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10秒で学ぶ!イギリス英単語フレーズvol.11「メイ前首相が断ったもの」
イースター中の断食期間「レント(関連記事)」を迎えるにあたって、イギリスでは実際に断食する代わりになにか別のものを断つ習慣があります。これはイエス・キリストが砂漠の中で40日間の断食を行ったことに由来します。
基本的には期間中、好きな食べものをやめるのですが、子供であれば例えば自分の好きなオモチャをひとつチャリティに寄付するといったこともあります。昨夜もわが子が突然「今チャリティ期間だよね」と言いだし、唐突に自分のオモチャを物色し始めました。
下の子もそれにならい、ふたりしていくつかのオモチャをうやうやしく献上してくれ、ビックリです。きっと学校で言われたのでしょう。
大人も子供もこのような行為を通して、日頃身の回りにあるものに感謝の気持ちが芽生えます。以前の記事ではデザート断ちをしたママ友の話を紹介しましたが、今回はわが家が来英した時期に首相だった、個人的に思い入れのあるイギリスの第76代首相、テリーザ・メイ(Theresa Mary May)前首相がレント断ちしたものを紹介します。
奇しくもメイつながりで勝手に親近感を持っている、オシャレな前首相の在任期間は2016年から2019年まで。マーガレット・サッチャーに続く女性で2人目の首相、かつ、21世紀で初めての女性首相となりました。
退任間際はEU離脱問題に手こずり、結局それに足をすくわれ2019年7月24日にボリス・ジョンソン氏(Alexander Boris de Pfeffe Johnson, Hon FRIBA 正式名称長っ!)就任に伴い首相を退任しました。
そんな彼女が2017年のレント期間中に断ったものがこちら。
日本やアメリカではpotato chipsと呼ぶスナック菓子、イギリスではchipsというとフィッシュ&チップスのフライドポテトを指すのもあり、crispsと言います。
この最後のsが日本人的には言いにくく、単に「クリスプ」と言いたくなるのですが、あくまでも「クリスプス」と言わなければなりません。
メイ前首相がお気に入りの味は、そのフィッシュ&チップスにふりかける、外国人の我々からしたらちょっと不思議な「塩とお酢(salt and vinegar)」の組み合わせ。
当時の首相広報担当者によると、メイ氏がどのくらいポテチを好きか、1日や1週間単位で何袋ていど消費するかといったことについては言えない、とのことでしたが、かなりお好きそう⁈(出典: “Theresa May gives up crisps for Lent” The BBC 2017.)
ちなみに、やめる、断つことを
give up
と言います。She gives up crisps/will be giving them upなど。
皆さんであれば、なにをギブ・アップしますか?私は・・やはり食後のアイスかな⁈
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