肉巻きおにぎりと小芋揚げ/えとがみ-干支神-(犬飼のの/il.yoco)
ドライブ中じっと助手席に座っているのが飽きてきてiPadでお絵描きをしていたら目的地直前で酔った...とグロッキーになり5歳児かと怒られました。とりです。
嫁ちゃんに今度からはトムとジェリーを流すから大人しくしてろと言われました。
超時差noteなのですが、犬飼のの先生の『えとがみ-干支神-』の『お供えの肉巻きおにぎりと小芋揚げ』を作ったきろくです。
俵に握ったご飯を大葉→牛肉で巻いて焼く。お肉は百艶のグルメレポに則って大葉の香りを殺さないように生姜を効かせた甘辛漬け汁で夜のうちに仕込みでジッパーバックでつけておきました。
小芋揚げは里芋を米の研ぎ汁で丁寧に下茹でして味をしてから葛粉をまぶして揚げる。
さく、もち、ほくの幸せ食感のお芋です。
前々から作る計画をしていて、この日のために取っておいたカップ酒を撮影の準備を整えた後取りに行ったらあれ?ない!!
前日に嫁ちゃんが豚バラ軟骨を炊いていたのですが、焼酎がなかったので代わりに使ってしまったそうです。
涙を堪えてコンビニに走って買いに行きました。
豚バラ軟骨はおいしかったです。
竹あみの弁当箱を何度かAmazonのカートに入れたのですが、これは官能童話シリーズのご飯の時に買ったバスケットと違って今後使うかわからない...と悩み購入に至れず。
ふと嫁ちゃんが一年に数回もらってくる高級かりんとうの入れ物が良いのではとひらめき、かりんとうチャンスを狙っていました。
素材やうつわや盛り付けにもできる限りこだわりたいと思いつつ、BLごはんに心血を注ぎすぎて新たなBLを読む資金が減ると本末転倒なのでバランス難しいですね。
心血を注ぎすぎてといいつつ、衝動や寝起きのひらめきで作ってしまい作品読み返して失敗に気づく反省も多々あるので、ちゃんと準備を拵えて作りたいです。
百艶は食べ物のうまい不味いはわかるしそれを愉しむこころもあるけれど、食べたものは全て胸の辺りでかすみになって消えてしまう、と言った時の瞬の一瞬の残念な気持ちにすごく共感しました。
食べたもので人の身体はできていて、愛する人の身体が自分の作ったものでできているのって、あんまり深く考えるタイミングってないかもしれないんですけどやばいですよね。語彙力消滅してますが。
食事は命に関わる行為なので人の作ったものを口に入れるのって結構信頼関係がないと容易でないなと思っています。
例えばお昼に作ってもらった食事をおいしねと笑い合った後、次の食事やお茶に毒を混ぜて相手の命を取ることも可能な行為なので。
BL的に考えると何度も身体を重ねるうちに身体が作り変わっていくという描写がありますが、食事も作って食べてもらったもので髪や爪、肌の艶ハリが変化したり骨肉になって命を繋いでいくものなので濡れ場と同じくらい、BLに出てくる食事のシーンにはおもいいれがあります。
理由はまあこれにはかぎらないのですが。
肉巻きおにぎり以外にも、百艶が嫉妬を燃やして一味を大量に仕込んだ天むすを持ち帰って作った天茶もすごくおいしそう。
一味を仕込んだことをちゃんと自首して瞬とお店のことを守った上で、店では出せなかった天むすを家に持ち帰ってお出汁をかけて山葵を食べるところまで書かれていて、犬飼先生が本当に食事を大切に思われている方なのだなと感じたすごく好きなシーンです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?