婚活はなぜこんなにも難しくなったのか
うちで結婚した会員様たちの最大の特徴
振り返るとうちで成婚退会していかれた多くの会員さんたちの最大の共通特徴は、「結婚相手への条件がなかった人」だったことに気が付いております(笑)彼ら彼女らは、お見合いでも交際でも、「楽しかった」「自然と名前で呼び合えてラクチンに過ごせた」など、なんとも和やかで微笑ましく、どこか「やさしさ」がある婚活報告を受けて、そしてそんなに長いこと在籍せず成婚していきます。
ご入会の面談でも条件やこだわりを多く語らない、というかそこにはフォーカスしていない、そういう人たちが成婚していきます。
婚活市場では女性が余っている現状について
婚活市場は完全に「女性余り」になっています。
男性も相談所に入られたり何かしらの婚活をしていますが、途中で婚活市場から撤退してしまう人も少なくないのです。そして女性はなんだかんだといいながらずるずると婚活市場に残り続けている人も。
この現象が起こる理由は、スペックだけでほぼ判断されて、会えば会ったでたった1時間か2時間の初対面の相手に緊張しているなか、ちょっとスマートにふるまえなかっただけで文句ばかり並べてくる女性たちに辟易した男性が、疲れ果てて撤退していくからです。
結果、婚活市場オンナ余りの時代なのです。
婚活ビジネスのやりかたが婚活を難しく窮屈なものにした
そもそも婚活ってやれ年収だの職業だの身長だの容姿だのと、普通に結婚したいだけの人に対してあまりにも厳しすぎるのではないでしょうか。
恋愛だったらどうですか。「この人いいな」が先にきて、あとから年収や仕事がきませんか。なのに婚活となると先に条件が見えてしまうからでしょうが、そうはいきません。
世の婚活女性はいつからこのような特性を持ったのでしょうか。
それは、婚活ビジネスがそうさせたと私は思っています。
例えば、婚活パーティーの費用ひとつみてもそうです。男性が8000円、女性は1000円とか、ともすると女性は無料という内容もありますよね。いくらなんでも違いすぎます。
なぜ同じように出会いを求めて参加するパーティーで男女の費用差がこれほどまでにあるのでしょうか。出会いを求めるということに関しては同等です。せめて譲って「男性5000円、女性3000円」くらいでしょう。
この現象が、女性にあぐらをかかせて勘違いさせてしまい、まるで男性が「商品」でその商品を見極める女性が「お客様」、みたいなおかしな図式が出来上がりました。女性は「お客様」ですから品定めをするし文句もつけるということです。
さらに煽るマスコミの洗脳を信じ切り、刷り込まれたスペックを気にするあまり目の前の人を「減点」でしか見られなくなってしまったのです。
結果、どうでしょうか。
男性は去り、去ったあとの市場に結婚できない女性を量産することになりました。
自分はどうなのか?という目線を少しは持とう
これはもう常日頃から会員さんたちに男女関係なく話すことでもありますが、「他人のこという前に自分はどうかを考えよう」ということです。これができる人は結婚できるし、不思議とこれができる人はそもそも人を減点で見てないですが。
顔が好みじゃないという女性がいますが、お相手の男性だってそう思っているかもしれないですから。自分がどれほどのものかを今一度冷静に振り返る、それは自分を卑下することではなく、正しい「自分の立ち位置」を把握しておくということは、とても大切なことなのです。
結局愛される女性には「やさしさ」がある
減点方式、文句ばかり、年収や身長に条件をつける、ちょっと気に入らないことをされただけでダメだと決めつける、他人と比較したり、過剰に嫉妬したり、過剰に自分を卑下する、うまくいかないことへの怒りを抱くなど、どれも残念ながら婚活市場に蔓延する負のエネルギーです。
これらのエネルギーはどれもとても「怖くて殺伐としたもの」です。
こんなところから愛にあふれたものは生まれるはずがありません。
結婚はその後どうなるかはさておき、最初で最後の決め手は「愛」です。
愛は優しいものです。
だから結婚できる人は、その熱量はさておき、基本的に優しいのです。
女性には「やさしさ」が大事です。男性や自分以外のものに対する大らかさ。それこそ女性の魅力でもあります。
身の程をわきまえて、人の良いところを見て、優しい気持ちで相手に接する。成婚退会していく人たちは、みんなこういう人たちです(^^♪