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世界の扉ショット集vol.3 英国バース

せっかくこのマガジンを作ったというのにコロナが発生し、その後旅行に出ることはめっきり減ってしまいました。それでもロックダウン規制緩和の合間をぬって近場には行くこともありましたが、ことに関しては向き不向きの都市があり、最後に出会えたのは1年も前の2020年7月。

こんなにもブランクがあったので、5月17日以降にようやく観光目的の宿泊が解禁され、今年初めての泊まりがけ旅行が実現したときは、かなりの開放感がありました。しかも、訪れた場所のひとつはまさに扉ショット向けの都市、イギリス唯一の温泉地バース

有名な漫画で、阿部寛が古代ローマ人に扮して映画化もされた『テルマエ・ロマエ』の舞台となった公衆浴場跡があり、バース石を使ったハチミツ色の建築物が立ち並ぶ街そのものが、世界遺産に登録された都市でもあります。

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橋の上に軒を連ねるショッピング街やバース寺院など、見どころが多いイギリス有数の観光地ですが、独自路線を突き進む傾向にある私は、そんな超有名観光施設には目もくれず、ひとり黙々と高級住宅街を練り歩き、ひたすら扉を写真に収めるという奇行を繰り返していました。

Vol.2の海辺の町チチェスターとは違い、こちらはロンドン高級住宅街タイプなので、チチェスターが温かみのある素朴な魅力を備えている一方、バースはスタイリッシュで洗練された、大人な雰囲気です。

なお、ロンドンのノッティング・ヒル周辺などでは、やはり扉狙いで人ん家の庭先まで入り込んだり階段に座ってポーズを撮るような観光客も多く、住民から苦情があるそうです。

私も、そもそもよそ様の家の玄関を勝手に撮っているようなもので、ときに窓際にいたお住まいの方とが合ってしまったことが幾度かありました。そんなときはなるべくニッコリ微笑んで、暗に撮影願いをテレパシーで送っています。迷惑行為は避けたつもりなので、以下、安心して?写真を見ていただければと思います。

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いま見返したら、始まりに相応しいナンバー・ワンのプレートを掲げるお宅があったので、トップバッターを務めてもらいました。扉は平凡(失礼!)ですが、前のチェッカー柄のタイルが粋です。

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絵画のフレームのようなアーチごしに臨む、土色がかったが鮮烈。

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大好き、ヴィンテージ風のグリーン😍

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扉と言うより、白に薄紫色の花が映えるリースが存在感を出しています。

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こんな扉回りは見たことがない装飾

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新聞が挟まってるのが生活感あってイイな、と思って撮った、一見地味だけれどよく見ると十字架風のデザインが凝っているグレーの扉。

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ザ・ベスト。右の剥き出しのパイプ管を見てのとおり、高級住宅街ではない日陰な路地裏にあった、今回は水色が珍しく、スタッズ風の丸い飾りがモダンなドア。

久しぶりにお腹いっぱい、満足いくまで撮り溜められたすばらしい旅でした。次にこのマガジンを出せるのは、果たしていつになることやら・・

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