれ、結構ちゃんと見てるなあ。。。笑笑
モネとか印象派とかそんなに強く好き!…ではない割にはまあまあ結構よく見てる😂😂
やはり根強い人気には頷けます!
そんなモネが年明け3月より関西でもお目に掛かることができるのは期待がふくらみます🙌
神戸市、本気です。
モネの人気もさることながら、日本人は好きですよね・・・
ゴッホ。
有名どころでいうとひまわりや糸杉や、耳に包帯を巻いた自画像とかとか…
美術に明るくなくても「ああこれね!」と思い出す作品もたくさん。人生で一度はゴッホの作品を見たいな〜と思ってる人も結構多いはず!!
私も「花咲くアーモンドの木の枝」、大好きです。
そのゴッホさん、2025年に兵庫県は神戸市にて大ゴッホ展と題し、約60点の名画たちが出迎えてくれます。(ゴッホの他にもモネやルノワールの作品展示予定もあり。印象派・ポスト印象派オタクには最高の展示かも!😌💘💘)
この大ゴッホ展は阪神・淡路大震災発生から30年の節目として企画されており、
第一期を2025年9月20日〜2026年2月1日
第二期を2027年2月頃〜5月頃の2回に分け展示されます。
今回の目玉はなんといっても「夜のカフェテラス」と「アルルの跳ね橋」。
どちらも1888年に製作されました。
第一期展示の「夜のカフェテラス」はゴッホの中でも有名作品。ひんやりとした夜の青色の中に灯るカフェのオレンジ色がゴッホの作風と相まってより一層あたたかさを感じますね。
同年に描かれた「ローヌ川の星月夜」とは同じ夜空と街の灯りを描いてるのに作品から受け取れる温度感が全く違って感じられます。
(ローヌ川はカフェは描かず河辺の風景ではありますが)
第二期展示の「アルルの跳ね橋」
これは、、これはすごいですよ…!!!←
なんと約70年ぶりの来日!やばいです。超〜〜〜〜やばい。
夜のカフェテラスも約20年ぶりの日本での公開らしいですが、このアルルの跳ね橋が満を持しての来日。
オランダの国宝と呼ばれる本作品はまさに門外不出の一枚。
本当によく引っ張ってこれたな、、、とまず驚きが出ます😩❤️❤️これは這ってでも行くべきだと真面目に思っちゃいます(笑)
大ゴッホ展は両会期とも長期間をかけ、
神戸〜福島〜東京と巡回を予定しています。
かなりの混雑が今から予想されるので下調べや事前のチケットの確保など計画的にいきましょう!
そうだ、国宝を浴びよう。
さて、2025年の大きなイベントと言えば…
大阪万博が春に控えてますね!
2度目の大阪万博を記念して大阪市立美術館では
「日本国宝展」が開催予定。
大阪市立美術館はここ2年ほど改修のためクローズしていましたが、満を持しての開催となります。
この展示、なんと言っても国宝。国宝に次ぐ国宝。
130点もの国宝が大阪に集います。
このパワープレイ感、、、嫌いじゃない( •̀֊•́ )笑
展示スペースで国宝を見たらすぐまた国宝が待ち構えているのかと考えるとちょっと面白いです笑笑 ひしめき合ってる。。。
たくさんある展示品の一例を挙げると、
尾形光琳作・燕子花図屏風、
狩野永徳/常信作・唐獅子図屏風
本阿弥光悦作・舟橋蒔絵硯箱などなど
一度は絶対見たことあるやつが大阪に集います!
漢委奴国王金印とかもうこれ、、、!!、!!!教科書で見たことあるやつやん!
そんな感じで世代問わずテンション上がること間違いなしの展示。
学校で社会科や歴史を勉強しはじめのお子さんと一緒に行って実物を見ながらお話しするのもとってもオススメです😌💞
個人的には「七星剣」「丙子椒林剣」のダブル展示がアツいです!どちらも反りがない真っ直ぐな剣で聖徳太子の佩刀と伝えられています。
普段から日本刀はたくさん見ていて500〜800年前のものが多いのですが、
これは1000年越えのいわゆる「上古刀」。
1000年前の現物が目の前にあるって想像しただけでロマンだしタイムスリップしたような不思議な気持ちにさせてくれますよね✨
それが美術品の、日本刀の深い深い魅力のひとつ…
"国宝"間違えにご注意を。
万博開催を一緒に盛り上げてくれるような国宝たちなのですが、
注意したいことが一個ありまして!!!!!(大声)
この「日本国宝展」(開催期間:4月26日〜6月15日)とほぼ同時期に、
奈良国立博物館では「超 国宝 -祈りのかがやき-」(開催期間:4月19日〜6月15日)
京都国立博物館では「日本、美のるつぼ -異文化交流の軌跡-」(開催期間:4月19日〜6月15日)
こちらの展示も開催が予定されています。しかも同じ関西圏で。
これぜっっっっっっっっっっったい間違えてチケット取る人いると踏んでます←
下手したら私も間違えそう。ごちゃっとしそう。
展示品も結構違うのでお目当てがある会場をお間違えないように🥶‼️
大阪市立美術館・京都国立博物館・奈良国立博物館、、、同じ関西だけれども結構離れている(特に奈良博とか)ので行かれる方はご注意を。
私みたいに全部行かれる予定のある方は、、、、
楽しんで!!!!(笑)
本当は去年の年末までには投稿しなきゃいけない記事なのに寝かせまくって("きじ"だけに)年越して2月になっちゃいまして…
もう今に時点でも書かなきゃいけないレポ溜まってます😇💦
遅くなりましたが、今年もみなさんがたくさんの美術品と出会えて素敵な景色が見れるよう願っております!😌🌈
ではまた♡