ドびっくりイギリス英語プチ講座vol.3<乳歯が抜けたらお金を払う?!歯の妖精>
子供の歯が抜けたら屋根や床下に放り投げる、という昔からの習慣は日本だけでなく他のアジア諸国でも見られるそうですが、所変わってこちらイギリスやその他の欧米圏では
tooth fairy 歯の妖精
が来る、というアジアとは全く異なる設定になるようです。日本ですと、今やあまり見ることもなくなった縁側や瓦屋根といった「昭和」な懐かしい風景が目に浮かびますが、「妖精さん」ですと確かになんだか急にフワフワと、甘い欧米化したファンタジーの世界が急に広がりますね!
初めてこの妖精の存在を知ったのは、子供が学校から持ち帰ってきた一冊の絵本から。(参照:The Tooth by Tamar Reis-Frankfort and Wendy Tweedie)
歯が抜けたら封筒に歯を入れて枕の下に置き、場合によっては歯の妖精に手紙を書くようです。するとその晩、寝ている間に妖精がやって来て歯とコイン(お金)を交換していくそうです。
ただ、この絵本の挿絵のせいかストーリー設定のせいか、ちょっと想像していた可愛らしい華奢な妖精といった感じではなく、失礼ながらちょっと不気味・・?と思ってしまいました。実際他にも同じ作者で別の作品「そそっかしい妖精」(参照:Careless Fairy)など、やはりいたずらっ子風の妖精さんが描かれており、子供達もお金を貰えて嬉しい反面、怖がる子も結構いるようです。この記事の表紙画像のような妖精ですと、また雰囲気が変わってくるのでしょうね。
我が子の歯も順調に抜けていき、ある時は学校で抜けてしまったようで、帰ってきたらこんな可愛い封筒に入って戻ってきました。
先生が大事にして下さって、嬉しかったです。以来、家でも枕の下に置く封筒はこちらをそのまま愛用させてもらっています。さて、初めて妖精が来る(はず?!)晩、我が子の場合はと言うと・・いざ寝る段階になると
やはり怖がり始めました!!結構本気で、「一緒に寝てくれ」だの「電気消さないで」だの言い始め、素で怖がってて笑えました。
イギリス人ママ達に、歯が抜けた時の日本方式を教えると「へー・・ってか、妖精いないんだ!!」と、驚いていましたが、いやいや、こっちの方がビックリしましたってば!所変われば、ですね。