紙選びが悩ましい【pure life diary2025 制作日記②】
pure life diary開発者の井上ゆかりです。
pure life diaryはインタビューやアンケート、SNSなどでユーザーのみなさんの感想や要望をお伺いしながら、みなさんと一緒に育てている手帳です。そこで、2025年版の手帳制作の過程や私たちの想いをもっと発信して共有したいと思い、「pure life diary2025 制作日記」と題してnoteに記録していきます。
▽ 過去の日記
前回は、この写真部分にあたるデイリーページ。ウィークリースタイル(見開き1ページに7日分が書ける仕様)にするのはどうかな?とお伝えしました。(ページ数を減らせる分、紙を分厚くできたり、ワーク部分の内容を強化できるというメリットがあります。)
2024年版をお使いの方限定のLINEやnoteでご意見を寄せてくださったみなさん、ありがとうございます!
など、さまざまな感想・ご要望をいただきました。
いやー、ほんとに悩みますね…。
ちなみに、ウィークリースタイルにするとしたら、こんなイメージです。
書くスペースの面積は、既存のスタイルより少しだけ小さくなります。文字だけ書くなら許容の範囲ですし、1週間を1ページで見渡せるのはふりかえりのときにも便利ですね。一方で今までのような余白がない分、デコレーションやシールを楽しんでいる方などは窮屈に感じるかもしれません。
昨日は、印刷会社さまから、冊子の見本が届きました。
中身は真っ白の状態で製本されたもので、「この紙を使ってこのページ数にすると、こんな感じに仕上がりますよ」と確認することができます。(印刷を発注したあとは修正できないので、事前に確認できるところはできるだけシミュレーションをして、仕様を決めていきます。)
今回は
①2024年版に使用している上質紙のもう一段階分厚い紙を使用したもの
②重量を抑えられる別の紙を使用したもの
の2種類の紙を用いて、272ページバージョンと288ページバージョンそれぞれの見本をつくっていただきました。
・紙の厚さ(印刷の裏抜け、ペンの裏抜け)
・手帳全体の厚みと重量
・書き心地
の3点を踏まえて、総合的に判断していきます。
いくつかペンを使って試し書きをしたところ、①②どちらも、2024年版より紙が分厚い分、裏移りの軽減は期待できそうです。
ただ、②は軽量化できる分紙の繊維が荒く筆記性が下がるとのことで、確かに実際に書いてみると、ペンがにじんだり、水性のインクははじいて乾きにくい印象でした。
ということで、書き心地の観点では①がよさそうです。
※ほぼ日手帳などで使用されていて人気が高いトモエリバーは、実は去年の時点で1度検討していました。他の手帳と違いフルカラーにしているpure life diaryだと、印刷の裏抜けが目立ったので採用を見送り、上質紙を使うことにした、という経緯があります。
ただ、問題は厚みと重量です。
304ページの2024年版と、288ページで紙を分厚くした見本を比べてみると、厚みはほぼ同じ1.6cmほど。体感覚で重さも大差ありませんでした。
つまり、2024年と同じページ数を継続して紙を分厚くすると、けっこう重くなってしまいます。
厚みはおそらく1.8cmほど、重さは430~460gくらいになると予想されます。(※感覚的な予想なので実際の数値と異なる場合があります。)
ちなみに、他社さまの手帳の重さはこんな感じ。
pure life diaryは、手帳の中でもかなりずっしりと重みを感じる仕様になっていて、2024年と同じページ数を継続して紙を分厚くするとそれがさらに増す、ということになります。
「pure lfie diaryは持ち歩きではなく家置き手帳として使う人が多いのでは?
厚みや重さは今のところ気になりません。」というご意見もあって、それも一理あるなと思ったんですよね。
インタビューで使い方を伺った際にも、基本的に1日のはじまりや夜寝る前に書いて、時間が取れるタイミングでワークを書き進める人が多かったので、「家で書いていただく手帳」とあえてご提案するのもありかもしれません。
紙選びとページ数の確定、タイムリミットが迫っていますが、ギリギリまで悩んで決めたいと思います…!
自分にやさしくなって、ありたい自分・なりたい自分を少しずつ叶えていく。これを実現できる手帳にするためには、どれがいいと思いますか?^^
noteにコメントもしくは、公式LINEに気軽にメッセージください^^
(2024年版をお持ちの方は、2024年版限定LINEからでももちろんOKです!)