セカオワ深瀬くん出演映画『キャラクター』、俳優としてのポテンシャル
2024年12月13日に、映画『はたらく細胞』が公開されます。漫画原作の実写映画。
そこに我らがセカオワの深瀬くんが最強の敵として出演します。役名は「??細胞」と書かれていて、いまだ詳細は不明。
深瀬くんにとっては「はたらく細胞」は俳優二作目、俳優デビューしたのはコロナ禍真っ只中の2021年6月公開映画「キャラクター」です。
主演菅田将暉、共演者には小栗旬、高畑充希、中村獅童、そうそうたる顔ぶれ。
最初に映画出演のニュースを知ったときは、
「大丈夫か…?」と正直思いました(ごめんなさい😅)
それに、私は深瀬くんには一生ミュージシャンでいてほしいので、セカオワの活動が減って俳優に移行、なんてことになりやしないかと、それも不安でした。
なぜ深瀬くんの出演が決まったかというと、村瀬プロデューサーがセカオワのライブを見た時、ステージの世界観を体現するような憑依した表情を見て「両角がいた!」と感じてオファーしたそうです。その目利き、すごい。
ファンからしても、MVやライブでの表情を見ていれば俳優として期待大だとは思いましたが、表情と演技は別だから…
なんてことを思いながら、見守る気持ちで初日に見に行きました。
ところが目を背けたくなるような凄惨なシーンのなかでも深瀬くん演じる両角(もろずみ)の気味の悪さ、怖さが際立っていて、
特に動きのキモさ、台詞の間合いのキモさ、
両角が出てくるたびに、
もう出てこないで!😱と願ってしまうくらい、
キモい、怖い、グロいのなんの、
背筋が凍りました😱
あどけない顔で、優しいきれいな声の、新感覚のサイコパス。
舐めててごめんなさい、深瀬くん。
インタビューによれば、コロナ禍だったことが幸いしてクランクインまで一年半かけて演技のワークショップを受けたそうです。天才肌であると同時に努力を惜しまないところ、本当に尊敬できます。
映画全体でも、ヒャ!!!と椅子から飛び上がって声を上げてしまった場面があったり、山城が追い詰められ、警察が犯人に迫っていく過程の二転三転する展開、両角の生い立ちの謎、
いろいろ引き込まれるところがたくさん。
特に、ラスト近くで山城と両角が対決するシーンにはゾッとすると同時にエロスさえ感じました。
見終わったときの疲労感、すごかったです。
全身で力入れて見ていたみたい。
二回目も見に行ったら、両角のキモさに慣れたこともあり、両角の儚さ、哀しさ、切なさに心を惹かれました。それは深瀬くんとしてではなくて、両角というキャラクターの魅力。優しい声、優しい話し方の殺人鬼両角は普段の深瀬くんとは全然違います。
(二回目でも帰りの夜道がめちゃくちゃ怖かったです。両角が現れそうで。)
そして、なんと日本アカデミー賞新人賞を受賞!!!
深瀬くんて、本当に持ってる人だわ…
この受賞に関しては話題性のための授賞だとかの批判や異論がほとんどなかったのがさらに嬉しかったです。
映画を見た人なら納得の受賞ですからね。
また「はたらく細胞」で俳優・深瀬が見られることが楽しみです。