まさかの遭遇、電車で鉢合わせる

2021年8月2日（離婚成立：162日前 / 別居決行：33日後）。
なんで今日も出社しないといけないのかと、光回線工事をすっぽかされた怒りが収まらないまま、家を出発しました。この日は数分遅くなってしまい、いつもより1本遅い電車に乗りました。
これが運命を分ける結果になってしまいました。

私は電車に乗ると、スマホで今日の業務の予定などを確認するのが日課になっていました。
その日もいつもと同じように出入り口のすぐ横のシートに座り、いつもと同じように無防備にスマホに目を向けていました。

最悪の偶然

ところがこの日は、私が利用する駅より1つ先の駅、マンションの最寄り駅からなんと元夫が乗車してきたのです。私はスマホばかり見ていたので、気付くのが遅れ、気付いた時には私の目の前に元夫が立っていました。

最悪だ。心拍数は爆上がり、変な汗も出るし、すぐにでも電車を降りたい。
元夫は6:20頃には出社するし、移動手段が自転車だったので、この時間帯に電車の中で遭遇することは、まず考えられませんでした。完全に油断していました。

元夫は私に話しかけてきました。
健康保険の手続きや家具がどうこう言っていましたが、よく聞き取れず。その後もずっと何か言っていたのですがそれも全く聞き取れず。本能的に私の耳がシャットアウトしたのかもしれません。

弁護士にも言われているし、もう元夫の顔も見たくない何も話したくないと思っていたので、何を話し掛けられてもスマホから目を反らさず、無視を決め込んでいました。
そのうち元夫は私から少し離れた場所へ移動していきました。比較的空いていた電車内で私の目の前にずっと立って、顔を伏せ気味にしている私に一方的に話しかけている様子は、周りから見たら不自然に見えたことでしょう。

私の勤務先の最寄り駅に着きました。元夫は降りた気配が無いので、まだ乗っているはずです。怖くて元夫の方を見ることができませんでした。私が降りるところを多分というか、絶対に見られたと思います。勤務先エリアがばれてしまったなと思いました。

私の勤務先はビルの中だし、周辺はオフィスビルだらけなので、会社まで突き止められることはないだろうとは思いましたが、走って逃げました。殴られたり、怒鳴られたり、刺されたりしなくて良かった。一緒の駅で降りなかったことも不幸中の幸いでした。

降車後、走って逃げました。精神的にぐったり、メンタルもどん底。まともに働ける気がせず、帰りたいと思いましたが、そのまま勤務先へ向かいました。

電車を1本遅らせたのが大失敗でした。そもそも今日、私が電車に乗らなければならなかったのはなぜか？それは光回線工事をすっぽかされたからです。
そのせいで遭遇してしまったし、おおよその居住地や勤務先エリアもばれてしまったと思います。どう責任取ってくれるんだ？怒りが最高潮に達しました。

光回線工事、まさかの発注ミス

昼休みになって、光回線のサポートセンターに電話してみましたが、相変わらず繋がりません。
電話が繋がらないイライラに加えて、元夫に遭遇してしまったのも光回線工事のせい。イライラは何倍にもなっていました。

それならばと大元の運営会社の方に電話してみることにしたのですが、こちらはワンコールで繋がりました。昨日もそこへ電話すれば良かったと思いました。

光回線工事の予約を取っていたのに、すっぽかされた。これは誰が悪いのか？なぜこんなことになったのか？はっきりさせて、報告するように要求しました。
そして、早急に工事に来させるように、できれば今日中に来させるように、と強く言いました。

しばらくして入電があり、まさかの報告をされました。

予約を受けておきながら、なんと工事業者に発注するのを忘れていたらしいのです。本当にもう信じられない。
そして今日中の回線工事の対応は難しくて、最短で8月7日になります？と。何言ってるの？
私には何の過失もなく、全てがそちらの責任。なぜまた待たなければならない？と不満をぶちまけ、どんなに遅くとも8月5日までにはなんとかするようにと要求しました。

そして8月5日に工事日が決まりました。もしもまたすっぽかされた時に連絡が付かないと困るから、前日までに工事担当者の電話番号を教えるようにも追加で要求しました。

もし最初からまともな業者だったら

三度目の正直。8月5日。
この日はきちんと約束通りの時間に工事業者が来ました。そして前回来た工事担当者に壁に穴を開けないと無理だと言われたことを告げると、そんなことはないと言われ、エアコンの穴からケーブルを通して無事に光回線が開通しました。

ということは、7月18日に来た工事担当者が判断を誤ったのか、腕が悪かったのかは分かりませんが、どちらにしてもハズレな担当者だったということは間違いありません。

7月18日に完了できたはずのことを延期させたために、その次（8月1日）は工事をすっぽかされることになりました。そして、そのせいで元夫に遭遇してしまったのです。
予定通りに回線工事ができていれば、こんなことにはならなかったはず。今となっては、笑い話です。