【150系】トヨタ ランドクルーザープラドに設定された特別仕様車

トヨタが世界を代表するオフロード車ランドクルーザーの弟分、ランドクルーザープラド。150系は統合となったハイラックスサーフの役割も兼ねて2009年に登場しているわけですが、特別仕様車が3度登場していましたのでそれらを振り返ります。
なお本記事は、各特別仕様車の概要と自身の見解で構成しています。

設定された特別仕様車

①TX“Argento Cross (2014年8月)

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出典:トヨタ自動車株式会社
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/21793608.html

この年はランドクルーザー誕生30周年のアニバーサリーイヤーで、それを記念した特別仕様車です。同時に70系が1年限定で復活していました。

特別装備(ベース:TX)

・17インチアルミホイール(ダークメタリック塗装)
・専用ルーフレール(シルバー×ブラック)
・エアロサイドステップ(シルバー塗装)
・専用ファブリックシート(ブラック×ホワイト)
・インストルメントパネル(幾何学調)
・クルーズコントロール
・専用スマートキー
・専用キーボックス
・専用本革車検証ケース

ボディカラー

ブラック
アティチュードブラックマイカ
ブロンズマイカメタリック
シルバーメタリック
ホワイトパールクリスタルシャイン

ディーゼル車の設定がまだ無かったため、ガソリン車のみで5人乗りと7人乗りの設定があります。

~メインカラーのブロンズマイカメタリックが非常に似合う一台に~
スタイリッシュな白と黒がコンビネーションした内装もそうですが、ブラックとシルバーをコンビネーションしたルーフレールやダークグレーメタリック塗装のホイールが足回りの力強さを感じさせます。そして、クルーズコントロールが装備されている点も高評価。また、ベースがベーシックグレードのTXであることから、機能性の高さをストレートに表現している点も魅力です。
しかし、ステアリングはそのままウレタンなので、ここは本革にアップグレードしておきたいというのが感想です。

②TX"Lパッケージ・G-FRONTIER" (2016年8月)

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出典:トヨタ自動車株式会社
https://global.toyota/jp/detail/13295732

トヨタ店創立70周年を記念して設定された特別仕様車です。
名称のG-FRONTIERは、トヨタ店のブランドイメージ「フロンティアへ 人を、地域を、もっと笑顔に」から、「G」はグローバルで活躍するクルマということから「Global」の頭文字に由来しています。
ということもあり、レッドウッドカラーのシートは海外仕様で設定されていたものをモチーフとしています。

特別装備(ベース:TX"Lパッケージ")

・18インチアルミホイール(スーパークロームメタリック塗装)
・専用ルーフレール(シルバー×ブラック)
・エアロサイドステップ(シルバー塗装)
・専用本革シート(レッドウッド)
・オーナメント(メタル調)
・シフトノブ(ブラック)
・専用本革車検証ケース

ボディカラー

ヴィンテージブラウンパールクリスタルシャイン(特別設定色)
ブラック
アティチュードブラックマイカ
レッドマイカメタリック
ブロンズマイカメタリック
ホワイトパールクリスタルシャイン

ガソリン車とディーゼル車共に設定され、7人乗りのみの設定です。

~ベースとは異なったアプローチで高級感が高まった一台に~
前作のアルジェントクロスよりもさらに差別化が図られ、専用色のシートは特別感が非常に高いです。またスーパークロームメタリック塗装の18アルミホイールは特別感と同時に力強さを感じさせてくれる装備となっているため、ここが個人的に一番の魅力です。そして、やけに主張の激しかった木目調パネルが廃されている点も機能性を求める私にとっては大変好印象です。また、ベースがガソリンエンジン車では上級グレードのTX"Lパッケージ"に変更されたことから、質感は格段に向上しています。
また、専用色のヴィンテージブラウンは、プラドには意外性のある色だと思うのですが、オフロード感と高級感が同時に演出でき、結果としてマッチしている色だと思います。またキラキラ感が強く、色味が非常に魅力的です。
定番の白や黒と比較すると人気こそ低いですが、候補には入れたい一色です。

③TX"Lパッケージ・Black Edition" (2020年8月)

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出典:トヨタ自動車株式会社
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/33210277.html

後期型にマイナーチェンジされて初の特別仕様車です。
今回も前回同様、TX"Lパッケージ"をベースにブラックのアクセントを取り入れています。今までの特別仕様車は内装に専用シートが与えられていましたが、それらを省く代わりに外装中心に手が入っています。

特別装備(ベース:TX"Lパッケージ")

・専用18インチアルミホイール(ブラック塗装)
・漆黒メッキ加飾 グリル/ヘッドランプ/バックドアガーニッシュ
・アウターミラー(ブラック塗装)
・専用ルーフレール(ブラック塗装)
・専用フォグランプベゼル(ブラック塗装)
・オーナメント(シルバー塗装)
・センタークラスターパネル(ブラック塗装)

ボディカラー

スーパーホワイトⅡ
ホワイトパールクリスタルシャイン
シルバーメタリック
グレーメタリック
ブラック
アティチュードブラックマイカ
ブラッキッシュアゲハガラスフレーク
レッドマイカメタリック
アバンギャルドブロンズメタリック

ガソリン車とディーゼル車共に設定され、5人乗りと7人乗りが選択できます。

~カスタム度合いの高い一台。TXにも設定求む!~
ブラックを施したカスタム色の強い外装が特徴で、特に専用のフォグランプベゼルはベースの印象から大きく変化を与えていますし、3つの特別仕様車中では最も外装変更度合いが高いです。また中期型の上位グレードに設定されていた18インチホイールと同形状だと思われる専用の18インチホイールも足回りの力強さを表現しています。内装も専用のパネルに変更することで一気に印象が変わり、まさにワイルドとスタイリッシュの両方を併せ持つ特別仕様車になっています。総じて、アルジェントクロスに近いコンセプトもあるように感じます。ですので、是非TXにも設定してほしいと思います。
専用色はないものの、ベース同様に全9色が設定されているボディカラーは、ブラックのアクセントによって印象がガラッと変わる点がポイントですが、特に白系だとコントラストがはっきりして新鮮な印象があり、黒系の場合は沈んだ感じのソリッドな格好良さがあると思います。

~すべて充実感の高い仕様に~
以上3つが設定された特別仕様車になるのですが、いずれも価格重視のモデルというよりかは、特別装備満載のスペシャル仕様となっており充実感の高い仕様になっています。特にダーク系の塗装を多用し高い走破性を表現している仕様になっているのではないかと思います。

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