【トヨタ ランドクルーザー300】日本時間深夜2時半に中東にてワールドプレミア! 内外装デザインなど見どころ
モデルチェンジは約14年ぶり
様々なメディアでも報じられていましたが、本日(10日)日本時間2:30より、ランドクルーザー(300系)がYouTube上にて30分程度、ワールドプレミアされました。
これまでに何度も鮮明な姿で目撃されていたが…
ランクル300は世界的に注目が高いモデルでありながらも、これまでに何度もカモフラージュなしの鮮明な姿で内外装がスパイショットされ、流出していました。
ランクル300は ”進化と継承” がテーマ
今回のランクル300はまさに、200からの正常進化をテーマのもと、200系はもちろんこれまでのランクルが培ってきたブランドやノウハウを惜しみなく投入し、それを時代に合わせて正常に進化させることを命題にしたモデルチェンジになっています。
そういう意味でも、ワールドプレミアのライブ内では、走破性を中心に高い評価を獲得してきた 80系 を強く意識しているとのことで、その通り、外装の無骨さと洗練さが調和している辺りは、まさに80系のルーツを感じられます。
GR系も世界初公開
そして、300系にはトヨタのスポーツブランド「GR」系グレードも設定されるとのことで、こちらは世界初公開となりました。(ちなみに内装は発表前に流出しており、ブラックとレッドを採用した内装色になることが判明していたが、今回はそこについては触れられていなかった。)
フロントは「U字」が特徴的
フロントはまさにトヨタの重要なモデル・ブランドだけに、変えるところは変えるが、無理に手を加えていないスタンスで”進化と継承”を体現したフェイスになっていて、グリルまわりのU字型のガーニッシュとそれを際立たせているダクトが特徴的。これは黒系のカラーだとまた異なった雰囲気で新しいデザイン言語といえそう。そして、上下方向をはじめ全体的にボリュームアップさせながらも、ヘッドライトは逆に薄型化し、ポジションライトも一の字から、L字にアップデートしているところも注目ポイント。
そしてGR系は、フロントグリルがL字型ポジションランプと一体感を持たせたスポーティな造形に変化されるだけでなく、中央にはあえてトヨタのCIエンブレムではなく、USトヨタのスポーツモデルでもお馴染みの、往年の「TOYOTA」エンブレムを大きく配置したスポーティと懐かしさが同居した形状に。このグリルは地味に流行りそう。そして、下回りやドアミラー、ドアノブにはブラックが用いられていて、スポーツ仕様なのに逆にオフロードテイストが強く、よりタフな印象に。
そして、デザインが3種類用意されているんですね。
左側が、最上級の「ZX」系、右側が「GR」系、そして中央が恐らく、廉価・中級グレードのフェイスなのだと推察します。(ちなみに今回は中央のデザインはライブでは(私の記憶だと)ほとんど登場せず、強いて言えばこの写真くらい)
廉価・中級グレードとなるであろうタイプのデザインは、特徴的なU字型アーチを排したかわりにダクトの部分が大型化されていて、「ZX」系がラグジュアリーだとすれば、これはランクルの本質感を極めた無骨な印象。
ただ、グレードで顔がはっきりと分けられていたりするのは、人によっては勘弁してほしいかもしれないですね。
サイドは”さっぱり系”
サイドも、正常進化というにふさわしい進化具合で、リヤクォーターウィンドウが上下方向に大きく絞り込まれる形状に変更されていますね。これにより、スタイリッシュとトレンディさを演出するのに成功しています。また、メッキモールも下部から全周に拡大し、太い造形に変更されたことで、ラグジュアリー感はもちろん、特徴的なウィンドウグラフィックを色の系統問わず堪能できるのも良いですね。
そして、ミラーはウィンドウ付けから、ドア付けに。運転時の視界が確保されるだけでなく、スマートに。リアはより垂直に切り落とされたシルエットが、ボクシーかつ3列目の居住性がアップした印象。
リヤは「U字」&スマート
エクステリアの中で、最も先代を色濃く残している印象を受けるリヤも変わるところは変わっており、テールライトが上下方向に薄く、フロントライトと統一性を持たせていると同時にスタイリッシュに。そして、発光面は先代のなんとなく奇抜なものから一転、シンプルにU字に発光させることで、精悍さと力強さを兼ね備えた形状。
