盤谷おきらく日記vol.4カモーイ（泥棒）！！

これまで少なくない旅をしてきたと思いますが、ときおりハプニングに見舞われても、深刻なトラブルにまでいたったことは、運よくありません。

スリには2度、いずれも東南アジアで遭いましたが、ひとつはベトナムのホーチミン、もうひとつがタイのバンコクででした。土地勘があったゆえ、かえって油断していたのでしょうか。いや、でもアレは不可抗力な気が・・

まだ若かりし頃、タイで就活をし実際に仕事を始めたときの生活を、過去の日記から紐解きます。前回の話はこちらからお読みください。

犯罪ケースとしては珍しくもなく、むしろ頻発エリアだったわけですが、実際に被害に遭うと「ついに自分もヤラれた！」と、放心してしまうものですね。

東南アジアでのスリ2パターン

バンコクの市場はたいていどこでも、狭い道に人がごった返し混み合っているのが常ですが、バイヨーク・タワー近くのプラトゥーナムという衣料品市場も例外ではありません。

通りによってはまるで満員電車状態。なかには拡声器で「カバンに気をつけて！！」と、タイ語と英語の両方で叫んでくれる店員がいるほどです。親切な忠告に従って、カバンは前抱えでしっかりガードしていたと思っていたのですが・・

が・・

ふと気づいたら、サイドがスパーっと縦に！裂かれていました😱

つまり、両手でカバン抱えてるのに、無防備状態の？横側を斬られたと・・

や、防ぎようなくないですか！？

前後左右はおしくらまんじゅうで身動きが取れず、その激混みエリアを抜けたあともかなり長いこと被害に気づかなかったので、本当にプロの技なんでしょうね・・

不幸中の幸いは、現在ではレアすぎる？トラベラーズ・チェックと、持って出歩くなんてことは普段、数えるほどしかないのに、よりによってこんなときに限って入ってた、両替のためのパスポート（いるんでしたっけ！？）、そして携帯は無事だったことです。

ベトナムで横断歩道を渡っているときに、ポシェットをバイクのライダーに引きちぎられた（細い紐なので簡単）ときも、滞在最終日で最後に使おうととっておいた昼食代程度で済んだので、肝心なところはツイてるみたいです。←相変わらずのプラス思考！？

盗られて1番イタかったモノ

話はバンコクに戻り、結局このとき盗られたものは、古銭入れとモノレールの30日パスでした。買ったばかりで有効期間がかなり残っていたのがチョッピリ惜しいですが、それよりもっと困ったのは、小銭入れに付けていた、当時居候させてもらっていた先の、門の鍵でした。

どうしたことかと悩みながらそのまま帰宅し、門を開けてくれたメイドさんにまずは告げると、心の準備もできていないうちに、すぐさまホストマザーのところに連れて行かれてしまいました。

どーしよどーしよ、不注意な自分が恥ずかしいし申し訳ない・・

と自己嫌悪に陥りながら謝ると、お母さん（先輩の）は「鍵なんてすぐに取り換えられるから問題ない」と言ったうえ、それよりも被害が小さく済んだことや私が無傷だったことを喜んで、労ってくれました・・。

なんと🥹ありがたや🙏

って、当たり前ですよね、今なら自分も親になってわかりましたが、ひと様の子を預かっておいて（勝手に押しかけてきた、いい歳した大人ですが・・）、なにかあったら大変（責任が😅）。そう言うしかないですよね、

と、改めて反省。
その節は、たいへんお世話になりました🙇‍♀️