南昌荘@盛岡市(2024年8月)
日本庭園「南昌荘」は、明治18年頃、盛岡出身の実業家、瀬川安五郎の邸宅として建てられ、現在は、盛岡市生協組合員の共有財産として維持されているそう。
高床式の建物と、芝生のある、明治時代らしい和洋折衷の雰囲気が感じられる素敵な庭園だった。
夏だったせいか、空の青さと、生い茂った緑の深さと、建物内の薄暗さや、間接照明がマッチして、宮沢賢治の童話の中に紛れ込んだみたいだった。
日本庭園の多くは、維持管理できずに、今後消滅していく可能性が高いのだとか。「南昌荘」は生協の所有でありながらも、色々なイベントを開催するなど、集客に力を入れている。
古き良き物は、一度壊したら、ほぼ再現できない。
日本が日本らしくあるために、他の日本庭園も、何らかの形で維持していって欲しいな(言うは易しかもしれないが、、)。