歌詞考察 FUN編

1.2.3で切り裂いて 

4.5.6.7であなたまで

8.9で抱きついて

10で入って抜ける

ライブの時、1〜5はそのまま☝〜🖐でハンドジェスチャー出来るけど、その後両手使うタイプか広げた指を折るタイプかで分かれる曲ですね〜〜

ちなみに私は指を折る派。

本日は新世界オリハルコンに収録されているFUNの歌詞考察にお付き合い下さい。

1.歌詞考察

結論から言うと、これは曲作りからファンの耳に届くまでの過程を描いた楽曲だと思う。

また思考する　意味のないことにまた思考する

また思考する　また試行する

そこで泣いていた

また試行する　また思考する　

ひねるノブから溢れ出す　

シェイキーシャイワールド　

僕の六畳半抜け出すよ　ベイベー

"六畳間隅っこのベッド"  （リフレイン）

"独りの六畳はやたら苦しいな"（茜色の群青）

片岡健太がよく使っていた"六畳"というワードは、彼だけのスペースだったり、生活感が溢れているのが共通点だと思う。

彼が思考して試行してまた思考して、、をし続けた部屋の作業場から、やっと作り出した音楽（シェイキーシャイワールド）がドアノブを開けて、外に出た。

（サビ）
1.2.3で切り裂いて
4.5.6.7であなたまで
8.9で抱きついて
10で入って抜ける

1.2.3のその先は
今宵も素敵なあなただけ
抱きついて入って抜けていった

1〜3のステップで、（作り上げた音楽が） 
あなたまでの道筋を切って開いて
4〜7であなたまで（届いて）
8.9で（あなたに）抱きついて
10で（耳に）入って抜ける

あなた（リスナー）に（音楽が）抱きついて入って抜ける

また試行する 意味のない事ね。

また思考する また試行する から試奏する 夜は更けていた

これはちょっと戻ってサビの前の段階

"試行する"'試奏する"と言う単語から、曲作りに悩みながらもなんとか頭の中のイメージを、音にして曲を作り上げていく姿が窺える。

缶が６本　電気コード８本

つける予定のないタバコのハード

ノブは６本　うちの１本から抜け出すのはベイベー

（めっちゃ個人的解釈）

思考して、試行して、試奏して、、を繰り返していくうちに夢中になっていて時間が経過した。

六畳間の部屋の中には、飲み干した缶が6本散らかり、ギターを繋いだ電気コードも8本絡まっている。
なんなら吸わないタバコの箱も目の前にある。

家の中には6個ドアがあり、そのうちの1つ、玄関のドアを開いて、時間をかけて作り出した音楽が世に放たれていく。

1.2.3で切り裂いて　4.5.6.7であなたまで

8.9で抱きついて  10で入って抜ける

1.2.3のその先は今宵も素敵なあなただけ

抱きついて入って透けていった

１番のサビと比べてみると、

抜けていった⇨透けていった　に変化している。

完全に音楽が耳から抜けていった　のではなく、


あなたの耳や頭の中に何かしらの形で滞在した。

と言う変化があったのではないか？

1.2.3で切り裂いて　4飛び越えて

8.9で抱きついて  10で入って抜ける

1.2.3のその先は今宵も素敵なあなただけ

振り向いてもっと

1.2.3で切り裂いて　4.5.6.7であなたまで

8.9で抱きついて  10で入って抜ける

1.2.3のその先で　晴れて私はあなただね

昨日と違うあなたで

あなたへ

1〜3、4〜7、8〜9、10のステップを踏んで、私（音楽）はあなた（リスナー）の一部になることができた。

"自分達の音楽が届く前のあなた"と"自分達の音楽が届いた後のあなた"は違う

（音楽を聴いてくれた）あなたへ

2.FUN

この曲には、僕、あなた、私　という３つの主語が登場する。

僕＝曲や歌詞の作者

あなた＝リスナー、ファン

私＝作り出された音楽

なのだと思う。

また、FUNには楽しいという意味があるので、あなたの元まで届く曲作りが楽しい！という意味の曲だと思う。

ちょ、まてよ（cvキムタク）

FUN（ファン）って言葉、楽しいの意味以外にさっき見なかった？？？

あなた＝リスナー、ファン

片岡健太は、ライブのMCでも"ファンのみんな"じゃなくて、「あなたが〜｣という様に一人一人にフォーカスを当てて会話をしてくれる。

この曲の"あなた"も"ファンの1人"にフォーカスしている、、、？

つまり、"FUN"は"楽しい"と"ファン"のダブルネーミングなのではないか。

というのがわたしなりの歌詞解釈だ。

3.まとめ

いやーかなり難しい。

片岡健太の思考回路を理解しようとすることがそもそも愚かなんだけど、私の中のこの曲のイメージが、今読んでくれてる"あなた"が描く曲の世界感に影響を少しでも与えられたら嬉しい。（某氏を真似するな）

あとこの曲の間奏、

"ギターヒーロー隼之介！！"から、片岡健太と隼さんがそれぞれお立ち台に立ってギターかき鳴らしてる姿は日本のツインタワーです。

これ、今度のテストに出ます。覚えておくように。