【和製MINI?】ミニの雰囲気を手軽に味わえる現行軽自動車
唯一無二の存在感。ミニ
ミニはミニクーパーの呼称で一般化していますが、ミニクーパーは正式にスポーツタイプに与えられた名称。(他に現行ではミニワン、BMC時代はミニメイフェア、ミニケンジントンがある)
今のBMWとなったミニはデザインがウリですが、かつてのBMC時代の初代は、小さくても広い車をスペース効率の良いFFでそれを実現したという名車。
技術が成熟した今はデザインの自由度は上がりましたが、初代のあのスタイルは限られた制約ゆえのものだったと思うと、感慨深くないですか?
そんなミニはコレクションに加えたくなるような魅力を持ち合わせていますよね。(筆者は最近あることがきっかけで一気にミニに興味を持った)
ただそんなミニは輸入車なので当然、価格と維持費が高くなってしまうことがネック。
そんなミニの雰囲気を何とか手軽に味わう方法がないか、和製MINIというべき、似た雰囲気とコンセプトを持つ車、しかも手軽にということで軽自動車を紹介します。
ミニに似た雰囲気を持つ軽自動車
ダイハツ キャストスタイル
https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cast/03_exterior.htm
まずダイハツのキャストスタイルですが、台形のグリルをはじめとして、似ていますよね。それもそのはず、キャストスタイルは車格こそ違いますが、かつて販売していたミラジーノと同じコンセプトを持つ実質的な後継車で、このミラジーノがミニに非常に似ていたため、必然と似てしまうわけです。
キャスト自体は2015年にムーヴの派生車種として登場し、クロスオーバースタイルのアクティバ、スポーティなスポーツの3モデルでしたが、今はこのスタイルのみにまとまっています。
https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cast/04_interior.htm
内装はベースとなったムーヴ同様、割と落ち着いたデザインですが上位グレードでは、木目を感じさせる色づかいや合皮シートに変更され、洒落た印象に。またディーラーオプションの木目調パネルも必見である。
https://www.daihatsu.co.jp/accessory/cast/interior.htm
ホンダ N-ONE
https://www.honda.co.jp/N-ONE/
ホンダN-ONEのグリルは独自性があり、似てこそいませんが、全体的なシルエットや雰囲気からはミニを感じさせます。それはこのN-ONEもキャストスタイルと似た理由で、N-ONEがホンダの名車N360をオマージュしたからです。このN360は初代のミニと同じ、FFを採用したスペース効率を重要視したことから酷似したプロポーションを持っていました。
N360についてはここでは語り切れないほどの魅力がある名車なので、是非ググってみてほしい。。
N-ONEは2012年に登場。人気はN-BOXやN-WGNにすっかり隠れてしまっているが、ホンダのイメージリーダーとして重要な役割を担っている。今年初頭に一時生産終了になったが、まもなくフルモデルチェンジして復活を果たす。見た目の変化こそ小さいですが、6速MTが設定されるなど間違いなくそれはフルモデルチェンジ。
https://www.honda.co.jp/N-ONE/
内装キャストスタイルより、シンプルに徹したような印象ですが、この潔さが今の時代では逆に個性的。メーターパネルの形状が凝ったものになっていることと軽では珍しいセパレートタイプに注目してみてほしい。
N-ONEはキャストスタイルと違い、グレードで設定色が異なり、印象的な赤はオリジナルグレード、深緑はプレミアムグレード、黄色、オレンジはRSグレードに設定される限定色で、グレード別の限定色を選ぶことで、所有するよろこびを掻き立てそう。先代で好評だった2トーンカラーでは一気にミニクーパー感が強まる。
軽の中で重要な役割を果たす
軽自動車自体はホンダN-BOXのようなハイト系が主流で、このようなモデルはその人気に隠れた存在になっていますが、ミニが欲しいけど維持費等が気になる人に対してはありがたい車であると言える。ミニをあきらめてしまう前に一度、この手のモデルを検討してみることで、選択肢は大きく拡がってくる。
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