ピーマンとセロリのカレー/料理男子の愛情レシピ(犬飼のの/香林セージ)
※ネタバレ含みます。
農協に行ったらピーマンが20個入り100円で買えたので、犬飼のの先生の『料理男子の愛情レシピ』から『ピーマンとセロリのカレー』を作りました。
攻が受のお家を訪問して一緒に作る予定だったカレーですが、受の元彼襲来ののちめちゃめちゃ愛し合ってしまい作中で作っているところまではなかったけれど、めちゃめちゃ愛し合ったあとに作ったはずのカレーです。
料理教室講師の受と生徒の攻がほのぼのお料理しながら愛を育む作品かな〜と思わせるほんわりした表紙ですが、尽くし性故に年上のダメンズに苦労してきて拗らせている受と明るい爽やかイケメンだけど実はシビアな家庭事情を抱えた攻の割とシリアスありな現代BL。
お料理しながら愛は育むのでおいしそうな家庭料理レシピ満載。攻の思い入れ深いレモンの効いたサーモンのマリネとイカの塩辛も作ってみたいです。
現代BLでどちらかがゲイでノンケの相手に気後れしたり身を引く展開はよくあって、このお話の受は攻の事情を知ってしまうアクシデントもあって身を引くわけですが、攻に別れを告げるのに当て馬に協力してもらって不埒なフリをする展開はシビアな事情をかかえた攻に中々な仕打ちだなあと思ってしまいました。それでも受に待ってます、と言える真っ直ぐすぎる攻、男前です。
自分も10年くらい前はノンケやバイの子とワンチャン両思いになれたとしてもやっぱり異性と歩む人生選ぶのが当たり前の幸せだよねとかその方が正しいとか思っていたので、その後の当て馬の受くんはゲイなのにゲイ差別激しいよねに続く部分はちょっとぐさりとくるものがありました。
攻めの大事な人たち喪った悲しみはなくならなくても淋しさはこれからを一緒に過ごす大事な人といることで埋まっていって、受けの拗らせたゲイコンプもそんなこと考えなくていいくらい2人でいられることが幸せ、になるといいなと思います。
今はもう何が当たり前とも正しいとも思わないです。嫁ちゃんと一緒になった人生がハッピーなので。
ファンタジーな世界観のBLや現実ではあり得ないエロティックすぎる世界を見せてくれるBLもたのしいですが、BLファンタジーはあれど、生身っぽい男と男のラブが見られる現代BL、好きです。
ピーマンとセロリのカレー
ピーマン 8個
セロリ(茎) 1〜2本
玉ねぎ 1/2こ
カレールー 1/2箱
油
①玉ねぎは細かめのみじん切りにする。スライサーにかけたピーマンもみじん切りにする。セロリはすりおろす。
②油を敷いた鍋で玉ねぎを透き通るまで炒める。
③ピーマンを入れてしんなりしたら、セロリと水を加えて沸騰したら、ルーを入れ蓋をして弱火で10分煮込む。
※セロリ菜は角切りにしたトマトとノンオイルツナ、塩胡椒、レモン汁、オリーブオイルひとまわしで和えてサラダに。
※種とワタごとピーマン使ってます。気になる人は取り除いて。
ピーマンを刻みながら何故か小指をざっくりやってしまい、嫁ちゃんにハイドロコロイドの絆創膏買ってきてと泣きつきました。
そんなところまで再現するつもりはなかったのに...。
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