【note版】巨大過ぎないのがよい、ロンドンの「グリーン・パーク」
わが子の週末の過ごし方は、もっぱら公園めぐりです。イギリスの公園はやたら広くて、わざわざ車で連れてかないといけない(郊外だから?!)ところがぜいたくですが、比較的近いところだと学校の子に会ったり、転校しちゃった子に再会できたり、見知らぬ子とその場で(その場限りの😅)遊んで“お友達”になったり、誕生日会を開いていたところに遭遇して、飛び入り参加できちゃったり(さすがにそれは学校の子)、とにかく子育てに大必須、マストますとの、なくてはならない存在です。
今回はそんな子連れにも使い勝手のよい、ロンドンの公園を紹介します。まぁ、自分も含め、単に駅から目的地への“通り道”的に使う人がほとんどでしょうが。
ロンドンの“都会のオアシス”としてはハイド・パークが有名ですが、緑豊かな芝生が広がる公園の多いロンドンでは、ほかにも気持ちのよい公園がたくさんあります。
バッキンガム宮殿横の「グリーン・パーク(The Green Park)」は規模がそこまで大きくなく、平日の朝は公園内の並木道を通ってグリーン・パーク駅に向かう通勤客や、マイペースに散歩をする人々などでほどよくにぎわっています。
ロンドンに8つある王立公園のなかでもっとも小さく、ほかにはない特徴をもった、独特な公園です。
木々の間からはバッキンガム宮殿がのぞき、休日や人手の多いほかの時間帯とは打って変わり、平日の朝は落ち着いた佇まいを拝めます。世界的に有名な観光地である宮殿も、ロンドンっ子にとっては日常的な風景のひとつに過ぎず、公園にいる人たちはベンチでぼんやりしたり、ジョギングするなど、思い思いに過ごしています。
個人ではなく、サークルのようにグループで集まり、ランニングの練習に励んでいる人たちもいます。ロンドンには入場料無料の優れた博物館が数多くありますが、小さい子には退屈なことも。そんなときにも大活躍するイギリスの公園は、砂利ではなく芝生が大部分なので、泥汚れも気にならず便利です。
また、グリーン・パークのすばらしい点は、大き過ぎないその規模にあるといえるでしょう。走り回る子供を見失わないよう追いかける必要がそんなになく、適度な広さがありながらも、親の目がゆき届くので安心です。
お昼には公園内に2ヵ所ある売店で、ドリンクやサンドイッチといった軽食やオヤツを買ってベンチで食べれば、空気もよく経済的と一石二鳥です。
宮殿側から公園を突っ切って大通りに出ると、左方面にはハイドパーク駅、右にはイギリス随一の繁華街に近いピカデリー・サーカスの駅があり、観光にももってこいの便利な立地です。なお、道を挟んだ反対側には日本大使館(領事館)もあります。コロナ以降は随時予約が(未だに!)必要で、入館時は荷物検査のほかに身分証明書も必要なので、パスポートや運転免許証を持参すると安心です。
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