天売島@北海道(2024年8月)
羽幌町3日目。昨日とは打って変わって気持ちのよいピーカンの中、
朝イチのフェリーで天売島へ向かった。
天売島は、学校や飲食店などの町を形成する施設が、焼尻島よりも揃っている感じがした。野鳥天国という名の通り、あちらこちらから、鳥の鳴き声が聞こえてくる(でも姿は見えず)。
歩き始めて、坂道がずっと続くことに気づき(気づくのが遅い)、レンタバイク(原付)を借りれば良かったと後悔。
でも、原付乗ったことないし、滞在時間約4時間しかないし、フェリーターミナルまで徒歩で引き返したら時間が中途半端になる。
で、結局、島の端までは行かずに、島の半分辺りまで歩いて、引き返してきた。
島の中頃にある「天売島フットパス」では、背の高い木も生えているし、焼尻島とは雰囲気が違うなと思っていたら、なんと数十年前に島が深刻な水不足に陥ったため、人口的に水源林が造成されたとのこと。なるほどなー。
気になって、羽幌町フェリーターミナルに戻った後、売店でこんな本を買ってしまった。https://www.amazon.co.jp/森と水と島の話-天売島応援プロジェクトと達人たち-吉井-厚志/dp/4891154225
人による自然保全活動って、成果を感じるのに年月がかかるものだけど、
天売島のような小さな規模だととても分かりやすい。
数十年前の植林が、天売島の今の水源を維持しているんだ。
因みに、焼尻島には簡易発電所があるが、天売島には発電所がないため、
海底ケーブルで、焼尻島から天売島に電気を引いているとのこと。
都会にいると気づかないライフラインの様子が良くわかって面白い。