夜逃げ同然の引っ越しに向けて見積もりを取る
2021年6月7日(別居決行:23日前)。
悩みに悩んで、大きな荷物と別居決行当日にしか動かせないものは、引っ越し業者に頼むことにしました。
自宅にあるもののほとんどが、大きな物から小物まで8割くらいが私の所有物です。最初は最低限のものだけ持ち出せれば良いと思っていましたが、置いていきたくないという気持ちがどんどん強くなっていきました。
特に元夫の目の敵にされ続けてきたピアノは破壊される可能性が高いので、絶対に持ち出したいと思いました。
そこで、2件の引っ越し業者に見積もりに来てもらいました。
もしもこの日に元夫が在宅なら、見積もりをドタキャンして延期する旨も了承してもらっていましたが、無事に迎えることができました。
事前に事情は簡単に伝えていました。普通の引っ越しではないこと、夜逃げ同然の引っ越しであることを。
ドン引きされるかなと思ったのですが、そういうケースの引っ越しもたまに扱うので慣れているので大丈夫だと言われました。
なぜ引っ越し業者に頼むことを悩んでいたのか?
これまでもマンションでは何件か出入りがありましたが、事前に掲示板に「○○号室が◎月△日に転居します」とお知らせが貼られていました。
もしも貼り紙なんてされてしまったら、元夫の目にも留まってしまうし、全てが終わりです。
世帯全員が転居するなら当然、管理会社への連絡は避けられないのですが、今回は世帯の一部です(しかも世帯主は残留する)。
そうは言っても、エレベーターを2時間くらい使用することになるので、報告した方が良いだろうなとは思いました。でも報告すれば元夫にバレることになるかもしれません。
それなら荷物は自力で運べるだけにして、あとは諦めるべきなのかと悩んでいました。
見積もりに来てもらった業者のうち、逃げる案件にも慣れていると言った方の業者に頼むことにしました。
もし別居決行日に元夫が在宅だったらその日は中止、別日に仕切り直すしかありません。引っ越しの当日のキャンセル料は見積もりの50%かかるそうです。
別居の決行日の日程は賭けのようなもの
別居の決行日は2021年6月30日、予備日は7月9日に決めました。
この日は第2子が高校の創立記念日で休校なのと、元夫が出社する率が高い曜日だったからです。
元夫の帰宅時間はばらつきがあり、たまに夕方の早い時間に帰ってくることがありました。そこで15時を完全退出の目標にし、13時に引っ越し業者に来てもらうことになりました。
ほとんどのものを当日、箱に詰めていくことになります。荷造りを手伝ってもらえるオプションもありますが、置いていくものと持ち出すものがある場合は作業員にはその判断が難しくなるため、今回はこのオプションは推奨できないとのこと。
当日の朝7時頃から作業を開始したとしても、引っ越し業者が到着する13時までに私1人で荷造りするのは不可能です。第2子と2人でなら、なんとかできるか、それでもぎりぎりかなと思いました。
管理会社への連絡をどうするべきか?
引っ越し業者からは管理会社へは伝えておいて欲しいと言われました。理由として、引っ越しトラックを停めるスペースの問題などもあるので、他の住民とトラブルにならないようにしたいということでした。
事情を話して、事前に周知しない方法(当日に知らせるなど)を取ってもらえば良いのでは?と言われましたが、あまり気が進みませんでした。
引っ越し自体が当日にならなければ決行できるかどうかも分からない状態です。早朝から管理会社に連絡がつくのか?という点も引っ掛かりました。
この数日後に弁護士に2回目の相談に行くのですが、法律の観点からはどうなのかを聞いてみました。弁護士の回答は「管理会社に知らせなくても法的には問題無い」でした。
昼間でマンションの住人は、ほぼいない時間帯。大きな迷惑を掛けることにはならないだろうと、管理会社への連絡はしないことに決めました。