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【1】一緒にいると楽しい人、疲れる人【本要約】

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【こんな人におすすめの本】
・一緒にいて楽しい人の話し方や行動の習慣、考え方を知りたい人。
・一緒にいて楽しい人になりたい。
・会話がはずむ人になりたい。
・気持ちのいい人になりたい。

〜第1章〜

⑴会話がはずむ人になるには?

【結論】聞き上手より、しゃべらせ上手になれ。

人にお節介気味に「こうした方がいいよ」「仕事ってこうなのよ」なんてはっと気がつくと相手は心ここにあらず。みたいな教えたがりになっていませんか?

しかし、自分が喋ってばかりではダメだと考えて「彼氏はいるの?」「仕事は楽しい?」と付け焼き刃の早質問をすると「あ、はい・・・」なんて言われて、引き気味になられてしまいます。

話がはずむ人になるには「面白い話をしなければいけない」とか「沈黙の間を作ってはいけない」と思いがちですがそんなことはありません。

大切なのは、相手にしゃべらせることです。人間は自分に興味を持って話を聞いてくれる人のことを好きになります。その為の方法をご紹介します。

【相手にしゃべらせるテクニック3つ】

①感情でリアクションせよ
自分の反応が薄い。あるいは的外れだと、会話は全く弾みません。言葉でどう返すかよりも、「面白い」「嬉しい」「驚いた」「楽しい」と言った感情のリアクションが相手が興味を持って聞いてくれていると感じるのです。
表情と言葉でオーバーに感情を表現すると良いです。

②すぐに相手に話を振れ
自分の話をするよりも、相手に話を振ることに心がけると会話は上手くいきます。おすすめは「〇〇さんは、こういう時、どうしていますか?」「〇〇さんは、どう思いますか?」「〇〇さんは、そういうことないですか?」と言った形で相手に話を振りましょう。

③相手が「話して楽しくなる話題を」を探せ
相手が好きなこと、得意なこと、成功したこと、興味があること、夢中になっていることを聞かれると人は楽しくなります。なぜなら、人間は自分の話をしたい生き物だからです。相手のスイッチが入る話題を見つけたらそこを質問し、あとはそれに関連して深堀した質問をすると相手は気持ちよく話すことができます。その為に相手の楽しいことや好きなことを観察することが重要です。


⑵自分のことを話すときは、相手の話にリンクさせる

「相手に気分よく話をしてもらう」というのは、自分がなるべく話さないようにするということではありません。相手ばかり喋っていては、こちらもだんだん疲れてきます。相手もだんだん先細りします。

とはいえ、いきなり「私、〜が得意なんですよ」「〜が好きで」なんて話しても、相手に興味のないことなら意味がないです。そんな時は相手の話にリンクさせると良いです。

話している相手が温泉好きだとわかったら
「とっておきの温泉があるんだよ」
「温泉の後のコーヒー牛乳が好きでね」
「温泉っていえば、昔、こんなことがあってね」

このように「温泉」というキーワードにリンクさせ、自分の中にある情報を話します。これが相手の話にリンクさせることです。


⑶会話の基本は相手に好意を持つこと

会話がはずむかどうかは、話が上手いかどうかもありますが、一番大切なのは、相手を好きになることです。「この人、好きだな。面白いな」という気持ちが伝われば、自然に話ははずみ大抵の人間関係は上手くいくはずです。

ただ、相手に好意を持っていても上手く表現できない人は損です。
「話したくないのかな?」「楽しくないのかな?」と思われてしまいます。気持ちを表現するのは難しくありません。「あなたと話がしたいから」「あなたと仲良くなりたい」という気持ちを表現するには次の3つのことを意識してください。

①繰り返し相手の名前を呼ぶこと
人は自分の名前を呼ばれると大切にされていると思うもの。初めて会った人でも、名前を教えてもらったら「私は〇〇ですけど、〇〇さんはどうですか」「〇〇さんの声は素敵ですね」というように質問や会話の中に、どんどん名前を盛り込んでいきましょう。名前はその人にとって一番大事な言葉です。呼ばれたら、相手に好意や親近感を持つのは当然です。

②楽しそうに笑顔で話すこと。微笑むこと。
相手に笑顔になってもらうには、自分から笑顔になること。ニコニコと微笑みながら話をすると、その場は和らぎ、相手も話しやすくなり、自然に会話がはずみます。反対に、相手が無表情や無反応なら、話していても疲れます。無理な愛想笑いをする必要はありませんが、微笑むことなら誰でもできることです。

③共感と感嘆の相槌を打つこと
上手く話さなくても「わあ」「まあ」「へえ」など感嘆の言葉を使う。また、「私もそう思います」「わかります」「そうそう」と共感の相槌を打つこと。これらを組み合わせることで相手は気持ちよくなって話をしてくれるでしょう。「名前・笑顔・あいづち」を実践しているうちに、自分も気持ちよくなる効果があるのです。


⑷会話のきっかけは、当たり障りの無いことからでいい

人見知り、初対面での会話の切り出し方がわからない人は多いでしょう。
しかし、そんなに難しく考えることはありません。
気の利いた話、中身のある話をしないというわけではありません。

一番手っ取り早い会話は、天気や季節の話です。
ただし、さりげなく「自分の話」や「相手に振る質問」を織り交ぜるのがポイントです。

具体例
「今日は冷えますね。私、南国育ちなので、寒いのが苦手で・・・」
「ここに来るとき、桜が咲いているのを見たんですよ。この時期に珍しいですよね。」
「この会場、素敵ですね。食事も美味しいし、ランチにも使えそうですね」
「ブルーのワンピースがお似合いですね。私もワンピース大好きなんです」

このように「視界に入ってきたもの」から思いついたものを言ってみるのも良いでしょう。「今朝、ニュースで聞いたこと」「電車の中で見かけたこと」「その場の雰囲気から感じたこと」など、自分が見たり聞いたり感じたりしたことを素直に話すことで、自分についても知ってもらえるはずです。
会話の始まりは、小さな勇気と自己開示から。

「あなたと話たい」という気持ちが伝われば十分です。


⑸楽しい会話は会う前から始まっている

会話は会って話す前から始まっています。
むしろ、会話がはずむかどうかは準備次第と言っても過言ではありません。
結論からいうと、「観察」と「情報収集」会う前からすることが重要です。

観察とは、
相手をちゃんと見て、髪切った?とか相手の雰囲気や服、アクセサリー、小物、クセ、表情などを観察しそれを褒めることで相手に喜んでもらえます。

情報収集とは、
昨年はSNS、ブログ、ネット検索などで多くの情報が得られます。また、書籍や古い雑誌記事からでも得れる情報もあります。働いている会社、出身地情報、趣味、年齢、学歴、経歴、などネットで調べられる情報は多岐に渡ります。事前情報があるとさまざまな点で会話が盛り上がる会話ができるようになるのです。


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