【一部改良・スズキ ハスラー】装備が充実した新仕様の変更箇所をレビュー
2019年末に現行の2代目が登場し、翌20年の特別仕様車「Jスタイル」の登場に次いで、初めて改良が実施された改良モデルが22年5月9日に発表されました。(TVCMも同時公開)
今回の変更は装備の充実化と新特別仕様車「JスタイルⅡ」
一部改良されたとはいえ、今回では内外装のデザイン変更や、期待されていた電子パーキングブレーキの追加などはされず、装備の充実化や既存ボディカラーの変更、2トーン仕様の一部配色変更、そして特別仕様車の新仕様「JスタイルⅡ」の登場にとどまっています。
↓「JスタイルⅡ」の記事はコチラ
【変更内容① 装備の追加】
今回の一部改良では、グレードごとに以下の装備が追加されました。
エントリーグレード「ハイブリッドG」
・アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付き)
・車線逸脱抑制機能
(メーカーOP)・LEDヘッドライト
ターボモデル「ハイブリッドG ターボ」
・LEDヘッドライト(標準装備化)
上級グレード「ハイブリッドX」
・アダプティブクルーズコントロール(全車速追従機能付き)
・車線逸脱抑制機能
・USB電源ソケット(2個)
・時間調整付き間欠フロントワイパー
ターボモデル「ハイブリッドX ターボ」
上記、下2点に加え
・ルーフレール(標準装備化)
主なトピックは、自然吸気(NA)グレードにもアダプティブクルーズコントロールと車線逸脱抑制機能が追加され、NAとターボによる運転支援機能の性能差が無くなりました。そして、ひそかに自動ブレーキをはじめとした安全支援機能を非装備とするグレードも廃止されたことで、全グレードで標準装備になりました。
外観や機能的な面では、エントリーグレード「ハイブリッドG」系では、LEDヘッドライトが初設定(NAはMOP、ターボは標準装備)され、上級グレード「ハイブリッドX」系に迫る外観と安全性に加え、「ハイブリッドG」系の装備の簡略化(フェンダーマーカーや鉄チンなど)によるシンプル・レトロを両立し魅力UP。「ハイブリッドX ターボ」では、前作の特別仕様車「Jスタイル」に特別装備されていた「ルーフレール」が標準装備され、ノーマルの(メッキ等の装飾を控えた)シンプルな外観と、SUVらしい力強さとギア感がより高まりました。(ただし洗車は面倒に…笑)
【変更内容② ボディカラーの変更】
こちらは、新色の追加はもちろんのこと、2トーン車は2トーンの箇所が前後バンパーにも拡大され、ホワイトの2トーン仕様が全て廃止され、ソフトベージュに置換されました。
ラインナップは以下の通りで
(新)・コーラルオレンジM × ソフトベージュ
(新)・オフブルーM × ソフトベージュ
(新)・クールカーキPM × ソフトベージュ
(新)・アクティブイエロー × ソフトベージュ (ルーフが「ホワイト」→「ソフトベージュ」に変更)
(新)・ピュアホワイトP × ガンM
・バーミリオンオレンジ × ガンM
・デニムブルーM × ガンM
・フェニックスレッドP × ガンM
・オフブルーM
・シフォンアイボリーM
・クールカーキPM
・ピュアホワイトP
・ブルーイッシュブラックP3
と、ホワイト2トーン仕様のソフトベージュへの置換に伴い、ハイブリッドG系の鉄チンもホワイトからソフトベージュに変更されました。ホワイトの2トーン仕様は初代の登場以来、ずっと採用されていたので割と大胆な変更ですが、キャンバス地みたいな温もりが感じられる色合いで、ルーフの塗り分け面積が増えた現行ハスラーに質感的な面からも非常に合っている印象。
その他、チアフルピンクMが廃止され、ワゴンRスマイルの新色&訴求色のコーラルオレンジMに置換、21年10月頃に廃止されていたブリスクブルーMはオフブルーで埋め合わせられ、特別仕様車「Jスタイル」や先代でも人気が高かったと思われるパールホワイトとカーキの2トーン仕様が追加されました。(モノトーンの設定色は無変更)
↓
(上が現行登場時(19年)、下が今回の改良時(22年)。フロントとリアバンパーも配色が変わっている)
画像:(上)https://www.suzuki.co.jp/release/a/2019/1224/ / (下)https://www.suzuki.co.jp/release/a/2022/0509/
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