そして、グレードによって異なるかもしれないが、フルLED化されたこともトピックで、最上級グレードは U字型テール下の部分にシーケンシャルウィンカー、その下にLEDタイプのバックランプとリアフォグ(これは寒冷地仕様のみ?)の二層構造になることが確定。ブレーキランプは外側のユニットのU字テール内側が、ブロック形状に4ヶ所点灯するのを確認。
また、ナンバープレート上のメッキガーニッシュが廃止になっており、その中にあったエンブレムが独立する形で、中央に大きく「LAND CRUISER」と目立つように配置されるようになったことで、より陸の絶対王者感強めのリヤビューになったことも、小さい変更ではありながら、大きく印象が変化。
一方、ランクルの特徴である 7:3分割式の上下に開閉する特殊なバックドアは引き続き採用しているとみられるものの、別のメディアでは、上に一体でフルオープンしている画像が見られ、もしかすると全跳ね上げ式と7:3上下分割式が選択できる、日産セレナのデュアルバックドアのような技術が採用されるのかもしれません。
インテリアは昨今のトヨタトレンドに従う
公開されたインテリアは中東地域で人気の高いベージュ系で、中央の操作部が堂々としたゴツめの形状に。(ゴツさでは現行プラドの前期・中期に近いテイストかも)
ステアリングはこれまでの高級車でおなじみの4本スポークと決別し、ハイラックスにも似た新デザインのゴツめ3本スポークに。そして、中央には大型モニター、エアコン、操作パネルと続く、最近のトヨタの高級車のトレンドに準じたレイアウトで、シフトレバーも従来のゲート式から、ストレート式に変更され、ここも最近のトヨタのトレンドに準じたよう。
さらに、真ん中あたりはもちろんのこと、助手席にグローブボックスもより大きく開きそうで特徴的な新形状。
3列目は床下収納式に変更
こちら、3列目を収納時の画像ですが、収納方法がミニバンのような跳ね上げ式から、プラドと同様、床下収納式になったのも大きいポイントです。これまでの200系の跳ね上げ収納式はどこか中途半端というか、微妙な点がありましたので、このようにスマートに収格納できる点は、この手の車種では非常に評価できますね。
8人乗り→7人乗りに?
そして、2列目以降のシートですが、注目すべきは3列目で、これまで中央にあったヘッドレストとシートベルトのバックルがより中央によっていることから、実際のところは分かりませんが、8人乗りから7人乗りに変更された可能性が高い模様。
とはいっても、ランクルがミニバンと同じ8人乗りというのも、少々驚きで、居住性を重視した代わりに、7人乗りに割り切ったようにも感じられます。
デビューは8月?
同時に公式公開されたティザーサイトには「SUMMER 2021 DEBUT」という記載があり、今夏登場は確実です。
しかし、その下には ”LAND CRUISER 70th BIRTHDAYまで” という名目でカウントダウンが始まっており、そこを照らし合わせると ちょうど8月1日。その日は
初代(BJ型)の登場から70周年 = ランクル誕生70周年
の日なんですね。なので、そこに綺麗にタイミングよくぶつけてくるのではないか?と見ています。
そして、いくつかのメディアからも 8月1日 に登場 という情報がちらほら見られることからも
2021 年 8 月 1 日
に登場する説が非常に濃厚なのではないでしょうか。。。
世界的なネームバリューを誇る車種の14年ぶりのモデルチェンジ だけに非常に楽しみではありますね👍
この300系のデザインは以前から非常に楽しみにしていたのですが、上手いことまとめてきた印象です。特に、最初はフロントのU字型のガーニッシュに違和感を感じましたが、見慣れるとなかなかカッコよく思え、U字型のない方が何か物足りなく感じてくるほど、新しいデザイン言語はなかなか秀逸で、初見で「んっ?」と思わせるものの、見慣れるとカッコよく感じた人も多いのではないでしょうか。そういうところはトヨタは上手く、毎度、感心させられます
おわり。
この記事に使用した全画像元: トヨタ自動車株式会社 公式企業サイト(https://global.toyota/jp/)
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