アセット・アロケーション 現金比率20%
私は投資目的は余裕ある老後資金の確保でして海外移住も考えていないので円建て資産の最大化を目的としています。このため、無リスク資産は日本円で、リスク資産はそれ以外の資産としています。
生活防衛資金は別途確保していますが、投資に回している資産のうち20%を日本円としています。正確には日本円の資産は確定給付年金資産を含んでいるのですが、退職時に貰える金額が確定していますのでこれは日本円に含めています。
私が投資資産のうち20%を日本円にしている理由は、リスク資産の暴落時に買い増す余力の確保とリスク資産に投資しないことの機会損失のバランスを考えた結果です。個々人でリスク許容度が異なりますので、程よいバランスは個々人で異なると思いますが、一般的には投資期間が十分とれるのであれば10~30%程度が推奨されているみたいですが、数年間投資をしてきて個人的には20%程度が自分には合っていると思っています。
長期にわたり投資を行うのであれば、暴落は避けられないと思います。ここで、理想的には暴落前にリスク資産について、比較的に下落度合いの少ない資産である米ドルMMF、ディフェンシブ株、債券(国債)に避難させることも考えられますが、上手く危機回避ができない場合もあるかと思いますので、仮に暴落が起きた場合には、以下のようにリバランスすることにより買い増しをしたいと思っています。
まず、基本PFとして日本円を20%保有しておき、暴落(50%下落を想定)が発生したとします。この場合、資産合計は1,000から600へと40%減少しますが、10%分だけ下落のインパクトを緩和してくれます。ここで、現金比率を20%に保つためにリバランスを実施し80だけリスク資産を買い増すイメージです。実際に暴落が来た時にこのようにリバランスできるのか?という気持ちもあります。ただ、コロナの暴落の際にリバランスした結果、今があり市場で生き残っていますので、次に暴落来てもなんとかなるんじゃないかと楽観視していますw