歌詞考察 坂道、白を告げて編
お久しぶりです、プリンです!
近況報告と致しましては、やっと卒論を書き終えました(パチパチパチパチ)
noteだと何千文字すぐにかけちゃうのに卒論だと何ヶ月もかかるし気が進まないの嫌になっちゃった🤷♀️
そう、久しぶりにsumikaの歌詞考察noteなにか書きたいな〜って考えた時に、前Twitterで歌詞考察書いたけどnoteにはまだ書いてなかった坂道が残ってるじゃないか!ということで、今回は「坂道、白を告げて」の歌詞考察に参ろうと思います🤍
「坂道、白を告げて」は『SALLY e.p』に収録されている曲で、最近では2019年のWonder Bridgeのアンコールで演奏された曲。
(いやー、初めて入った時のアンコの入のドラムで心臓出るかと思ったよね、、、)
私の中でsumikaの中の大好き曲ランキング1.2位(Amber、rem.が拮抗)を争うこの曲の歌詞考察にどうぞお付き合いください、、、
1.タイトル
まず、なぜ「坂道」なのか。sumikaの歌詞の深堀にあたって欠かせない参考書ことeggman及びNikkiによると、スタジオジブリの『耳をすませば』という映画がこの曲のモチーフになっているからだ。坂道を上ったときと下るときの感情って明らかに変化が生まれている。
全部引用やないかーーーー!というか、このNikkiが本当に神すぎるので全員もう一度読んでほしい。
2.歌詞考察
お前歌詞ばっかで全然メロディーについて語らねえな!と幾度となく思われていると思うが、如何せん音楽初心者なので全く音楽用語が分からないのです、、、
しかしながら、この「坂道、白を告げて」イントロから1番にかけてが好きすぎる。
高鳴るようなギターとドラム、1番のここぞ!とばかりに綺麗なピアノのメロディ!!!
sumikaの𝑳𝒐𝒗𝒆 𝒔𝒐 𝒔𝒘𝒆𝒆𝒕と私は心の中で呼んでいる!!!恋が始まっちゃう!!!!
この曲では「奇跡」という単語が幾度となくでてくるが、その「奇跡」の使い方によって主人公の置かれている立場、感情が変化していると考える。「奇跡」という単語が出てきたら、オッ!と目をつけてみてほしい。
「星空と街の灯り点けて」という歌詞があまりにもロマンチックすぎる。私の中のイメージは神戸の摩耶山の夜景。
この辺りで1番高い場所に連れ出す=地元の友達なんだろうなー
星空と街の灯りを「つけて」、格好を「つけたら」。環境をあたかも自分が用意しましたかのような言い方をしているのが可愛い。頑張って下調べしたんだねえ(泣
eggmanのインタビューに書いてあったが、「君の顔」ではなく「右顔」にすることで、好きな人が今左隣にいるという位置関係、そしてまだよそよそしい関係を示しているのだという。
言われてみれば、sumikaの音楽は情景が細かくて小説のように頭でイメージ出来るようなストーリーが多い。そこには聞き手が俯瞰するための要素が細かく散りばめられているんだよね、、、、凄いや(小並)
「左の温度が続きますように」という祈りの後に、ピアノのグリッサンドが流れる。
グリッサンドは流れ星で、「奇跡」(=告白が成功すること)が起こることを示唆しているのではないか、と考える。
ここで出てきました!!「耳をすませば」!!!
五感を研ぎ澄ませないと、聞こえない音、気づかないものがある。
視覚「横目で見る星」、触覚「左の温度」、聴覚「鼓動の音」。 緊張している主人公くんにとって、全てが別物だったんだろうな(別の歌!?)
「1秒に3回も脈を打つ」のところでドラムが3連符になる所が好きすぎる。(てか全体的にバロンさんのドラム優勝)
1秒に3回も脈を打つ=BPM180ぐらい。
数年前にこの曲のBPMがどれくらいなんだろうか?って調べてみた時に、大体BPM180ぐらいで思わず声が出た思い出がある。
この曲は主人公くんのBPMなのか、、、、めちゃくちゃ早いな、、、、
ここでいうイントロは導入部という意味だと思う。
先程この曲は主人公のBPMなのか、といった文章を書いたが、この曲が主人公くんのストーリーであり、主人公くんもまた体験を曲に例えているのだ。
メタ認知ってやつだ!!!!!
主人公くんが告白まで踏み込めずにウダウダ話している時間=イントロ(導入)なのではないかと考える。
〜間奏〜
間奏を挟んだ後に、「空白を挟んで」の歌詞と曲がリンクしているのがなお良い。
48小節(48×4÷180=大体1分)ぐらいの沈黙が存在した。ここの間奏では、ギターソロが主人公の気持ち、ドラムが鼓動を表しているんだろうなあ。
「そろそろにサビに向かっていかないとな」
ここでいうサビは、
①主人公の体験の中でのサビ(そろそろ告白しなきゃな)
②この曲の上でのサビ
のダブルネーミング。主人公が経験を例えている音楽と、こちら側が俯瞰して聞いている音楽が合致してるの気持ちいい!!!!!!!
全てを伝えるよ〜でドラムが真骨頂を迎えたあとに一旦静かになるの、決意を表していて良い。
ワンブリのバロンさんここでめっちゃ忙しそうだったイメージある。(私あるあるバロンさんが忙しい曲好き:ペルソナ、Late Show等)
ここ、1番では「〜左の温度が続きますようにと」になっている部分に『って』の終助詞が着いている。
「って」には様々な語法があるが、自分の気持ちを強調するために使われているものだと考える。
告白が成功しますようにという強い願い。
ここでも使われる「って」
そして、もう止めないんだっての後に流れるグリッサンド。
ここのグリッサンド(流れ星)で「奇跡が起きた」、告白が成功したんじゃないかと考える。
実は初めて、「この当たりでいちばん高い場所」が丘であったことがわかる。
また、見下ろす、下り坂というワードが初めて出てきたことから、ここではもう既に告白が成功した後の世界線なのではないかと思う。
そして、「〜もう素敵な」の後に流れるグリッサンド。ここでは流星とともに坂を下ることが示唆されているのではないかと考える。
今まで「奇跡を祈る」だった歌詞が「奇跡が生まれて」になっている。
また今まで弱気な「バレちゃいそうな」も「バレても気にしないよ」に変化していることから、主人公くんの見える視界は明るくなったのであろう。
告白成功おめでとう😭😭
3.おわり
坂道を昇るような、鼓動を表すようなドラム。主人公が例える曲とリンクしている音楽、宇宙を彷彿とさせるシンセ。そして、主人公の見ている景色、心情全部を想像出来る歌詞。全部好きすぎるんやーーー!!!
そういえば、この曲では直接「告白」という言葉が出てきてない。坂道(を登り)、白を告げて(下る)というタイトルだからこそスっと受け入れられるのでは無いか。
この曲のアウトロ、片岡さんのウォウォ〜イェイェイ〜(?)もそうだけど、イントロとはまた違うポップ感があって主人公がはしゃいでるのが目に見えて可愛いよね、、、
どこをどうとってもやっぱり好きだなー!坂道、白を告げて。
さいごにsumikaへ、映像化待ってます。
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