【150系】トヨタ ランドクルーザープラドの選び方(グレード・ボディカラー・メーカーOPについて)
~近年人気市場のSUVの頂点、ランドクルーザー~
近年人気のSUVですが、その頂上とも言えるランドクルーザーはBJ型から数えて、トヨタでは最も息の長いモデルです。また悪路での信頼性は世界的な名声を得ており、世界的な人気を持つ一台です。道路事情が良いといえる日本では性能をフルに発揮する場面は少ないですが、走破性や硬派なデザインに憧れる者は多く存在。今回記事になっているランドクルーザープラド(以下、プラド)はランドクルーザーから小型化・低廉化した弟分で、サイズ感は当時流行していた三菱パジェロを意識したもので、長年の競合関係にありました。
あえてプラドを選ぶ理由
プラドの魅力は以下の2点。
・維持費
・日本の道路事情に合ったサイズ
ランドクルーザーは国内最大級のV8、4.6Lのハイオク仕様のエンジンを搭載しています。その上燃費も低く、ランニングコストが非常にかかります。
一方、プラドは2.7Lのレギュラー仕様のガソリンエンジンもしくは2.8Lのディーゼルエンジンを搭載し、燃費に関してもまだ経済的です。また、道路の狭い日本の道路事情においてはランドクルーザーより小型のプラドであっても、十分大きな部類ですのでプラドの方が日本の道路事情にマッチしていると言えます。
グレードは絶対的に"TX系"
プラドには3グレード構成で、エントリーグレードの”TX”と上級装備をまとめた”TX Lパッケージ”のTX系が2つ、クリーンディーゼルエンジン仕様のみの最上級グレードの”TZ-G”となります。この中でTZ-Gを除外している理由はプラドの人気がガソリン車に集中しており、TZ-Gはディーゼルエンジンのみの設定になるためです。
ディーゼル車は燃費とパワーの面でアドバンテージがありますが、約67万円の価格差と定期的に尿素水(アドブルー)を交換する手間とコストを考えると、手軽なガソリン車の方が魅力的ではないでしょうか。
TX”Lパッケージ”とTXとの価格差(ガソリン車7人乗りで比較)は約52万円とかなり大きく、元値も安価ではないプラドだからこそTXも併せて検討しておきましょう。
TXは高級感こそ劣りますが、逆にかつてのランドクルーザーを彷彿させる道具感を感じられる部分もあり、特に、手軽さと故障リスクの少ない手動スライド式シートや木目調が廃されたオーナメントは人によってはかなり魅力を感じる部分だと思います。
しかし、ステアリングやシフトノブはウレタンですのでここは本革にアップグレードしておきたいです。(ステアリングに関してはディーラーオプションでは木目調しか設定がありませんが、TX"Lパッケージ"用のものが流用可能です。)
またTXは、安全拡張に関するメーカーオプションが一部削減されている部分もありますが、リセールへの影響が大きいムーンルーフ、ルーフレールなど最低限は設定されており、セーフティセンスなど最低限度の安全性は備わっているため、逆にオプションを選ぶ手間が減ってここは楽かもしれません。
内装色は"ニュートラルベージュ"
内装色にはブラックとニュートラルベージュの2色がありますが、ランドクルーザーシリーズではベージュ系が人気となる傾向があります。現在の動向については調査できていませんが、ベージュ内装はリセールで優位になるという話も一時期聞きましたのでそれらが影響していると思います。
また、ランドクルーザーに詳しい方はベージュ内装を選んでいる印象が私にはあります。
オプションについて
プラドに装備しておくべきメーカーオプションは
・ムーンルーフ
・ルーフレール(ブラック)
・19インチ切削アルミ ※TX”Lパッケージ”のみ
あとは必要であれば"寒冷地仕様"を選択しておきましょう。
特にムーンルーフ装着車の人気は高く、場合によっては元値以上の価値となる場合があります。
ルーフレールにはディーラーオプションのもの(シルバー)もありますが、これはリセールへのプラス要素は無いので注意してください。
そして19インチ切削アルミに関してはオプション価格の税込¥66,000に対して、取引は高価でされている人気パーツですから、メーカーオプションで予め装備しておいた方が得策だと言えます。
ヤフオクより。かなり高額で取引されていることが分かる
まとめ
~選択肢が非常に豊富な分、難しさもある~
プラドは、グレード数は少ないもののエンジンや色、オプションなどで非常にバリエーションが豊富です。国内外で需要の高いクルマだからこそ、リセールには期待できるわけですが、それには選択の慎重性が伴います。よって、手間がかかる部分こそありますが、その分調べがいがあったり、所有する価値、見て得られる楽しみもあるという魅力を持った車です。
よろしければサポートもよろしくお願いします